令和4年市議会第4回定例会において自由民主党・無所属クラブを代表し、会派代表質疑を行いました。その議事録となります。

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標題の通り自由民主党・無所属クラブを代表し会派代表質疑を行いました。
その内容となります。

動画はこちらから

※代表質疑
現に議題となっている議案等に対しその疑義をただすもので、議題となっている案件がなければ行うことができません。
代表質疑は会派(浦安では所属議員2人以上)の代表議員1名が行います。今回は、自身が会派を代表して質疑を行います。

以下内容概略及び目次となります。

【目次】

件名1 議案第2号 令和4年度浦安市一般会計補正予算(第6号)
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億4,730万円を追加し、歳入歳出予算の総額を705億7,580万円としたものです。

1. 繰越明許について
2.債務負担行為の補正について
3. 物価高騰への対策事業について
 
① 浦安市障害福祉サービス事業所物価高騰対策支援給付金について
② 浦安市介護サービス事業所物価高騰対策支援給付金について
③ 私立保育所・幼稚園等物価高騰支援給付金について
④ 児童手当支給事業(加算分)について
➄ 浦安市公共交通事業者物価高騰対策支援給付金について

4. 市道幹線4号中央分離帯再整備事業について

5. ナラ枯れについて

件名2 議案第8号 浦安市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について
個人情報の保護に関する法律の施行に関し必要な事項を定めるため、制定するものですあり、その内容を質疑しました。
1. 改正の経緯について
2. 主な変更点及び影響について

件名3 議案第13号 浦安市職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例の制定について
地方公務員法の改正に伴い、職員の定年を引き上げ、管理監督職勤務上限年齢制および定年前再任用短時間勤務制を設けるとともに、60歳に達した職員の翌年度以後の給与に関する特例を設けるなどのため、所要の改正を行うものであり、その内容について質疑しました。
1.改正の背景
2.変化する主な事項について

件名4 議案第14号 浦安市自転車の安全利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について
千葉県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例の改正に伴い、自転車利用者の責務について、自転車損害保険などに加入することなどにより自転車に関する交通事故により生じた損害を賠償するため必要な措置をあらかじめ講ずるものとするため、改正を行うものであり、内容について質疑しました。
1.自転車保険の加入を義務とした理由
2.罰則について
3.今後の市の対応について

件名5 議案第18号 指定管理者の指定について(浦安市青少年交流活動センターの指定管理者)
浦安市青少年交流活動センターの指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議決を求めるものであり、内容について質疑しました。
1.指定管理者が変更となった経緯及び影響について

件名6 議案第19号 契約の締結について(美浜中学校校舎建築改修工事)
美浜中学校校舎建築改修工事を行うための工事請負契約について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議決を求めるものであり、その内容について質疑しました。
1.校舎建築改修の経緯について
2. 生徒への影響について

件名7 議案第20号 契約の締結について(総合体育館空調設備改修工事)
総合体育館空調設備改修工事を行うための工事請負契約について、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議決を求めるものであり、内容について質疑をしました。
1.改修の経緯について
2.市民への影響について
3.大規模修繕計画について
4.スケジュールについて

以下、議事録全文となります。

これより会派代表者による総括質疑を許します。
 初めに、自由民主党・無所属クラブ代表、柳 毅一郎君。
     (柳 毅一郎君登壇)

◆(柳毅一郎君) おはようございます。
 議長のお許しをいただきましたので、会派、自由民主党・無所属クラブを代表して、令和4年第4回定例会に上程されました議案に対する総括質疑を行います。
 今回の令和4年第4回定例会には20議案が上程なされており、その内容について、配付されております発言通告書に沿って質疑をさせていただきたいと思います。
 今回の補正予算としては、物価高騰対策が重要なものと考えております。コロナ禍における原油価格・物価高騰などが市民生活に大きな影響を与える中、国は令和4年度の予備費を活用し、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金に電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金を創設し、地方自治体に配分することとしました。今回、浦安市としても、この交付金を財源に何点か新規予算として計上されており、後ほどその内容についてお聞かせ願いたいと存じます。
 それでは、質疑に移ります。
 発言事項1、議案第2号、令和4年度浦安市一般会計補正予算案6号についてでございます。
 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億4,730万円を追加し、歳入歳出予算の総額を705億7,580万円とするものであり、その内容について、各委員会質疑につながるよう行ってまいります。
 まず、要旨1、繰越明許についてです。
 繰越明許は、継続費や債務負担行為が最初から複数年度にわたるものであるのに対し、経費の性質や予算成立後の何らかの理由でその年度内に支出を終わらない見込みがあるものについて、議会の議決を経て、翌年度に限り繰り越して使用できる予算を指します。今回、繰越明許について1点伺わせていただきます。
 公共工事関係についてでございますが、公共工事関係の繰越理由としては、公共工事の工事量の繁閑に大きな差があり、工事の閑散期である4月から6月においては仕事が不足し、公共工事の従事者の処遇に悪影響が出るとか、また、繁忙期である1月から3月においては仕事量が増大することにより建築資材や労働者の確保等、準備、また様々多忙になってくるといったことで、施工時期の平準化等において様々懸念があります。そういったところについて繰り越されるといった理由も考えられますが、今回、昨年度と比較しまして、35款土木費について昨年同時期よりも多くの事業が繰越明許されていると読み取れます。
 その主な要因について、総括的な説明を求めます。
 次に、要旨2、債務負担行為についてでございます。
 先ほど述べた繰越明許費は、当該年度内に事業が終わらず支出が翌年度になってしまう場合、その年度で確保していた予算を翌年度に繰り越すものでございますが、一方、債務負担行為は契約は今年度中に行い、実際の支出は翌年度以降に見込まれるものなど、あらかじめ承認するものでございます。
 今回上程されたものの中で、2点質疑をさせていただければと思いますが、まず第1に、放課後うらっこクラブ運営費の債務負担行為補正の理由について、次に、公園植栽管理業務の債務負担行為補正の理由について、それぞれご答弁をよろしくお願いいたします。
 次に、各種物価高騰への対策についてです。
 要旨3、物価高騰への対策事業について。
 冒頭に申したとおり、昨今の物価高への対策として、エネルギー、食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者や事業者に対し、地域の実情に合わせて必要な支援をきめ細やかに実施する地方公共団体の取組や対策を一層強化するため、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金が政府により創設されました。今回の補正予算においては、この国において創設された交付金を活用し、支援策を具体的に予算化したものであります。
 今回、補正予算で計上されている金額としては、1億3,209万9,000円の予算となります。
 今回、この物価高騰への対策として、本市においてもこの交付金を使った独自の予算化がなされております。物価高への対策については市民も関心が高いものと思われますので、まず1問目として、総括的に本市の物価高騰への対策事業について内容を質疑させていただきます。
 次に、個別の事業に係る質疑については同様の趣旨が続くため、以下、一括でお聞きいたします。
 まず、浦安市障害福祉サービス事業所物価高騰対策支援給付金1,200万円について、次に、浦安市介護サービス事業所物価高騰対策支援給付金1,580万円について、次に、私立保育所・幼稚園等物価高騰支援給付金1,125万円について、次に、児童手当支給事業の加算分8,885万9,000円について、最後に浦安市公共交通事業者物価高騰対策支援給付金419万円について、それぞれ事業の具体的な内容及び積算根拠について説明を願います。
 次に、要旨4、市道幹線4号中央分離帯再整備事業について。
 本件は、市道幹線4号中央分離帯再整備事業において、道路通行上の支障となっている老朽化した街路樹を撤去し、車両専用防護柵や立入防止柵を設置して安全対策を行うものでございますが、今回、当該事業を実施するに至った経緯及び事業内容について、そして整備スケジュールについても併せてお答えください。
 要旨5、ナラ枯れについてでございます。
 ナラ枯れとは、カシノナガキクイムシという害虫が媒介する菌が原因となって樹木が集団的に枯れる伝染病であります。被害が拡大すると倒木や景観の悪化などが懸念されます。数年前から市内の複数の場所で被害が確認されており、対応を図るものと考えておりますが、まず、本市の被害の状況について説明を願いたいと思います。
 次に、発言事項2、議案第8号 浦安市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定についてです。
 令和3年5月19日に、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律が公布され、個人情報の保護に関する法律の一部改正が令和5年4月1日から実施されることとなりました。この個人情報保護法に関する法律の一部改正により、全国共通のルールとして、改正後の同法が地方公共団体にも適用されることに伴う条例の制定、改廃となっており、本市においても条例改正を行うところでございます。
 そこで、まず条例制定に際し、個人情報保護法の一部が国で変更となった背景についてご説明願いたいと思います。
 そして主な変更点、また、この改正が与える影響について、概要をご説明願いたいと思います。
 次に、発言事項3、議案第13号 浦安市職員の定年等に関する条例等の一部を改正する等の条例の制定についてでございます。
 地方公務員法の改正に伴い、職員の定年を引上げ、管理監督職の勤務上限年齢制及び定年前再任用短時間勤務制を設けるとともに、60歳に達した職員の翌年度以降の給与に関する特例を設けるなどのため、所要の改正を行うものであり、高齢化が進む中、ベテラン職員の能力や知見を最大限生かし、職員の育成の面でも活躍するためのものであろうかと推察いたしますが、まず、この法改正に至った背景についてご説明を願いたいと思います。
 そして、本市において改正を行った際にどのような影響があるか、見解をお示しください。
 次に、発言事項4、議案第14号 浦安市自転車の安全利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
 全国的に、自転車が加害者となる事故で高額な損害賠償がされる事例が多く発生しております。被害者の救済や加害者の経済的負担の観点から、自転車保険に関してより一層の加入促進を図るため千葉県も対応を進めたと、一般的な理解としても推察するところでございますが、改めて、千葉県として自転車保険の加入を義務とした背景について伺います。
 次に、発言事項5、議案第18号 指定管理者の指定について(浦安市青少年交流活動センターの指定管理者)でございます。
 浦安市青少年交流活動センターの指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により議決を求めるものであり、その内容について、若干ではございますが、質疑させていただきます。
 まず、今回、指定管理者が変更になっておりますが、その経緯について伺います。
 そして、指定管理者の変更による変化についてどのようなことを考えられているのか、その点、当局のお考えをお伺いさせていただきます。
 次に、発言事項6、議案第19号 契約の締結について、美浜中学校校舎建築改修工事を行うための工事請負契約についてでございますが、こちらも議会の議決を求めるものであり、その内容について、いささかではありますが、質疑させていただきます。
 まず、本件は施設の老朽化対応であることは推察しておりますが、改めて今回こちらも、美浜中学校の校舎建築改修工事を行うことになった経緯についてお伺いします。
 そして、工事による生徒たちへの影響について懸念はないか、それぞれお伺いいたします。
 次に、発言事項7、議案第20号 契約の締結について(総合体育館空調設備改修工事)でございます。
 総合体育館については、皆様ご承知のとおり、東京ディズニーリゾートに隣り合う浦安市運動公園にある体育館であります。着工は1993年2月、竣工は1995年7月の地上5階、地下2階でありまして、巨大なメインアリーナを中心に第1武道場、第2武道場、弓道場、トレーニング室などを備える大変立派な施設であり、本市が自慢のできる施設ではないかと思っております。その一方で、今後、その維持・補修等について大きな金額がかかってくることは中長期的に考える必要があります。
 そこで、今回、空調設備改修も全体改修の一部として計上されていると考えますが、まず、総合体育館の老朽化についての見解を踏まえた上で、空調設備改修の経緯をお示ししていただきたいと思います。
 以上、1回目の質疑とさせていただき、以降は質問者席から行わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 市長、内田悦嗣君。
     (市長 内田悦嗣君登壇)

◎市長(内田悦嗣君) おはようございます。
 自由民主党・無所属クラブ、柳 毅一郎議員の総括質疑にお答えいたします。
 私からは議案第2号、物価高騰への対策事業について、詳細につきましては、積算根拠、内容等については後ほど担当よりお答えいたしますので、私のほうからは、総括的な考え方についてご答弁させていただればと思います。
 物価高騰の対策としましては、国においてエネルギー、食料品価格等の物価高騰の影響を受けた生活者や事業者に対し、地域の実情に合わせて必要な支援をきめ細やかに実施するため、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金が創設されるなどの対策が講じられてきたところでございます。
 本市におきましても物価高騰等により市民や事業者への影響が見込まれることから、国や県が行う事業を考慮し、国が推奨する事業メニューを参考としながら、低所得や子育て世帯、保育施設、福祉サービス事業者、また公共交通事業者への負担軽減等を目的に、臨時交付金を活用し、市独自の物価高騰対策事業を実施することとしたものでございます。
 先ほど申し上げたとおり、内容、積算根拠等については担当よりお答えします。
 また、他の質疑につきましても担当よりお答えいたします。

○議長(宝新君) 財務部長。

◎財務部長(泉澤昭一君) 私からは、発言事項1、議案第2号の中から1点お答えいたします。
 要旨1、繰越明許についての中、土木費について、昨年度よりも多くの事業が繰越明許となっているが、その要因についてのお尋ねです。
 土木費の繰越明許につきましては、働き方改革の一環として令和元年に改正された公共工事の品質確保の促進に関する法律に基づき、公共工事の施工時期の平準化を図るため、12月補正に予算を計上するとともに繰越明許費を設定したところでございます。
 また、その他の事業につきましても、千葉県や関係者との協議に時間を要する事業が増えたことによりまして、昨年度に比べ繰越明許費の設定が増加しているということでございます。
 以上でございます。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 私のほうからは5点、質疑にお答えさせていただきます。
 まず1点目、発言事項同じく要旨2、債務負担行為の補正についての中、放課後うらっこクラブ運営費の債務負担行為の補正を行うことになった理由についてというお尋ねでございます。
 放課後うらっこクラブ運営費の債務負担行為の補正を行うこととなった主な理由は、児童育成クラブの入会児童数の増加に伴い児童室を追加したことや、特別な支援が必要となる児童の増加などにより放課後児童支援員を増員する必要が生じたため、経費が増額となったことによるものでございます。
 続きまして要旨変わりまして3、物価高騰への対策事業についての中、私立保育所、幼稚園等物価高騰支援給付金の内容及び積算根拠についてでございます。
 私立保育所や幼稚園等に対する運営費に要する経費の一部を給付するものとして、その内訳としましては、定員規模に応じて定員25人までの13園に5万円、50人までの9園に10万円、100人までの21園に20万円、150人までの5園に30万円、151人以上の10園に40万円を支給するものとし、総額1,125万円を計上したものでございます。
 続きまして、同じく要旨、児童手当支給事業(加算分)における内容と積算根拠でございます。
 本事業につきましては、令和5年1月分の児童手当受給者を対象として、2月支給分に5,000円を加算して支給するもので、支給対象児童を1万7,350人と見込み、補助金として8,675万円、振込手数料として122万1,000円、郵送代として88万8,000円、合計8,885万9,000円を計上いたしました。
 続きまして、発言事項変わって5、議案第18号、要旨1、指定管理者が変更となった経緯及び影響についての中、指定管理者変更の経緯についてでございます。
 青少年交流活動センターにつきましては、現在、アクティオ株式会社が指定管理者となっておりますが、令和4年度末をもって指定管理期間が満了することから、令和5年度以降の指定管理者の公募を本年8月に行ったところ、3者の応募がありました。この3者に対し10月に選定等審査会による審査を実施した結果、提案内容や5年間の指定管理料が他者と比較して優れていた株式会社オーエンスを次期指定管理者の候補として決定したものでございます。
 続いて、要旨同じく指定管理者変更による変化について、どのようなことが考えられるかというお尋ねでございます。
 指定管理者の候補として決定した株式会社オーエンスにつきましては、他の自治体の類似施設において運営実績があり、予約方法の改善提案がなされるなど、宿泊サービスにおいて利用者の利便性向上が図られることが期待されるほか、自主メンテナンスの実施による経費の削減効果などが見込まれております。
 なお、指定管理者の変更によるサービス低下等の影響はないものと考えておりますが、事業者間での引継ぎが円滑に行われるよう、市としても注視してまいります。
 以上でございます。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 私からは、発言事項1、議案第2号の中から4点についてお答えいたします。
 要旨2、債務負担行為の補正についての中、公園植栽管理業務の債務負担行為補正の理由についてのお尋ねです。
 公園植栽管理業務につきましては、当初予算成立後に入札を行っておりましたが、雑草の繁茂が著しい4月に除草作業を行うことが難しいことから、令和4年度内に入札を行い4月に除草作業が実施できるよう、債務負担行為補正を行うものです。
 次に、要旨変わりまして要旨4、市道幹線4号中央分離帯再整備事業についての中、事業を実施するに至った経緯及び事業内容についてのお尋ねです。
 経緯といたしましては、市道幹線4号の東野交差点付近から見明川丁字交差点までの約1.6キロメートルの区間において、中央分離帯の街路樹の車道へのせり出しや横断歩道以外での歩行者の横断など、危険な状態にあることから、市では部分的な横断防止柵設置や支障街路樹の緊急的な剪定等を実施してまいりましたが、抜本的な改善を図るため、中央分離帯の再整備を行うものです。
 事業内容といたしましては、植樹後40年以上が経過し剪定での管理が困難となっている街路樹を撤去するほか、交通安全施設として車両用防護柵や立入防止柵などの設置を行うものです。
 続きまして同じ要旨の中、スケジュールについてのお尋ねです。
 市道幹線4号中央分離帯再整備事業につきましては、令和5年度での実施を予定しておりましたが、公共工事の施工時期の平準化の観点や早急に安全対策を講じる必要があることから、令和4年度に増額補正をし、対象区間全域の設計を行うとともに、東野交差点付近から東海大浦安入口交差点までの工事について、早期発注に取り組みます。
 また、残りの区間につきましても順次整備していきたいと考えております。
 続きまして要旨5、ナラ枯れについての中、本市の公園、緑地などでの被害状況についてのお尋ねです。
 公園でのナラ枯れの被害状況につきましては、中央公園や美浜公園、見明川公園などで約40本、また、緑地や街路樹では湾岸緩衝緑地やシンボルロードで約60本の被害樹木を確認しているところです。
 私からは、以上です。

○議長(宝新君) 福祉部長。

◎福祉部長(高梨誠二君) 私からは、発言事項1、議案第2号の中から2点お答えいたします。
 要旨3、物価高騰への対策事業についての中、浦安市障害福祉サービス事業所物価高騰対策支援給付金について、内容及び積算根拠についてのお尋ねです。
 障害福祉サービス事業所の運営に対する給付金でありまして、内訳としましては、事業所の種別に応じて計画、相談、支援等の相談系サービスの事業所に10万円、居宅介護や生活介護等の居宅・通所系サービスの58事業所に20万円を支給するものとし、総額で1,200万円を計上したものです。
 次に、同じ要旨の中、浦安市介護サービス事業所物価高騰対策支援給付金についての内容及び積算根拠についてのお尋ねです。
 介護サービス事業所の運営に対する給付金でありまして、内訳としましては、事業所の種別や規模に応じて居宅介護支援及び福祉用具の14事業所に10万円、訪問系サービス及び小規模通所系サービスの40事業所に20万円、大規模通所系サービスの12事業所に30万円、居住系サービスの7事業所に40万円を支給するものとして、総額で1,580万円を計上したものです。
 以上でございます。

○議長(宝新君) 都市政策部長。

◎都市政策部長(板橋栄一君) 私からは発言事項1、要旨3の中、浦安市公共交通事業者物価高騰対策支援給付金の内訳及び積算根拠についてお答えをさせていただきます。
 本給付金は、市内の事業所で保有もしくは管理し、運行している事業用自動車の台数に応じ、高速バスや深夜バス等を除く一般路線バス1台当たり2万円、タクシー1台当たり1万円を交付するものです。内訳としましては、バスの2事業者に210万円、個人タクシーを含むタクシーの17事業者に209万円として想定し、総額419万円を計上したものです。
 以上となります。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(山崎勝己君) 私からは、4点お答えいたします。
 初めに発言事項2、議案第8号、要旨1、改正の経緯についての中、条例制定に際し、個人情報保護法が変更となった背景についてのお尋ねです。
 これまで個人情報の保護に関して、全国の地方公共団体等が独自に定めた条例を有しており、個人情報に対する定義や解釈等に差異が生じていることが、医療や災害対策などに向けた個人データの広域連携や利活用を阻む大きな要因の1つと考えられてきたところです。このような背景から、個人情報の保護、利活用に関し全国的な共通ルールを適用することを目的として個人情報の保護に関する法律の改正が行われ、令和5年4月1日以降、国の個人情報保護委員会の所管に一元化されることとなっております。
 この法改正に伴い、本市の個人情報保護制度の運用に関わる一定の事項につきましては、条例に委任及び規定することが許容されております。そのため、今回、浦安市個人情報の保護に関する法律施行条例を制定するものです。
 続きまして要旨2、主な変更点及び影響についての中、変更点、改正が与える影響の概要についてのお尋ねです。
 法改正による主な変更点といたしましては、重大な個人情報の漏えい時において国の個人情報保護委員会への報告、漏えい情報の本人に対する通知の義務が課せられること等が挙げられます。
 また、法改正による影響といたしましては、デジタル社会の進展という状況下において官民を通じた個人情報保護制度の見直しが行われ、個人情報の保護と利活用の両立が図られることが考えられております。
 続きまして、発言事項変わりまして議案第13号、要旨1、改正の背景の中、条例改正に至った背景についてのお尋ねです。
 公務員の定年引上げにつきまして、国では、少子・高齢化が進み生産年齢人口が減少する中で、複雑・高度化する行政課題への的確な対応などの観点から、60歳以降の職員を活用しつつ次の世代にその知識、技術、経験などを継承していく必要があるとの考えから、定年引上げ等のため、令和3年6月に地方公務員法を改正したところです。本市におきましても法改正の趣旨を踏まえて、浦安市職員の定年等に関する条例等の一部を改正するものです。
 続きまして要旨2、変化する主な事項についての中、定年引上げによる影響についてのお尋ねです。
 60歳以降の職員が引き続き働き続けることにより、健康上、人生設計上の理由等により多様な働き方を可能とすることへのニーズが高まるものと考えております。また、財政面におきまして、定年引上げ後の給料月額は60歳時点での給料月額の7割水準とされており、これまでの再任用制度の給料月額と比べて増額していくと見込んでおります。
 以上です。

○議長(宝新君) 市民経済部長。

◎市民経済部長(杉山正毅君) 私からは、発言事項4、議案第14号から1点お答えいたします。
 要旨1、自転車保険の加入を義務とした理由の中、千葉県が自転車保険の加入を義務とした背景についてのお尋ねです。
 千葉県が自転車損害賠償保険の加入を義務づけた背景につきましては、県内の当該保険の加入率が6割程度であり、近年発生する自転車運転者が加害者となる事故では高額な損害賠償請求がされる事例が多く発生しているところです。これらの状況を受け、被害者の救済及び加害者の経済的負担等の観点から、自転車損害賠償保険に関してより一層の加入促進を図るため、条例の一部を改正し、加入を義務化したものでございます。
 以上です。

○議長(宝新君) 教育総務部長。

◎教育総務部長(丸山恵美子君) 私からは、発言事項6、議案第19号から2点お答えいたします。
 要旨1、校舎建築改修の経緯についてのお尋ねです。
 学校校舎につきましては、令和2年度に策定した浦安市学校施設長寿命化計画に基づき、築30年が経過した施設について、施設の安全性の確保や老朽化などに対応するため、順次改修工事を行っているところです。
 美浜中学校につきましては昭和59年度に建設され、37年が経過しており、令和3年度に校舎の点検を行った結果、屋上防水層のはがれや壁面のひび割れなど建物の老朽化が見られたことから、屋上防水、外壁、内装の改修、床や天井の改修、昇降機の補修などの工事を行うものです。
 続きまして要旨2、生徒への影響についてのお尋ねです。
 本工事は、これまでの学校改修工事と同様に、基本的には夏期休業期間を中心に工事を行うスケジュールとなります。詳細な工程につきましては、今後、請負業者や学校と打合せを行い決めていくこととなりますが、夏期及び冬期休業期間だけでは工事を終わらせることはできませんので、授業を行っている期間につきましても、学習活動の妨げとならないよう騒音や振動等、十分配慮しながら工事を進めていきます。
 以上です。

○議長(宝新君) 生涯学習部長。

◎生涯学習部長(増田丈巳君) 私からは、発言事項7、議案第20号から1点お答えいたします。
 総合体育館の改修の経緯についてのご質疑です。
 総合体育館は平成7年の竣工後、27年目を迎え、この間に建築、電気、及び今回改修工事を行う空調設備を含めた機械設備につきましても部品交換等を行いながら維持・保全に努め、施設の運用を図ってきたところです。また、空調設備につきましては、平成27年度に全11系統あるエアハンドリングユニットのうち4系統の更新を行い、今回、残りの7系統のうち、老朽化が著しい4系統と還風機5系統及び自動制御機器の更新を行うものです。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) それぞれご答弁ありがとうございました。
 それでは、2回目の質疑を行います。
 発言事項、議案第2号 令和4年度浦安市一般会計補正予算(第6号)の中、要旨5、ナラ枯れについてでございますが、先ほど答弁として、公園でのナラ枯れあるいは緑地や街路樹のところにそれぞれ被害が出ているということをお示しいただきましたが、その被害状況を受けて今回補正予算を計上していると思いますけれども、今後、市がどのようなことをやるのか、補正予算後の対応についてお伺いしたいと思います。
 次に、発言事項4、議案第14号 浦安市自転車の安全利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。
 先ほど千葉県として自転車保険の加入を義務とした背景について、こちらもご説明をいただきましたが、関連で何点か質疑をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 今回「義務」という名称がございますが、こちらについて、保険加入をしないことについて罰則等、何かございますでしょうか。どのような見解か、出されている見解をお示しください。
 そして、条例施行後の市の対応についてです。この条例ができて、市として具体的に何をしていくのかお示しいただければと思います。
 次に、発言事項7、議案第20号 契約の締結について(総合体育館空調設備改修工事)でございます。
 こちらも先ほどご答弁、ありがとうございました。
 こちらについては、やはり利用者も大変多い施設でございますので、今回の工事が総合体育館の利用者へ与える影響等を聞かせていただきたいと思います。具体的な質疑の内容として、まず、個人による市民への影響について、例えばこちら、工事が行われることによって何か利用の制限がかかるといったことがあるのか、そういったことも含め、可能であれば答えていただければと思います。
 次に、実施計画で示されております、総合体育館の老朽化に計画的な修繕をしようという形で方針が示されておるところでございますが、この大規模修繕計画について、まず概要を説明していただきながら、今回の工事は今後、大規模改修に必要となる改修工事のうちどの程度施設維持において重要なのか、説明を願いたいと思います。
 そして最後に、スケジュールについてでございます。
 工事による市民への影響についても聞きましたが、どのように具体的にこの工事が進行するか、利用者にとっても関心が高いのではないかと思いますので、今回、総合体育館空調設備改修工事のスケジュールについて、確認のためお伺いさせていただきます。
 以上、2回目とさせていただきます。こちらもよろしくご答弁をお願いします。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 私からは、議案第2号の中から1点についてお答えいたします。
 要旨5、ナラ枯れについての中、被害樹木への今後の対応といったお尋ねです。
 ナラ枯れにより枯死した樹木につきましては、内部にナラ菌を媒介するカシノナガキクイムシが繁殖しているため、樹木を伐採し、粉砕及び焼却処分を行います。また、ナラ枯れの被害につきましては全国的には令和2年度に急増し、その後、減少している状況ですが、今後もパトロールや調査を行い、状況の把握に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 市民経済部長。

◎市民経済部長(杉山正毅君) 私からは、議案第14号から2点お答えいたします。
 要旨2、罰則についての中、保険加入しないことで罰則の見解についてのお尋ねでございます。
 千葉県の条例同様、保険未加入者に対する罰則はありませんが、被害者のみならずご自身やご家族を守るため、自転車損害賠償保険に加入していただきたいと考えております。
 次に、要旨3、今後の市の対応についての中、条例施行後の対応についてのお尋ねです。
 条例施行後の対応としましては、市広報紙、ホームページ、ツイッターなどを活用しての広報活動を行うほか、自転車小売業者などと連携しチラシなどを配布するとともに、浦安警察署や関係団体と行う早朝指導や自転車安全指導において、保険の加入促進に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 生涯学習部長。

◎生涯学習部長(増田丈巳君) 私からは、議案第20号から3点お答えいたします。
 まず、市民への影響というお尋ねです。
 工事による市民への影響につきましては、空調機器の各系統ごとの部屋が約1か月半程度使用できない予定です。具体的には、サブアリーナ、多目的室、トレーニング室、エントランスの一部となります。また、メインアリーナ系統は休館日を利用し改修を行う予定ですが、体育館棟及びプール棟の全てがそれぞれ1週間程度、また、全館使用停止期間が3日程度を予定しております。時期的には、令和6年1月から7月までの範囲内で使用の制限が出る見込みとなっております。
 続きまして大規模改修計画について、その概要と施設維持について、今回のこの工事が重要なのかというようなお尋ねです。
 大規模修繕計画については、社会体育施設の計画的な修繕や改修を行うため、建築物及び設備の現況調査を行い、劣化度を評価した上で修繕や改修の必要性を判断するものです。また、調査によって確認された諸課題を整理し、効率的かつ効果的に修繕や改修を行うに当たり、スポーツ庁が策定したスポーツ施設適正化ガイドラインに沿って改修計画を策定するものです。
 今回改修する空調設備についても、今後の修繕計画に反映されるものですが、空調設備が作動しなくなった場合、長期間施設を使用できなくなることから、本工事は施設維持において、予防保全を行うため非常に重要なものと考えております。
 続きまして、今後のスケジュールというお尋ねです。
 本工事の改修のスケジュールにつきましては、令和5年1月から12月にかけて機器の製作を行い、令和6年1月から6月にかけてエアハンドリングユニット及び自動制御機器を更新し、同年7月に総合試運転及び竣工検査を行う予定となっております。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。
 それでは、以降は各常任委員会での質疑に委ねたいと思います。
 以上で会派、自由民主党・無所属クラブを代表しての私・柳 毅一郎の代表質疑を終わります。
 ご答弁ありがとうございました。

2023年02月19日
柳 毅一郎

 

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