令和4年第3回定例会にて一般質問の議事録となります。件名1 危機管理について 件名2 子育て政策について 件名3 新型コロナウイルスについて 件名4 安全・安心なまちづくりについて

unnamed

令和4年第3回定例会、9月21日に自身の一般質問を行いました。
※一般質問とは、議員が行政全般にわたり、市長などの執行機関に対し、事務の執行状況や将来に対する方針などについて質問したり、あるいは報告、説明を求めたりすることをいいます。

動画はこちらから

【目次】
件名1 危機管理について

要旨1 危機管理に関する条例について

細目1 条例制定への経緯・目的・効果について
細目2 取り組みの方向性・スケジュールについて

件名2 子育て政策について

要旨1 子育て分野でのデジタル活用について

細目1 手続きのオンライン化について
細目2 デジタル技術を活用した業務効率化について

件名3 新型コロナウイルスについて

要旨1 コロナ後遺症への支援について

細目1 後遺症に関する問い合わせ・要望状況について
細目2 コロナ感染者の後遺症への対応について

件名4 安全・安心なまちづくりについて

要旨1 客引き行為について

細目1 現状の認識について
細目2 客引きに関する条例について

以下、議事録

△柳毅一郎君の一般質問 

○議長(宝新君) 通告順により、柳 毅一郎君。
     (柳 毅一郎君登壇)

◆(柳毅一郎君) それでは、議長のお許しを得ましたので、一般質問を行わせていただきます。
 初回総括で、2回目以降一問一答で進めさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 件名1、危機管理についてでございます。
 我が国では、近年、東日本大震災をはじめとする大規模地震や記録的な集中豪雨による未曽有の大災害が各地で頻繁に発生し、多くの貴い命や財産が失われるなど、甚大な被害をもたらしております。そして、近い将来において南海トラフ巨大地震の発生が危惧されることも相まって、危機管理の重要性はますます大きくなっておるところでございます。そして、一たび発生すると、瞬く間に猛威を振るい蔓延する新型コロナウイルス等大規模感染症や、無差別的に発生するため事前予測が極めて困難なテロ等といった危機に対する備えも重要性が増しております。
 このような多様な危機の中において、迅速かつ的確に対応するためには、法令や、法令等の規定に基づく各計画をいま一度整理し、しっかりと機能させる必要があると考えております。そして何より、今回の新型コロナウイルスで課題となった点に対応するためにも、何らかの条例制定をすることは必要なことではないかと思っております。
 そして、先般、令和4年第1回定例会で制定されました行政基本条例の9条に危機管理が位置づけられました。そして、それを受けて、今回、危機管理に関する条例について制定が進められていると推察いたしますが、その内容やスケジュールについて質問をさせていただければと思います。
 件名1、危機管理について、要旨1、危機管理に関する条例について、細目1、条例制定への経緯・目的・効果について。
 それでは質問に移りますけれども、今回、危機管理に関する条例について制定に取り組まれようとしておりますが、改めて、細目と同様の質問内容となりますけれども、条例制定の経緯・目的・効果について所見を伺いたいと思います。
 次に、件名2、子育て政策について、要旨1、子育て分野でのデジタル活用について、細目1、手続きのオンライン化についてでございます。
 国は、総合的かつ長期的な少子化に対処するために、2020年5月に少子化社会対策大綱を制定いたしました。その中で、結婚支援、子育て分野におけるICTやAI等の科学技術の成果の活用促進が掲げられております。具体的には、ICTを活用した子育て支援サービスの普及促進等を通じて、子育て家庭が家事、育児の負担を軽減する商品やサービスを積極的に活用できる環境づくりを推進することとされております。現代の子育て世代は、インターネットやスマートフォンが当たり前の子育て世代であり、紙や電話が基本となりがちな行政の支援を使いづらいと感じる人も多いのではないかと思います。
 そこで、本市としても様々な取組が指導されようとしているところでございますが、まず、子育て支援におけるICTの利活用について、本市の基本的な認識をまず伺いたいと思います。
 次に、件名3、新型コロナウイルスについてです。
 要旨1、コロナ後遺症への支援について、細目1、後遺症に関する問い合わせ・要望状況についてでございます。
 安心して暮らすため、コロナ後遺症への支援を行うことが社会的に求められていると思います。本市におかれましては、これまで新型コロナ感染症への対応を様々していただいていると考えておりますが、病気が治ったのに、せきが止まらない、あるいは倦怠感が続くといった感染後の後遺症に悩む声が私のところにも届きます。感染対応とともに後遺症への支援を求め、現況について伺ってまいりたいと思います。
 そこで、まず、本市への後遺症に関する問い合わせ・要望状況を伺わせていただきますので、ご答弁のほどよろしくお願い申し上げます。
 次に、件名4、安全・安心なまちづくりについて、要旨1、客引き行為について、細目1、現状の認識についてでございます。
 今回対象とする東西線浦安駅周辺は、市内の方は当然として、通勤、観光等で市・県外の方も利用し、多くの方が駅周辺に立ち寄ります。しかし、駅前の客引きの現状は、治安が悪い印象を与えてしまい、立ち寄る人を減らしてしまう可能性があると自身は考えております。また、客引きによる特定の店舗に偏った集客は、地域の商店にとっても負の影響があるのではないかと考えております。そして、推察するに、客引きの多くはアルバイトであろう若者であり、こういった客引き行為をさせることについても問題ではないかと思っております。そして、何より浦安市に住む人にとっては、浦安駅周辺の体感治安を悪化させるなどの影響があると思います。
 浦安駅の周辺の体感治安の改善については、今回取り上げました客引き行為や、駅周辺のごみ問題など、少しでもやれることはやったほうがいいと自身も認識しておるところでございます。ぜひ一歩一歩、環境改善に努めていただきたいといった願いを込め、質問を行わせていただきます。
 それでは、具体的な質問に移りますが、東西線浦安駅周辺では客引き行為が実態として行われております。客引き行為者の行為の形態についても、通行の妨害となるようなものがあると認識しておりますが、客引き行為について、市民から問合せや改善の要望状況及び、浦安市が客引き行為についてどのように認識されているのか、まず伺わせていただきたいと思います。
 以上、1回目となりますので、ご答弁のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(宝新君) 市長、内田悦嗣君。
     (市長 内田悦嗣君登壇)

◎市長(内田悦嗣君) 柳 毅一郎議員の一般質問にお答えいたします。
 私からは、件名1、危機管理について、そのうちの危機管理に関する条例の制定についての、その経緯・目的・効果等の所見というお尋ねでございますが、近年、地震や台風などの自然災害や、新型コロナウイルスのような新たな感染症が発生するリスクの増大、さらには大規模な事故、また武力攻撃やテロなど、市民の安全を脅かす憂慮すべき事態により、市民の皆さんの間にも危機管理に関する関心が高まっていると考えております。
 私としては、こうした不測の事態による被害から市民の皆様の生命、財産を守り、安心・安全のまちづくりを行うことが行政運営の基本であるというふうに考えておりまして、こういったことを踏まえて、行政基本条例におきましても危機管理の規定というものを盛り込んだところでございます。
 危機管理の条例に関しましては、自然災害については、既に運用している災害対策基本条例をそのまま生かすものとして、市民の安全を脅かす事態等も考慮いたしまして、新たに国民保護と感染症対策という2つのものについて条例化をして、3つの条例によって危機管理に関する条例という形で捉えて、これによりまして、危機管理事案に関する事前の備えと、発生時における的確な対応について、市の担う役割等を明確にしてまいりたいというふうに考えております。
 他につきましては担当よりお答えいたします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 私より2点お答えさせていただきます。
 件名2、子育て政策について、要旨1、子育て分野でのデジタル活用について、細目1、手続きのオンライン化についての中、子育て支援におけるICTの利活用について、本市の認識というお尋ねでございます。
 子育て支援においてICTの利活用を進めることは、子育て世帯の負担を軽減し、利便性の向上を図るために有効なものであると認識しております。市としては、子育て支援の施策においても、マイナポータルを活用したオンライン申請を通じた市民サービスの向上を図ってまいります。
 続きまして、件名変わりまして3、新型コロナウイルスについて、要旨1、コロナ後遺症への支援について、細目1、後遺症に関する問い合わせ・要望状況についての中、本市への後遺症に関する問い合わせ・要望状況に関するお尋ねでございます。
 市で開設している新型コロナ健康相談ダイヤルの件数で申し上げますと、開設した令和3年2月から令和4年8月までの間で、24件の後遺症に関する相談がございました。その主な内容としましては、対応している医療機関や、症状の改善方法等に関するお問合せとなっているところでございます。
 以上です。

○議長(宝新君) 市民経済部長。

◎市民経済部長(杉山正毅君) 私からは、件名4、安全・安心なまちづくりについての中から1点、お答えいたします。
 要旨1、客引き行為について、細目1、現状の認識についての中、東西線浦安駅周辺の通行の妨げになるような客引き行為について、市民からの問合せや要望状況及び、市が客引き行為についてどのように認識しているのかとのお尋ねです。
 市では、通行の妨げになるという事案につきましては、市民からの情報提供により把握をしております。しかしながら、客引き行為につきまして浦安警察署に現状確認をしたところ、事件化すべき事案はないとの回答を得ており、千葉県の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」第7条、「不当な客引行為等の禁止」に該当する事案は、現状では発生していないものと認識をしております。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) それぞれご答弁ありがとうございました。
 それでは、件名1から順次、一問一答で進めさせていただきたいと思います。
 まず、市長よりご答弁ありがとうございました。今回、この危機管理に関する条例につきましては、3つの条例で具体的には運用していくといった認識を得ました。その中で、コロナに対応するものと、そして国民保護について、それぞれつくっていくといった方針だと理解させていただいたんですけれども、その中で国民保護計画について、こちらを条例で制定するということなんですけれども、浦安市の現在の浦安市国民保護計画との関連性といったものについてはどのように考えられているのか、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(山崎勝己君) 国民保護条例の策定に当たりましては、国民保護法を主体的に解釈するとともに、テーマパークやホテルなど、国内外からの来訪者が多いといった本市の地域性を踏まえ、既存の国民保護計画の規範となるよう、現在検討しているところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 簡単に、概要について今回聞かせていただいておりますけれども、私も結構、この質問をつくるに当たって事例等を調べてみましたけれども、このように危機管理に関する条例について、かなり先駆的な条例になるのではないかというふうに思っております。なかなか類似事案といったものがなかったように思われますけれども、そういった中でちょっとお聞かせ願いたいのは、先駆的な条例となると私は考えておるんですけれども、本市として参考となる他市事例といったものがあったのかどうか、その点について確認をさせていただければと思います。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(山崎勝己君) 危機管理に関する条例を制定している事例といたしまして、市町村では兵庫県三田市、都道府県では鳥取県、この2例がございます。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。三田のほうについては私も結構読ませていただいたんですけれども、それともまたちょっと違う立てつけになっているのかなというふうに思いますので、結構本当につくられる方にとっては大変な作業と思われますけれども、ぜひ頑張っていただければと思います。
 それでは最後に、今後、この条例制定へのスケジュールについてお示しいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(山崎勝己君) 今後のスケジュールといたしましては、現在、国民保護、感染症に関する条例の素案を作成しているところです。既存の災害対策基本条例、これとの整合を図りながら条例案を作成し、その後パブリックコメントを行い、市民の皆様からの意見を伺った上で議会のほうでご審議いただきたいと、そのように考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。今作成しているというところで理解をさせていただきました。
 順次、進めさせていただきたいと思います。
 件名2、子育て政策について、要旨1、子育て分野でのデジタル活用について、細目1、手続きのオンライン化についてでございます。
 先ほどについては総括的な認識をお伺いさせていただきました。次に具体的なところに移らせていただきますけれども、実施計画には、マイナポータルの電子申請機能を活用した子育て関係の手続についてオンライン化を目指していますということでありましたけれども、こちらについて、どのような内容を想定しているのか、お示しいただければと思います。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 実施計画でオンライン化を推進していくこととしている子育て関係の手続には、児童手当の認定請求などにおける児童手当の申請関係手続、支給認定の申請などにおける保育関係の手続、妊娠の届出や児童扶養手当の現況届の事前送付の手続があり、市民の利便性向上に資する手続として国が指定している15の手続全てについてオンライン化を進めているものです。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。15あるということで、これが実施できれば、かなり利便性が高まるのではないかと期待しておるところでございます。
 次に、同じく子育て支援におけるところでICTの利活用になりますけれども、もう一点、保育園の一時預かりなどの予約のオンライン化の取組についても取り組まれていると思いますけれども、こちらも実施計画においては、「保育園の一時預かりなどの予約をオンライン化し、予約状況の見える化に取り組みます」と記載がございますが、こちらについても、どのような内容であるのかお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 保育園の一時預かり事業において、現在、予約そのものや予約状況の確認が電話でしか行えない仕組みとなっておりますが、予約のオンライン化を行うことにより予約状況の確認が簡単になるなど、利用者の利便性の向上を図ろうとするものでございます。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) そうですね。一時預かりについては非常に利用者のニーズが高いというふうに私も認識しておりますし、ただ一方で、実務的に結構可変的なところもあるところで、つくるのも大変じゃないかなというふうに思っておるところなんですけれども、非常に、電話じゃなくて、そういうことができるようになるのはすごい利便性が高まるんではないかと思いますので期待しております。
 こちらについて最後となりますけれども、この一時預かりについてどのようなスケジュールで進めていくのか、この点についてお示しください。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 現在、庁内の関係部署が集まって、必要と考えられる機能の洗い出しを行っているところでございます。その後に、費用対効果などを考慮しながら導入する機能の精査を行い、令和5年度中の導入を目指して検討を進めてまいります。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。しっかりと着実に進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 次に、細目2、デジタル技術を活用した業務効率化についてでございますが、こちらについて背景を述べさせていただきますと、2022年1月17日からゆうちょ銀行が、硬貨の預け入れや払戻しなどサービスに関する料金を改定いたしました。ATMを利用する際は硬貨1枚から手数料が発生することなど、現金で会計処理を行うことについて、非常に余計な費用を発生させる可能性があります。この業界大手のゆうちょ銀行の動向は、ほかの銀行等金融機関に派生すると私は考えておりますが、今後、現金で取引を行うこと自体が余計な費用を発生させる可能性があるのではないかと認識しております。
 また、保護者の手間、あるいは職員の業務の効率化の面から、保育・教育現場から今回、子育てというところで、何かちょっと教育と保育というのが、どちらかというと保育のほうに偏ってしまっているかもしれないんですけれども、現金集金について考えていく必要があるんじゃないかなというふうに認識しておりますので、そこで、集金業務のキャッシュレス化について見解を伺いたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 保育園や幼稚園、認定こども園などにおいては、保育料や授業料の徴収を口座振替により行っているところですが、延長保育料などの一部では現金による徴収を行っているところです。
 現金徴収の場合、口座振替と比較すると、振替手数料がかからない一方で、集金や預け入れ、払出しなどの業務に人手を要するほか、硬貨の預け入れに手数料が発生するといった課題がございます。
 今後、費用対効果などの面から、集金業務の全面的なキャッシュレス化について調査・研究を進めていきたいと考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。前向きな答弁だと理解させていただいたんですけれども、あと、総合的にいろいろ考えないといけないのが、やっぱり過去の事例でいくと、給食費の本市の事例があって、集金方法を変えた場合に少しがくんと未納率が高まったといった経緯もあるので、そういったことがやっぱりなきように、回収の仕方として、やり方としてうまくやっていかないといけないんではないかなと思っておりますので、そういったことを含めて、成功事例等を他市事例等も含めて調査していただいて、総合的な検証を踏まえた上、できたらいいなというふうに思っております。
 次に、連絡帳のデジタル化について伺わせていただきたいと思います。
 私も娘がおりますけれども、いろいろ聞き及んでいるところに、保護者間というところでありますと、市内の民間保育園では連絡帳をデジタル化しているところがあるというふうに聞いております。聞き及ぶところによりますと、電子の連絡帳のメリットについてはいろいろあるかと思うんですけれども、入力がかなり楽というところであり、かつ、保護者の満足度も高いという話を聞き及んでおります。
 そこで、ぜひ本市でも導入を進めていってほしいと思いますが、まず、本市の保育園、幼稚園の現在の連絡手段の状況について現況をお示しいただいた上で、その上で、連絡帳のデジタル化への本市としての見解をお示ししていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 連絡帳等のデジタル化について、保育ママ以外の私立保育園においては、導入経費に対する国庫補助金の活用などにより、現在7割程度が導入済みであると承知しておりますが、公立保育園には補助制度がないこともあって、これまでは導入をしてきておりませんでした。
 しかしながら、連絡帳等のデジタル化は、保護者の利便性の向上や職員の業務効率化を図るために有効と考えられることから、市としましては、令和5年度中の導入に向けて、現在検討を進めさせていただいているところでございます。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。前向きな答弁であったと思いますので、しっかりと進めていっていただければと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 この件につきましては以上となります。
 次に、件名3に移ります。件名3、新型コロナウイルスについて、要旨1、コロナ後遺症への支援について、細目2、コロナ感染者の後遺症への対応についてでございます。
 先ほど市の実態について理解をさせていただきました。こちらについて、また実施計画からなんですけれども、「新型コロナウイルス感染症については、収束後も後遺症への対応が必要となることから、引き続き医療機関と連携しながら、後遺症に関する情報発信や相談への対応など、支援に取り組みます」と盛り込まれております。
 市民のコロナ感染者の後遺症について、市の対応状況及び現在行っている業務相談で感じる市の課題認識ですね。私もこれは、質問をつくる中で非常に難しいなというふうに、聞いていて難しいなと思った次第なんですけれども、この課題認識についても併せてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 市では、新型コロナウイルスの後遺症の対応として、先ほど答弁でも触れましたが、新型コロナ健康相談ダイヤルにより、後遺症への不安など心身両面の相談に応じるとともに、必要な情報提供や医療機関へのつなぎなどを行うほか、市ホームページにおいて代表的な症状や相談窓口などを掲載し、広く周知を図っているところです。
 新型コロナウイルスの後遺症は、現在のところ、確立された治療法がなく、また、対応する医療機関も限られていることから、市民からの具体的な相談に対し、的確な案内が難しいという点が課題であると認識しております。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。私もこれで、今いろいろ新型後遺症について、かなり差が、幅も広かったりするもので、どういった対応ができるのかなというふうに考えると、やっぱり今、市の当局からも課題認識を伺いましたけれども、まだ確立したものがなかったりとか、受けてくれる病院がそもそも少ないとかということは理解をさせていただきました。
 そうなると、後遺症について本市が何ができるのかなといったことについては、やっぱり情報提供を行っていくということで、相談業務も併せてなんですけれども、正確なといいましょうか、しっかりと後遺症について情報提供を行っていく姿勢といったことが私は重要だと思います。そういったことができることなのかなというふうに考えて聞かせていただきたいんですけれども、本市としてはどのように、このコロナ後遺症の情報発信を今後行っていくのか、その見解についてお示しをいただければと思います。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 市としましては、後遺症に関する医学的見地や情報が限られる中、これまでと同様に、ホームページでの情報発信や電話相談への対応を継続してまいりたいと考えております。
 また、今後も引き続き、国や県の動向を注視し、最新の情報を収集するとともに、高齢者や重症者だけではなく、若年層や軽症者にも後遺症が起こるといった点を理解していただけるよう、市民に分かりやすく情報発信をしていきたいと考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。非常に難しい問題ではあるかと思います。また、研究が進んでいかなければ、まだ未知の部分もあるのではないかと思いますが、本市としても、できることを着実にやっていただければと思いますので、その点、要望させていただきまして、この件については終わらせていただきたいと思います。
 最後にもう一度聞かせていただきますが、件名4、安全・安心なまちづくりについて、要旨1、客引き行為について、細目2、客引き行為の防止に関する条例についてでございます。
 先ほどは、いろいろ聞いていただいて、ご答弁ありがとうございました。この条例について、なぜ今回取り上げたかといいますと、結構千葉県内で他市が、町の大きさとかといったものは、ちょっと多少浦安より大きい自治体が多いのですけれども、近年、この客引き行為の防止に関する条例というのが結構策定されている状態というのが、ここ数年の傾向でございまして、そういったことも含めて、あと実態として少し、そういった客引き行為が見受けられるといったところから質問させていただきました。この点については、すぐどうこうというわけではないんですけれども、まず本市の認識について伺いたいなと思いますので、質問させていただきたいと思います。
 今、先ほど触れたように、他市の状況ですね。県内の他市の状況を見ますと、例えば松戸市ですとか、あと柏市、千葉市、船橋市、市川市といったように、昨今、やっぱり客引き行為の防止について条例化が進んでおります。私としては、この点については、いろいろ警察の方と協議をしないといけないとか、そもそもちょっと町の規模が、繁華街の規模が違うとかということは重々承知しておりますけれども、様々なことを総合的に考えて、現段階で条例化することについての市の認識をお伺いしたいと思いますので、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 市民経済部長。

◎市民経済部長(杉山正毅君) 近隣市で条例を制定している市と異なり、本市には歓楽街が存在しないことから、現在は条例制定については考えておりませんが、今後も駅前などの状況を注視し、浦安警察署と連携を取りながら、市民生活の平穏な環境の保持に努めてまいりたいと考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。現状としての認識については理解をさせていただきました。ご答弁ありがとうございます。
 最初、冒頭申したように、体感治安とかというのは結構、今回は市民経済部さん向けですけれども、前者とかもポイ捨てとかもありましたから、全体総合的に、やはり東西線浦安駅周辺の環境を整えていくといったような形で様々努力をしていただいているのは理解しておりますけれども、ぜひ、皆さん、一体となってお考えになっていただければと要望させていただきます。今回の件につきましても、警察と連携して必要に応じて対策をしてもらいたいと要望させていただきます。
 また、現在、新型コロナの行動制限が徐々に緩和されようとしておりますので、今後、客引きの動向については注視していただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 それでは、これにて私の一般質問を終わらせていただきます。皆様、ご答弁ありがとうございました。

以上

2022年11月30日
柳 毅一郎

 

新着日記

「やなぎ日記」の一覧

新着活動報告

「議会報告」一覧

浦安レポート

「浦安レポート」一覧

公式Facebook

連絡先

279-0013
浦安市日の出1-3 海風の街3-1203
050-3630-8791

お問い合わせはこちら