令和4年6月議会 一般質問議事録  件名1 官民連携について 件名2  新町地区のまちづくりについて 件名3 財政運営について 件名4 環境衛生について

令和4年6月議会 一般質問について議事録を公開します。
内容は以下となりますのでご報告致します。
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【目次】
件名1 官民連携について

要旨1 本市の官民連携について

細目1 本市が考える官民連携について
細目2 実施計画にある官民連携事業について
細目3 より良き官民連携になるための手法について

要旨2 新浦安駅前プラザマーレ次期事業検討事業について

細目1 PFI事業の評価について
細目2 運営の課題認識について
細目3 今後について

要旨3 指定管理保育所の公私連携型保育所について

細目1 運営及び財政効果の実績について
細目2 今後のスケジュールについて

件名2  新町地区のまちづくりについて

要旨1 新町地域の公共施設用地整備検討事業について

細目1 新町地区の行政需要についての見解について
細目2 今後の検討スケジュールについて

要旨2 順天堂大学浦安・日の出キャンパスについて

細目1 本市との連携の考えについて

件名3 財政運営について

要旨1 ガバメントクラウドファンディングについて

細目1 検討内容について
細目2 導入について

件名4 環境衛生について

要旨1 公園・公衆トイレの整備について

細目1 現状について
細目2 今後について

△柳毅一郎君の一般質問 

○議長(宝新君) 通告順により、柳 毅一郎君。
     (柳 毅一郎君登壇)

◆(柳毅一郎君) それでは、議長のお許しを得ましたので、一般質問を行わせていただきます。
 件名は4件となり、初回総括、2回目以降一問一答で順次質問をさせていただきます。
 まず件名1、官民連携についてでございます。
 こちらについて、浦安市に限らずではございますが、地方自治体が抱える課題を挙げれば、少子化、高齢化に伴う生産年齢人口の減少や福祉や医療などに係る費用の増加、グローバル社会や急速な技術革新による社会構造の変化、高度経済成長以降に増大した各種インフラ、公共施設の老朽化、地域コミュニティの組織率の低下、環境問題、多発する自然災害への対応など、私たちの社会や地域が現在、将来に抱え、何らかの形で解決していかなければならない課題を挙げれば切りはございません。
 過去に、これら社会や地域の課題解決に当たっては、従来から国や地方公共団体など行政をはじめとした公的機関が大きな役割を担ってきてきました。戦後復興期や高度経済成長期においては、社会課題も現在の課題よりも画一的でシンプルなものであったため、一定の方向性の下に行政主導で解決を図ってまいりました。これらはうまく機能し、全てがいいわけではございませんが、様々な懸案事項も解決してきており、戦後間もない時期と比較し、現在は安全な社会を構築なされたと考えておるところでございます。
 しかし一方、現在は、社会経済状況の大きな変動やグローバル化、社会インフラの整備の一定の充足、インターネットをはじめとするICT技術革新への対応、一人一人個人メディアを持ち、SNS発信を通じた非画一的で多様な時代となりました。
 こういった状況の中で社会課題をいかに解決するかについては、行政は従来のような行政主導で、そして行政だけの経営資源を活用して諸課題を解決していけるとは思えません。そのため、現代における自治体経営の諸課題については必要に応じ官民連携し、共創で対応することが妥当な判断と考えます。そして、これらは行政の責任放棄では決してなく、行政が無理してフルセット主義で全てをやるより、従来の発想を変え、柔軟に対応を構築したほうが私は市民益になると考えておるところでございます。
 そこで、さきの議会で可決、制定されたまちづくり基本条例についても、このような社会背景の下、浦安市の諸資源を結集させ、よりよいまちづくりを行うためにつくられたものであると考えております。
 また、本市のまちづくりの歴史をひもとくと、埋立地の開発においても、浦安市や浦安市民が民間企業と協力しながらうまくまちづくりを行ってきた歴史があろうかと思います。そういった実績を踏まえ、今後、よりよき官民連携を行ってほしいと期待を込めつつ質問させていただければと思います。
 そこで質問に移りますが、件名1、官民連携について、要旨1、本市の官民連携について、細目1、本市が考える官民連携についてでございます。
 さきの議会で可決・制定されましたまちづくり基本条例群において、民間セクターとの共につくる官民連携について本市としてどのように有効に作用すると考えているのか、まず総括的に伺います。
 次に、冒頭に述べさせていただきました自身が考える官民連携の必要性から、本年4月より官民連携課を発足させたことは非常に賛成するものでございますが、なぜ今、発足させたのか、その経緯と必要性、目的を当局に伺いたいと思います。
 次に、件名2、新町地区のまちづくりについてでございます。
 新町地区、具体的には日の出・明海・高洲地区になりますが、こちらは昭和47年から着工された第2期埋立事業で新たに造成され、約367ヘクタールの広さとなります。緑あふれる海浜都市をつくるといった理念の下、多様なライフステージに対応した都心近郊型住居地としての開発を中心に、文化、商業などの複合的な都市機能を持つまちづくりが進められておりまして、私も一住民として大変住みやすい地域と感じております。
 一方、新町地区においても土地の開発余力がほぼなくなっていることが、まず課題の1つに挙げられるのではないかと思います。そして今回、新町地域の公共施設用地整備検討事業というものが実施計画に盛り込まれました。自身も当該地区に居住しておりますが、住民も、今後どのような整備を行っていくかは関心が強いものと思われます。
 また、新町地区の地域ごとの高齢化の変化については特に今後、考慮する必要があろうかと思います。新町地区については平成21年、こちらは2009年から令和元年--2019年に調査がありましたが、この10年間の高齢化率の上昇は5.3ポイントであり、この地域では同時期に分譲された住宅団地が多く立地しており、今後、急激に高齢化率が上昇していくことが見込まれます。このように、地域によって、さらには住宅地の分譲時期の違いなどに応じて高齢化の進展の状況が異なるため、今後は地域や地区ごとの人口構造の変化も踏まえつつ、住宅地を一体に捉えた総合的な視点から、土地利用ニーズの変化への対応を図る必要が私もあると考えております。
 その他、子供を持つ夫婦の状況、単身世帯などの世帯構造の変化、共働き世帯の増加、介護が必要とされる人の状況など、当初に若い核家族を対象に新町地区を整備した際と比べ、大きな変化が生じている地域もあるものと考えております。
 以上の認識の下、要旨1、新町地域の公共施設用地整備検討事業について、細目1、新町地区の行政需要についての見解について質問させていただきたいと思います。
 公共施設用地整備検討事業で検討する予定の対象地と、新町地区で想定される行政需要についての当局の見解を伺いたいと思います。
 次に件名3、財政運営についてでございます。
 要旨1、ガバメントクラウドファンディングについて取り上げます。
 ガバメントクラウドファンディングとは、政府から通達を受け、事業を展開しているふるさと納税支援ポータルサイトが設定した、ふるさと納税の形であるクラウドファンディングとなります。御礼の品ではなく、自治体が抱える問題解決のため、ふるさと納税の寄附金の使い道をより具体的に事業化し、その事業に共感した方から寄附を募る仕組みでございます。
 クラウドファンディングは事業に参加するように出資できることや、自治体単位ではなく組織や事業単位に出資ができるため、事業を一緒に進めているような形で進捗を見守ることができます。また、クラウドファンディングを使って幾らを目標に出資を募っているのか、寄附金で何をしたいのか、将来像など明確な事業計画を提示しているため、寄附金の使い道をよりリアルに感じられることがメリットとして挙げられます。
 私自身も令和元年9月議会にて、ガバメントクラウドファンディングの導入について取り上げさせていただきました。その際、浦安市の答弁では、「ガバメントクラウドファンディングについては、具体的なプロジェクトや特定事業を示した上で総事業費や財源計画、目標寄附額を設定し、これに賛同していただける方から寄附を募る仕組みであると認識しております。導入に当たっては、実現可能性の高い事業の選択などの課題を整理するとともに、先進事例の調査等を行いながら引き続き検討してまいります」との答弁を受けました。
 そして、現在は、新たな財源確保の観点から導入に向けて前向きな検討をなされていると聞くところであり、現時点の状況について質問させていただきたいと思います。
 また、ガバメントクラウドファンディングについては様々な事業が存在し、資金が十分集まるものとそうでないものがあり、本市でも導入に向けては様々検討を行っていく必要があろうかと思います。その検討経過についても若干触れさせていただければと存じます。
 それでは質問に移りますが、件名3、財政運営について、要旨1、ガバメントクラウドファンディングについて、細目1、検討内容について。
 このガバメントクラウドファンディングについて、これまでどの担当部署で、いつから、どのような調査・検討が行われてきたのかについて伺いたいと思います。
 次に件名4、環境衛生について、要旨1、公園・公衆トイレの整備について、細目1、現状についてでございます。
 まず本件冒頭に、文言の訂正をさせていただければと思いますが、要旨1「公園・公衆トイレの整備について」と通告をさせていただきましたが、本市では「公衆トイレ」といったものはなく、正しくは「公園・緑道トイレ」とのことでございますので、通告部分の変更はできませんが、以後、一般質問では「公園・緑道トイレ」と呼称させていただければと思います。
 浦安市が管理する公園・緑道トイレは、公共施設と同様、老朽化対策や高齢者の方に配慮した便器の洋式化等が求められていると自身は考えております。高齢者に限らず子供もそうでございますけれども、考えております。現在設置している市内全域の公園・緑道トイレの環境整備については、しっかりと調査する必要があると思います。調査内容としては、例えば建築年数や、洋式化やバリアフリー対応調査、給排水・電気設備等調査、災害時の対応等、様々論点があろうかと思います。そこで、今回は、まず重要度が高い老朽化対応や、また、実際使用している市民からの要望や声についてお聞かせ願いたいと思います。
 そこで、まず現状についてお聞かせ願いたいと思います。
 現在の公園・緑道のトイレの数、また、建築後20年以上経過しているトイレはどの程度あるのか伺いたいと思います。
 以上、1回目とさせていただきます。ご答弁のほどよろしくお願い申し上げます。

○議長(宝新君) 市長、内田悦嗣君。
     (市長 内田悦嗣君登壇)

◎市長(内田悦嗣君) 柳 毅一郎議員の一般質問にお答えいたします。
 私からは、官民連携について2問お答えいたします。
 まず、官民連携のうち本市が考える官民連携について、まちづくり条例群において、民間セクターと共につくる官民連携についてどのように有効に作用すると考えているかというお尋ねでございますが、本市におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響などにより厳しい財政状況に直面している一方、感染症への継続した対策や老朽化した公共施設の更新整備をはじめ、議員も先ほど質問の中でご指摘がありましたように、喫緊に取り組むべき課題が山積しております。
 このような中、多様な市民ニーズに的確に対応するとともに、より充実した効果的、効率的な行政サービスを提供するためには、これまで以上に民間活力というものを活用していくことが重要になると考えております。このようなことから、まちづくり基本条例をはじめ行政基本条例など、まちづくりに関する条例群の理念を踏まえながら官民連携を推進することにより、持続可能で活力ある共創のまちづくりというものが加速していくものであるというふうに考えております。
 次に、細項目の2番、官民連携推進課をなぜ今、発足させたのかというお尋ねでございますが、本市では、官民連携の手法としてPFI事業や指定管理者制度、これを導入実施しておりますが、こうした制度の導入から既に10年以上が経過しておりまして、これまでその効果などについて検証を行ってまいりました。
 このことを踏まえ、やはり日々刻々と変化する社会経済情勢や多様化する市民ニーズに対応するため、官民の役割分担というものを再検討した上で、今後さらに効果的な事業手法の導入が必要であるというふうな考えの下に、官民連携について総合的に検討、調整する部署として官民連携推進課を設置したところでございます。
 他につきましては担当よりお答えいたします。

○議長(宝新君) 企画部長。

◎企画部長(堀井達久君) 私からは2点、最初に件名2、新町地区のまちづくりについて、要旨1、新町地域の公共施設用地整備検討事業について、細目1、新町地区の行政需要についての見解についての中、公共施設用地整備検討事業で検討する予定の対象地と、新町地域で想定される行政需要についてのお尋ねです。
 本事業につきましては、本市に残された貴重な土地である新町地域の未利用地が対象になっております。浦安地区第二期住宅地基本計画において、この未利用地はコミュニティセンターなどの社会教育施設用地や医療関連誘致施設用地などに位置づけられております。
 未利用地の活用につきましては、浦安地区第二期住宅地基本計画を基本としながら、総合計画をはじめ福祉や教育などの様々な計画や公共施設の配置状況、人口データなどから課題の整理を行い、今後の行政需要も踏まえ、施設整備の在り方について検討していきたいと考えております。
 次に件名3、財政運営について、要旨1、ガバメントクラウドファンディングについて、細目1、検討内容についての中、これまでどの担当部署で、いつから、どのような調査・検討が行われていたのかを伺いますということです。
 クラウドファンディングにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により市税等の収入が減少していく中、新たな財源確保を図る一つの方策として有効な手段と考えております。そのため企画部と財務部が中心となり、令和3年度より他市の事例調査、事業選定に向けた職員研修の実施、事業導入に向けた検討を行ってまいりました。
 以上です。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 私からは、1点についてお答えいたします。
 件名4、環境衛生について、要旨1、公園・緑道トイレの整備についての中、現在の公園、緑道のトイレの数、また、建築後20年以上経過しているトイレについてのお尋ねです。
 公園のトイレにつきましては30の公園に40か所、また、緑道のトイレにつきましては3つの緑道で6か所となっており、公園と緑道でのトイレの合計は46か所となります。そのうち現時点で建築後20年以上経過しているトイレは26か所あり、全体の約57%になっています。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 市長をはじめ皆様、1回目のご答弁ありがとうございました。
 以後は一問一答でお願いしたいと思います。
 件名1、官民連携について、要旨1、本市の官民連携について、細目2、実施計画にある官民連携事業についてでございます。
 こちらについてはおおむね共有していると思うんですけれども、改めて私から、官民連携について思うところを述べさせていただきたいと思います。
 官民連携の取組をうまく進めていくためには、やはり民間と行政がお互いの認識について理解を深めることであろうかと思います。そして官民連携を共創していく必要があろうかと思います。そして、官と民というのはやはりそれぞれ思考方法が違うと思いますので、その違いをまず分かり合うというか、分かり合った上でその違いを乗り越える方法をお互いでつくっていくことが必要であると思います。つまり、官民連携の考え方をお互いすり合わせて、共有化することが私は重要ではないかと思っております。
 私も他市の成功事例を見させていただいたところ、まず、どこもつくっているところとして挙げられるのが、官民連携の指針あるいは官民共創の指針と言ったように、自治体の官民連携の基本的な考え方を策定しておりました。具体的内容としては官民連携の目的、そしてその目的を達成するための原則、官民連携がうまくいくために必要な視点、例えば市民、利用者の意見、財務、法務の考え方、官民お互いが成長・発展すること、あるいは地域貢献などといったことが盛り込まれておりました。自身としても、やはりそういった内容を盛り込んだ基本方針のようなものがつくられることが、今後、浦安市の官民連携事業の成功のため必要だと思っております。
 そこで質問に移りますが、市としても時代に即した官民連携を総合的に検討・調整する組織として、さきに述べました、令和4年に官民連携推進課を設置して取り組んでいますが、官民連携をより推進していくため、官民連携事業をはじめ具体的な推進方法についてどのようなことを検討しているのか伺いたいと思います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 企画部参事。

◎企画部参事(町山幹男君) 本市では多様化、複雑化する市民ニーズに対し、より効率的、効果的な行政サービスの提供を図るため、民間の活力を導入するための基本方針の策定を進めているところでございます。
 この基本方針に基づき、様々な事業において官民の役割分担を再検証した上で民間手法の導入の可能性や有効性を検討するなど、官民連携事業の積極的な活用が図れるよう取り組んでまいりたいと考えているところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。
 認識は共有されていたと思いますし、基本方針を策定するという言葉があったと思います。やはりこの基本方針に浦安の官民連携の魂が籠もるものではないかなというふうに私は思っています。結構いろいろこれが各自治体によって、何というんですかね、いろいろ多種多様であるかと思いますので、そのあたりをしっかりと詰めていただくことが重要かなと思っております。
 細目3、より良き官民連携となるための手法についてに移ります。
 これまでこちらについて、私も以前、令和元年9月に官民競争といったことでたしか述べさせていただいたと記憶しておるんですけれども、市が単独で実施してきた施策や事業、または市が抱える行政課題について、民間事業者等のノウハウやアイデア、資金等を活用することで行政サービスの向上や業務の効率化、さらには地域活性化を目指し、各事業部局で対応していた民間事業者等からの提案、相談を一元的に受け付ける窓口について開設を要望してまいりました。記憶では、たしか横浜市の事例を引いていたと記憶しておりますけれども、確かに政令市等と規模等は違うんですけれども、やはりワンストップ窓口といいましょうか、民間提案といったものを受ける窓口というか、そういったものを構築していっていただきたいと思っております。
 その際に、令和元年9月に質問を行った際の答弁では「ワンストップ窓口につきましては、他の自治体の取組などを参考にしながら設置の必要性などを判断していきたい」とご回答いただきました。そこで今回、課の新設によりどのような対応になるのか、当局の見解を伺いたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 企画部参事。

◎企画部参事(町山幹男君) 他市の事例では、民間事業者の方々から官民連携に関する相談や提案をいただく窓口を設け、事業担当課との橋渡し役や、事業実現に向けた検討、調整を行うワンストップ窓口を採用している自治体があると認識しているところでございます。
 また、官民連携の取組は、官と民が役割を明確にしつつお互いの連携構築が必要であり、このような窓口の一本化を行うことなどの役割も重要なものと考えております。
 このようなことから、引き続き先行自治体の取組状況を調査・研究するなど、官民連携が円滑に進められるよう体制の整備を図ってまいりたいと考えているところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。重要だというふうに認識していただいているということであろうかと思います。
 引き続きこちらについても、なかなか今日明日にすぐにできるというわけではないかと思いますけれども、しっかりと他市事例を見ながら浦安のものを、ぜひつくっていただきたいなというふうに改めて要望させていただきます。
 そこで、またちょっと気が早いというか、今後どういう基本方針をつくっていくかという話の中で聞かせていただきたいんですけれども、官民連携について方針を作成するというのは今、挙げていただいたんですけれども、現在進行形だと考えております。こちらについて私は、やはり気をつけなければいけないのが、視点として、やはりプロセスの透明性確保については非常に慎重に扱う必要があろうかと思います。他市事例も今、研究していらっしゃると思いますけれども、官民連携について疑念を持たれない仕組みをぜひ浦安市としてもつくっていただきたいと思います。
 そういった公平性プロセスの透明性といったところについて、市の所見を聞かせていただければと思います。よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 企画部参事。

◎企画部参事(町山幹男君) 官民連携におけるプロセスの透明性確保の仕組みにつきましては、国の基本方針でも公平性や透明性の原則が示されているところであり、非常に重要なものと考えております。
 先行自治体の取組状況について調査・研究し、よりよい仕組みづくりに取り組んでまいりたいと考えているところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。
 この件は以上とさせていただきますけれども、冒頭に述べたとおり様々な諸課題があろうかと思いますので、ぜひ官民で連携し、共創しという形ですかね、そのような、官民で共にこの浦安市をよりよいまちにしていただきたいと思いますので、どうぞ引き続き、鋭意頑張っていただければと思います。
 要旨2、新浦安駅前プラザマーレ次期事業検討事業についてでございます。
 浦安駅前複合施設整備運営事業については、平成14年度--2002年度ですね--よりPFI手法の導入を前提に検討を進め、平成15年度において実施方針の公表、特定事業の選定を行い、さらに平成16年度には学識経験者で構成する事業者選定審査委員会において応募者からの提案内容等の審査を行い、審査結果を踏まえ、西松建設株式会社を代表企業とするグループを優先交渉権者とし、選定しました。その後、平成16年浦安市議会第3回定例会における事業契約案件の議決を経て、同年9月21日付で市と事業者との間で事業契約を締結し、同年12月15日に工事に着手いたしました。
 事業期間は設計・建設期間を含め令和8年--2026年3月31日までの22年間であり、2006年のオープン後から20年間にわたり事業者が維持・管理、一部施設の運営を行うこととなっております。現在もそのような形となっております。
 しかしながら、早いものですけれども契約期限が近づく中、今回、官民連携課が立ち上げられるなど、PFI手法を用いた新浦安駅前プラザマーレ次期事業検討事業については、より深い検証が今後なされると思いまして、いささか気が早いのかもしれませんけれども、主にこの事業の評価を行うに当たってどのようなことを検討しているか、また、今後の運営についてのお考えを聞かせていただければと思っております。
 細目1、PFI事業の評価についてでございます。
 内閣府が令和2年2月に公表した「PFI事業の事後評価等に関する基本的な考え方」において、PFI手法の導入によって達成しようとした当初の目的の達成について、適切に事後評価を行う必要があると明記されております。そこで、本市は事後評価について現在どのようなことを考えているのか、まず伺います。
 また、事業をPFI手法で行うか否かの検討に当たっては、従来方式による場合と比較して税金に対する使用価値を最も高めようとする考えであるVFM--バリュー・フォー・マネーが発生するかどうか、そういったようなことがそもそも導入のときに重要視されていたと議事録等を見て考えておりますが、質問に戻りますと、特に経済的な効果があったか検証を図ることについて併せて所見を伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 財務部長。

◎財務部長(泉澤昭一君) 新浦安駅前プラザマーレのPFI事業の事業評価については、内閣府が示す各種ガイドラインやマニュアルを基に事業の実施状況、効果や課題、改善点、事業手法等の妥当性の検証を行い、次の手法を選択する際の参考にしたいと考えています。
 また、経済的効果については、財政負担面及び公共サービスの水準等について、従来の手法による場合と比較をするなどの検証をしていきます。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 内閣府のこの基本的な考え方、そちらに従ってしっかりと検証を図っていただければと思います。
 また、検証方法について、検証、評価ですかね--に当たっては、第三者からの評価を行うことによって評価に客観性及び中立性を確保することが望ましいと考えておりますが、この第三者からの評価について、当局の現時点での見解を伺いたいと思います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 財務部長。

◎財務部長(泉澤昭一君) 内閣府が示すマニュアルでは、庁内でノウハウを集約し、蓄積していくことが重要とされております。可能な限り内部で検討することを考えていきたいと考えています。
 なお、必要に応じ、有識者の意見を聞くことも検討していきたいというふうに考えておるところです。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 こちらもまだ時間がありますから、しっかりとその検証方法をつくるというか、そういったところの段階であるかと思いますので、しっかりと有識者なりといったような形で入れていただければというふうに思っております。
 続きまして細目2、運営の課題認識についてでございます。
 マーレにおいても、新しい施設だというふうに思っておりましたけれども、今後、次の、どういう運営方針になるかは分からないんですけれども、だんだん20年を超えるというような形が想定されます。そこで、個別論点として、今後は施設の老朽化対策といったものも必要となりますが、その点については現時点でどのように考えているのかお伺いしたいと思います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 財務部長。

◎財務部長(泉澤昭一君) 現時点においては、新浦安駅前プラザマーレの施設の在り方や次の事業手法により、老朽化への対応が異なるものと考えており、基本方針策定時に老朽化対策についても整理していきたいというふうに考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 この辺も検討課題となってくるのかなというふうに思っておりますので、ちょっと気が早いですけれども、触れさせていただきました。
 続きまして細目3、今後についてでございます。
 細目1の評価に関連いたしますけれども、現時点で事業終了後に、PFI手法を導入したことによる効果、反省点、今後の教訓などを整理し、報告書に取りまとめるといったようなことは検討しているのか伺いたいと思います。
 やはりPFI手法を導入したというところがまず先駆的だったところもありますけれども、実際としてどうだったのかということは皆で、皆でというか、内部だけにとどめるのではなくてしっかりと、私自身も見たいなというふうに、勉強というか、しっかりと見て意見なりをしたいなという思いがあります。そのため、報告書に取りまとめるといったような形で検討しているのかお伺いしたいと思います。

○議長(宝新君) 財務部長。

◎財務部長(泉澤昭一君) PFI事業の事後評価は、次の事業の方向性を定める上でノウハウを集積して蓄積していくことが重要と考えており、事業の実施状況、効果や課題、改善点、事業手法の妥当性の検証などについて報告書として取りまとめていきたいというふうに考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 取りまとめるということで理解させていただきました。ありがとうございます。
 それでは、この件については最後になりますけれども、新浦安駅前プラザマーレ次期事業検討事業については、今後、2023年度に基本方針が策定され、事業者が募集される予定となっておりますが、基本方針はどのようなことを念頭に置いて作成するつもりか見解を伺いたいと思います。

○議長(宝新君) 財務部長。

◎財務部長(泉澤昭一君) 新浦安駅前プラザマーレは、市の行政サービスを提供する拠点として様々な利活用が可能な施設と認識をしております。基本方針については、市における行政課題や市民の要望を踏まえ、立地条件を生かし、経済的かつ効率的に運用することを念頭に、官民連携も視野に入れながら最適な事業手法などについて検討をしていきたいというふうに考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 このプラザマーレについては駅前にあるということで、多くの人の目にも触れるということで、様々ご意見等が議会も含めてあったかと思いますし、関心も高いところなのかなというふうに思っておりますので、引き続き私も注視をさせていただきたいと思います。
 少し気が早くて答えにくいところもあったかもしれないんですけれども、ありがとうございました。
 次に、同じく件名1の官民連携について、要旨3に移ります。指定管理保育所の公私連携型保育所移行事業についてでございます。
 細目1、運営及び財政効果の実績についてでございます。
 公私連携型保育所への移行の経緯につきましては、平成31年2月1日に指定管理者制度導入保育所における新たな運営方針において、指定管理者制度での運営の適正化や市の将来的な財政負担などを総合的に考慮し、指定期間終了後に指定管理から公私連携へ移行する方針が示されました。その方針に基づき公私連携へ移行しておるところであると理解しております。
 私としても、増加、多様化する保育ニーズに的確に対応していくため、少子化及び厳しい財政状況下においても安定的、継続的に質の高い教育、保育を提供していくことを目指すため、民間活力を最大限に活用する取組を計画的に進めることは大事だと考えております。そういった認識の下、指定管理保育所の公私連携型保育所移行事業について伺いたいと思います。
 そこで、まず公私連携型へと移行している保育園について伺いますが、今まで公私連携へ移行した園についての運営面での実績について、まず伺いたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 令和3年度に指定管理者制度から公私連携型保育所に移行した3園につきましては、移行前からの事業者が引き続き運営をしていることから、運営形態に大きな変更もなく、良好な運営ができているものと認識しております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。良好な運営ということで答弁がありましたので、理解させていただきました。
 次に、公私連携型を導入している保育園については、私としては大変財政面からも評価できる取組と考えております。そこで、どの程度財政効果があったと言えるか、こちらの実績について歳入面及び歳出面から金額をお示しいただければと思います。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 公私連携型保育所に移行した3園につきましては、令和3年度における公私連携型の実績額と指定管理とした場合の試算額を比較させていただきました。歳出面では約2,000万円の削減効果となり、歳入面では、公立園から私立園となったことで国及び県からの補助等が受けられるようになったことから、2億1,000万円の増収効果がある結果となりました。
 このことから、歳入歳出合わせて約2億3,000万円の財政負担が軽減できたものと考えられます。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 そこで、細目2、今後のスケジュールについてでございます。
 今後、指定管理者を導入している保育園について、指定管理期間が満了後、公私連携型保育所に移行すると想定されますが、どの園がいつより移行するのか、現在の所見を聞きたいと思います。
 また、こちらについても、どの程度財政的なメリットがあるのか併せてお伺いさせていただきます。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(野崎雄大君) 今後、公私連携型保育所に移行を予定している園は、弁天保育園と浦安駅前保育園の2園となっております。現在、運営事業者との協議などを進めており、弁天保育園につきましては令和5年度から、浦安駅前保育園につきましては令和6年度からの移行を予定しております。
 なお、この2園合わせての財政負担軽減効果は1億6,000万円程度になると見込んでいるところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。
 非常に効果の高い、とりわけ効果の高い事業なのかなというふうに個人的には考えておるところでございます。今回、確認の意味も含めてお聞かせ願いましたけれども、ご答弁ありがとうございました。
 続きまして件名2、新町地区のまちづくりについて、要旨1、新町地域の公共施設用地整備検討事業について、細目2、今後の検討スケジュールについてでございます。
 先ほど公共施設用地整備検討事業で検討する予定の対象地、及び新町地域の想定される行政需要について当局の見解を伺いました。まだまだ、もう少し調整の時間が必要だというふうに認識させていただきましたけれども、今後どのように行政需要をはかっていくかという形だと思いますけれども、どのような事業の検討スケジュールを持っているのか、どのようなスケジュールで今後この事業を検討していく予定なのか、現時点での市の考えを伺いたいと思います。

○議長(宝新君) 企画部長。

◎企画部長(堀井達久君) 令和4年度につきましては、総合計画や都市計画マスタープランなど様々な計画と整合性を図りながら、人口推計などを参考に、市全体の施策や公共施設の現状の課題について整理、分析を行い、その結果を踏まえ、新町地域の未利用地における公共施設の基本的な方向性について検討してまいります。
 次年度以降につきましては、新町地域における公共施設の基本的な方向性を市民の皆様にご提示し、ご意見を聞きながら施設整備の在り方について検討してまいります。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。
 今「基本的な方針をお示しし、」ということがあったので、この点について今後、注視させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、同じく件名2、新町地区のまちづくりについて、要旨2、順天堂大学浦安・日の出キャンパスについて、細目1、本市との連携の考えについてでございます。
 日の出地区に新たにできました順天堂大学浦安・日の出キャンパスに新たに設置される医療科学部は、主に検査・分析の専門家を養成するものと聞き及んでおります。直近でも、新型コロナウイルス感染症の終息を目指す将来の医療現場でも、検査・分析のスペシャリストである臨床検査技師、医療機器のスペシャリストである臨床工学技士がますます必要とされ、その活躍が期待されているところでございます。
 いろいろあろうかと思うんですけれども、この浦安・日の出キャンパスができましたことで、本市と何か連携して、相互にプラスとなる連携ができればと私自身、考えておるところでございます。少し考えたところで、医療科学部の強みである検査による予防医療など、地域での健康づくり推進活動であったり、浦安市との人的交流、専門家のアドバイザリー業務、あるいは災害時における施設使用等が考えられると思いますけれども、こういった面で現状、連携について市の考え方を伺いたいと思います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 企画部参事。

◎企画部参事(町山幹男君) 学校法人順天堂とは、平成27年11月17日付で相互協力に関する協定を締結しており、これまで浦安キャンパスの医療看護学部と様々な事業で連携してきたところです。
 今回、浦安・日の出キャンパスでもこの枠組みを活用しながら、相互に協力し、人材の育成と地域社会の発展に寄与する様々な分野での連携事業について検討していきたいと考えているところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ご答弁ありがとうございます。
 平成27年11月に包括協定というんですかね、順天堂大学とそもそも結んでいるということで、また新たにできたということで、進めていきたいというような前向きな答弁であったと理解させていただきました。
 またちょっとこれも、要望というか、私の意見という話になってしまうかもしれないんですけれども、現在、1期目の整備であったと思います。医療科学部について。今度、2期整備予定のデータサイエンス学部についてもぜひ連携していただければなというふうに、気が早いですけれども、少し述べさせていただきたいと思います。
 恐らく順天堂大学のデータサイエンス学部については、医療分野のデータヘルス関係が主体となろうかと思います。様々本市も、健康こども部であったり国保分野であったり、そういったように関わる分野が、健康増進課とか国保分野中心に関わるところがあるのではないかなというふうに思っております。様々、やはり大学が、デジタル化等でも、例えば会津若松市とか、会津大学といったデジタルに強い大学との連携の下に、結構構築されてきたというところがあります。こちらについてはデータヘルス関係が恐らく主流になるかと思いますけれども、しっかりと連携をしていっていただければと思います。
 こういう地域資源でありますので、非常に大事に考えて、今後、連携をしていただければと思います。いささかこちらについては気が早いですけれども、記憶にとどめておいていただければと思います。
 次に件名3、財政運営についてでございます。
 細目1、検討内容に引き続き聞かせていただきたいと思いますが、先ほど述べさせていただいたんですけれども、ガバメントクラウドファンディングについては自治体が行う寄附、自治体が抱える問題解決とか、そういったために寄附金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した人たちが寄附を募る仕組みとなっております。
 やはり本市として寄附金の使途を具体的にプロジェクト化するのはなかなか難しいとは思うんですけれども、そして求められると思いますが、本市の今後の取組について、このプロジェクト化するかという形についてどういうふうに考えているのかお聞きしたいと思います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 企画部長。

◎企画部長(堀井達久君) ガバメントクラウドファンディングにつきましては、議員おっしゃるとおり、具体的な事業を提示しまして不特定多数の個人からウェブサイトを通じ広く資金を募り、事業資金を調達する仕組みでありまして、資金提供者が寄附を通じ本市を身近に感じていただき、まちづくりに参加する機会が増え、ふるさと意識の醸成が期待される事業となっています。
 このため、今後につきましては対象事業の目的や寄附金の使途などを明確にし、多くの方々から共感を得られるような事業を選定してまいりたいと思っています。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 なかなか、私もこういうふうに一般質問で言っているんですけれども、では、いざ自分が逆の立場であったとしたら、なかなか難しいというのは理解しておるところでございます。やはり集まったり集まらなかったりというところがありますので、ぜひ、まずやってみるという形でちょっと運用してみるのも1つ心理的な、何というんですかね、失敗をすると嫌かもしれないんですけれども、ぜひトライ・アンド・エラーでやるということも重要だと思います。まず始めてみる。やらなければ財源確保はなかったというふうに思いますので、ぜひしっかりと、タイムスケジュールを切ってやっていただければと思います。
 また、担当課だけで考えるのはなかなか難しいのかなというふうに思いますので、全庁的にご協力をいただいたほうがいいのかなと思いますので、その点も申し述べさせていただきたいと思います。
 続きまして細目2、導入についてでございます。
 クラウドファンディングについてはコンテンツが非常に重要だと思うんですけれども、いかに周知を工夫するかということも重要ではないかという視点で、今後、クラウドファンディングを導入するに当たりどのような手法で周知を図っていく予定なのか、市の考えを伺いたいと思います。

○議長(宝新君) 企画部長。

◎企画部長(堀井達久君) 一人でも多くの方に事業を知ってもらうため、市の魅力などを掲載するポータルサイトでの発信、SNSやユーチューブの活用、市ホームページなど様々な媒体を活用し、幅広く全国に向け、情報発信に取り組んでいきたいと考えています。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 個別具体的にどうやるかというふうに、もののコンテンツによってまたやり方も違ってくるとは思うんですけれども、集まっているところを見ると、やはりかなり考えられていて、知名度がある人を使ったりですとか地元出身の人を使ったりとか、そういうようなぐらいまでやっているんだなというふうに私も改めて思いました。
 こちらについては、やはりクラウドファンディングというのはなかなか難しい事業であるとは思いますけれども、しっかりと検討していただいて、まずやってみるという気持ちでやってみるのも1つ重要なのではないかと思います。
 私からは、このクラウドファンディングについては以上でございます。
 次に件名4、環境衛生についてでございます。
 要旨1、公園・公衆トイレと書きましたけれども、公園・緑道トイレになりますけれども、細目1、現状について。
 先ほど現在の公園・緑道トイレの数について伺いました。建築後20年以上経過しているトイレについては46か所中26か所であるというふうに回答をいただきました。この数字をどういうふうに見るかというところは、実態として一件一件私も見ているわけではないのであれですけれども、老朽化の、約半数ぐらいがそのような形になっているということで理解をさせていただきました。
 そこで、実態として公園・緑道トイレについて、利用の状況ですとか利用者からの意見などの調査を今まで行ったことがあるのかもちょっと聞きたいと思います。
 また、市民要望としてどのような意見が寄せられているのか伺いたいと思います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 公園や緑道のトイレに限定して、その利用状況や利用者からの意見聴取などの調査は実施したことはございませんが、公園、緑地の新設や改修の際には地域や利用者の方々の意見聴取に努めております。
 また、トイレへの市民要望としましては、施設の老朽化や配水管の詰まり、便器の洋式化など、様々なご意見をいただいているところです。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 多分、議員の人で割と、トイレが老朽化しているとかというのは1回や2回ぐらいは聞いたことがあるんではないかなというふうに思っております。
 トイレというところで、今回は公園・緑道トイレというところに焦点を当てたんですけれども、なかなかほかの分野もいろいろまたがるというか、学校施設であったり等いろいろあろうかと思います。トイレというのは結構、やはりQOLという概念ですかね、そういったところからも非常に重要なものであろうかと思いますので、ぜひしっかりと整備をしていただきたいというふうな期待を持って、今回、取り上げさせていただいております。
 そこで、細目2なんですけれども、今後についてでございます。
 市に寄せられている意見や要望、あるいは今まで、先ほど答弁していただきました老朽化の状況を鑑みて、今後、公園・緑道トイレの整備や改修について市の考えを伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 公園や緑道のトイレ維持・管理につきましては、職員によるパトロールのほか、業務委託している業者からの報告や市民からの通報を受けて速やかに対応しているところですが、老朽化などによる建て替えや大規模改修につきましては、長寿命化や便器の洋式化、バリアフリー化なども併せて調査・研究し、計画的な実施に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 これも計画にないもので、私が今回、取り上げさせていただいたところですぐ答弁が出るとは私も思っておりませんでしたけれども、やはりトイレの改修とか、結構見ると、要望を受けることも多いですし、私も使って「あ、もう少しきれいになったらいいな」というふうに率直に思ったところもございます。予算の兼ね合いもあり、今後整備については平準化しながら、ぜひ計画的にやっていただければと思います。
 あわせて高齢者、障害者、子育てをしている人とか、トイレも整備したときからいろいろ考え方や、何ですかね、トイレの物というか性能も上がっていると思いますので、ぜひ誰にでも優しいトイレといいましょうか、様々な、安心して利用できるトイレ環境を目指していっていただきたいと思います。
 今回勉強しましたけれども、いろいろ防犯とか、あと災害--災害時は私も以前、述べさせていただきましたけれども、あと節水型とか、経済的に配慮するといったものもあるようでございます。要望は尽きませんけれども、やはりトイレは我々の生活に非常に重要であり、ないと困るものの代表例であることは皆様ご承知おきだと思います。
 あと、最後になりますけれども、ちょっと長くなって恐縮なんですけれども、便器だけでなくて、手洗い条例等もつくりまして、ぜひ公園、緑道のトイレに付随して設置されている手洗い環境についてもぜひ気にかけていただいて、きれいに手を洗える環境、水回りを中心とした豊かで快適な、そういう都市公園の整備をしていただければと思います。
 時間を若干余らせてしまいましたけれども、私、柳 毅一郎の一般質問を終結いたします。
 どうもありがとうございました。

2022年09月23日
柳 毅一郎

 

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