浦安市議会教育民生常任委員会 北名古屋市行政視察について 2024年5月21日

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 今回、公教育で重要な政策であるコミュニティ・スクールについて視察を行って参りました。

 コミュニティ・スクールとは、保護者や地域の皆さんが参画する学校運営協議会を設置し、地域と学校が連携・協働しながら運営に取り組む学校のことです。学校と地域の皆さんとが、目標やビジョンを共有し、一体となって子供たちを育む、地域とともにある学校づくりが進められています。

 学習指導要領では、「社会に開かれた教育課程」という方針を掲げています。日々の学習活動を進めるにも、地域をはじめとした社会の協力が欠かせません。そんな学習で育った子どもたちが社会人となり、地域・社会づくりに貢献するという好循環も期待されています。

 日本が人口減少社会に突入し、自治体の消滅可能性さえ心配される中、学校と地域・保護者が手を取り合って地域社会と学校教育を担っていくためにも、コミュニティ・スクール導入の促進が求められていると言えます。

 コミュニティ・スクールは、2004年の地方教育行政法改正を機に創設されました。17年に設置が各教育委員会の努力義務となってから大幅に増え、統計のある23年5月現在では全国平均で74.3%の自治体が導入しています。

 そこで浦安市でもコミュニティ・スクールの推進をおこなうべく、先進自治体である北名古屋市を視察させていただきました。

今回の視察で自身が重要と思った点を備忘録として記載すると

➀コミュニティ・スクール立ち上げについては、走り出すまでは、特に教頭先生は大変だという点は免れない。

➁協議会の人員の選定について 
・どうすれば一番こどものためになる地域の協力者の人選を行うかといった点
・また年齢バランスなど、長期的に持続可能な体制を構築すること
・一部の団体等に偏りなく様々なバランスを保つこと

➂教員の負担軽減について
 専門的な知識を持つ学校支援ボランティアの活用や事務担当者についての導入
→東京都三鷹市などが進んでいると話されていました。

④軌道に乗れば、様々な教育活動が活性化し、こどもの成長についてつながる。こどもを通じて地域の輪を広げる。教師力の向上にもつながる。

➄コミュニティ・スクールに限らず、どこの組織もそうだが、人が変われば活性化もするし、停滞もする可能性があり、どうやってバックアップするかは重要である。

最後になりますが、快くお引き受けいただきました北名古屋市様にこの場を借りて御礼を申し上げたいと思います。

2024年05月23日
柳 毅一郎

 

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