令和3年9月議会 自由民主党・無所属クラブを代表し会派代表質疑を行いました。議事録となります。

令和3年9月議会 自由民主党・無所属クラブを代表し会派代表質疑を行いました。
議事録をお示しします。

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【目次】
議案第2号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度浦安市一般会計補正予算(第5号)

1.専決に至った背景(救急医療体制維持確保臨時補助金及び発熱患者等診療体制支援臨時補助金について)

議案第3号 令和3年度浦安市一般会計補正予算(第6号)

1. 電子契約導入経費【新規】について

2.新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業【新規】について
 
3.新型コロナウイルスワクチン接種運営事業【新規】について

4.災害時医療体制整備事業【実施計画】【新規】について

5.PCR検査装置費臨時補助金について

6.まちづくり事務所について

議案第8号 浦安市休日救急歯科診療所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について(障がい者等歯科診療について)

議案第9号 契約の締結について(浦安市斎場増築棟建築工事)

議案第10号 契約の締結について(浦安市廃棄物処理施設基幹的設備改良工事)

認定第1号 令和2年度浦安市各会計決算の認定について

1.令和2年度決算の総括的な認識

2.令和2年度の資金計画について

3.決算審査意見書について
(1) 下水道事業について

【議事録】
○議長(宝新君) 日程第1、議案第1号ないし議案第10号及び認定第1号についてを一括議題といたします。
 本案につきましては、去る9月3日に提案理由の説明が終わっております。
 これより会派代表者による総括質疑に入るわけですが、改めて議長より申し上げます。総括質疑は各常任委員会での審査を尊重し、議会運営委員会で確認した大綱質疑の範疇を超えることのないように質疑をお願いいたします。
 また、各質疑者は、前者の質疑内容を踏まえ、重複した質疑は極力避けるようお願いいたします。
 これより会派代表者による総括質疑を許します。
 はじめに、自由民主党・無所属クラブ代表、柳 毅一郎君。
     (柳 毅一郎君登壇)

◆(柳毅一郎君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、会派、自由民主党・無所属クラブを代表して、令和3年第3回定例会に上程されました議案に対する総括質疑をさせていただきます。
 まずは冒頭、新型コロナウイルス感染症の第5波が到来し、この間も対応に当たっていただいている全ての皆様に感謝申し上げます。
 また、内田市長をはじめ当局の皆様におかれましても、現在、新型コロナウイルス感染症について大変厳しい状況の中にあって難しい対応が迫られる中、当初から効率的な集団接種を念頭に置き、実証実験を行った上で接種を実施するなど裏打ちのある準備の下、迅速にワクチン接種を実施いただいており、感謝申し上げたいと思います。
 また、9月24日と10月1日には、働く世代や若い人たちが接種を受けやすくするため、中央公民館とオリエンタルホテル東京ベイの2か所で夜間接種に取り組まれるなど先駆的な取組も行われる予定となっております。こういったきめ細やかな対応を行っていただいていることは、市民の安心感、そして行政への信頼感に必ず寄与するものと考えます。
 まだまだ新型コロナウイルス感染症の状況は厳しいと言わざるを得ませんが、今回の定例会には新型コロナウイルス感染症に関連する予算づけもあり、様々な取組を丁寧に説明していくことが市民の安心感、そして行政への信頼感につながるものと思っております。
 このようなことを念頭に置き、代表質疑に移らせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 発言事項1、議案第2号 専決処分の承認を求めることについて(令和3年度浦安市一般会計補正予算(第5号))についてです。
 要旨1、専決に至った背景についてです。
 8月20日に救急医療体制の維持確保のため、市内の救急医療を担っている医療機関に補助をする救急医療体制維持確保臨時補助金及び発熱患者等が診療を受ける体制を整えた医療機関に補助をする発熱患者等診療体制支援臨時補助金が専決されております。専決を行った背景としては、本市の医療体制が非常に厳しいためと思われますが、現状の市内の医療体制を含め、市は新型コロナウイルスの影響についてどのような状況と見ているのか、総括的に伺います。
 次に、発言事項2、議案第3号 令和3年度浦安市一般会計補正予算(第6号)についてでございます。
 まず、要旨1、電子契約導入経費についてです。
 こちらについては、押印見直しの観点から地方自治法の改正を踏まえ、クラウドサービスを活用して電子契約を導入するものと聞き及んでおりますが、まず本電子契約の内容と効果について伺いたいと思います。
 そして、今後の導入までのスケジュールについても質疑させていただきます。
 次に、要旨2、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業についてです。
 本事業については、集団接種及び個別接種等を引き続き実施するため、コールセンターや集団接種の会場運営等を行うとともに、予診票の管理を行うとのことでございますが、今回補正計上した理由について、また積算根拠について伺わせていただきます。
 次に、要旨3、新型コロナウイルスワクチン接種運営事業についてです。
 こちらについては、集団接種及び個別接種等を引き続き実施するため、会計年度任用職員を任用するためのものとお聞きしておりますが、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業との内容のすみ分けについて説明を願いたいと思います。
 また、こちらについても積算根拠について伺わせていただきます。
 次に、要旨4、災害時医療体制整備事業についてです。
 こちらにつきましては、災害時に医療救護活動が円滑に実施できるよう、救護所となる順天堂大学医学部附属浦安病院の敷地内に備蓄倉庫を設置するとのことですが、今回、なぜ予算化に至ったのか経緯について伺います。
 そして、備蓄倉庫についてどのようなものを保管なり貯蔵するのか、内容についてお聞かせ願いたいと思います。
 次に、要旨5、PCR検査装置設置費臨時補助金についてです。
 こちらについては、新型コロナウイルス感染症の迅速な検査体制を確保するため、医療機関が行う検体検査に必要なPCR検査装置などの設置または購入に要する経費の一部に対し補助金を交付するものでありますが、この補助金については、過去にも4月に専決が行われ、8月20日にも同じく専決が行われております。今回については補正予算(第6号)で予算化されておりまして、改めてこのPCR検査装置設置費臨時補助金について、市の考えを伺いたいと思います。
 次に、要旨6、まちづくり事務所についてです。
 まちづくり事務所が取り組まれている対象地区は、現況、建替えが困難な木造住宅が密集し、緊急車両も進入できない状況にあろうかと思ったことがあります。このため、まちづくり事務所は土地区画整理事業を実施、重点密集市街地及び未接道宅地の解消を図り、災害に強く安全で安心して暮らせるまちの実現を目指す事業である猫実A地区土地区画整理事業を行っております。
 今回、それに関連して費用が計上されているものでありますが、まずそこで、今回の補正予算では債務負担行為を減額補正する一方、工事費を計上していますが、この理由についてお伺いいたします。
 そしてもう一点、今回の件を受けて市の用地取得についての認識と今後の用地取得の考えについてもお伺いさせていただきます。
 次に、発言事項3、議案第8号 浦安市休日救急歯科診療所の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてです。
 本件につきましては、同じ会派の毎田議員が取り組まれてきたテーマであり、新総合計画では一般歯科診療所では治療が困難な方が安心して治療を受けることができるよう歯科診療体制の充実を図りますとの文言が盛り込まれ、その実現が期待されてきたものです。
 そこで要旨1、障がい者等歯科診療を行うことについて、改正の経緯及び目的について伺わせていただきます。
 次に、要旨2、障がい者等歯科診療の利用条件について、総括的にお伺いいたします。
 次に、発言事項4、議案第9号 浦安市斎場増築棟建築工事に係る契約の締結についてです。
 昨今は葬儀の形態について多様化が進んでおり、この拡張につきましては多様化する葬儀に対応するために整備がなされ、令和4年度の供用開始に向けて取り組んでいると聞き及んでおりますが、そこで要旨1、浦安市斎場増築棟建築工事について、今回斎場を増築する経緯についてお伺いいたします。
 また、増築した後、どのような利便性の向上があるかといった効果についてお答えしていただきたく思います。よろしくお願いいたします。
 次に、発言事項5、議案第10号 浦安市廃棄物処理施設基幹的設備改良工事に係る契約の締結についてです。
 廃棄物は日々の生活を営む上で必ず発生することから、市民の衛生的な生活環境を維持するクリーンセンターは必要不可欠な施設であります。本市のクリーンセンターは平成7年の竣工から既に25年が経過し、経年劣化により増大する維持管理費を抑制しながら、引き続き安定的かつ継続的にごみの適正処理が行えるよう延命化に取り組む必要があり、これまで自身としてもこの点についてるる質問、質疑をさせていただきましたが、その重要性から改めてお聞かせ願いたいと存じます。
 まず、要旨1、今回契約に至るまでの経緯について改めてお聞きいたします。
 次に、要旨2、契約の方法についてです。
 ごみ処理施設の改修については、その特殊性に対応でき、かつ内容の重要性から特に業務の確実な履行が求められております。そのため業務遂行に相当する経験や実績が必要ではないかと考え、適正かつ安定的に業務遂行が可能な業者を選定することは重要と理解しておるところでございます。
 今回の契約方法として、改めて随意契約になった理由についてお伺いさせていただきます。よろしくお願いします。
 次に、要旨3、財政負担軽減についてです。
 今回の契約金額は約105億円にも上ります。重要かつ必要な施設ではありますが、多額の財政負担になるため、現在想定している財政負担の軽減へのお考えをお示しください。
 次に、発言事項6、認定第1号 令和2年度浦安市各会計決算の認定についてです。
 要旨1、令和2年度決算の総括的な認識についてです。
 新型コロナウイルス感染症は、令和2年度決算についても多大なる影響を与えました。新型コロナウイルス感染拡大に伴い税収減になる一方、コロナ対策への支出などがあったと思いますが、まず令和2年度決算の総括的な認識を伺います。
 そして、地方自治体の財政構造の弾力性を表す経常収支比率が上昇していることへの見解を伺いたいと思います。
 次に、要旨2、令和2年度資金計画についてです。
 こちらも新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、令和2年度においては市税などの徴収猶予や減免措置などにより収入が減収するなどの影響もありました。令和2年度の支払資金において、新型コロナウイルス感染症の影響による例年とは違う対応が求められたと思いますが、どのような課題認識の下、対応されたのか伺いたいと思います。
 次に、要旨3、決算審査意見書についてです。
 (1)下水道事業について。下水道経営につきましては、浦安市公営企業会計決算審査意見書を拝読しますと、コロナ禍における下水道使用料の減収など、監査委員から今後の経営について参考となる指摘を受けております。
 そこで、総括的に現在の経営課題と今後の考えについてお伺いしたいと思います。
 以上、当局におかれましてはご答弁のほどよろしくお願いを申し上げます。

○議長(宝新君) 市長、内田悦嗣君。
     (市長 内田悦嗣君登壇)

◎市長(内田悦嗣君) おはようございます。自由民主党・無所属クラブ、柳 毅一郎議員の総括質疑にお答えいたします。
 私のほうからは、4点お答えをさせていただきます。
 まず、発言事項の1、議案第2号、専決処分に至った経緯について、現在の市内の医療体制を含め、市は新型コロナウイルスの現状についてどのように捉えているのかというお尋ねでございますが、新型コロナウイルス感染症の本市の状況といたしましては、7月下旬から感染が急拡大し、千葉県が公表する1日の新規感染者数が8月中旬には100人を超える日があるなど非常に深刻な状況になっておりました。
 こうした感染者の増加に伴い、市内の医療提供体制にも大きな負担が生じたことから、市では新型コロナウイルス感染症が拡大する中においても救急医療体制を維持・確保すること、また発熱患者等が安心して必要な医療の提供を受けられるための体制整備が重要であると考え、医療機関への支援を行うことといたしました。
 なお、新規の感染者の状況につきましては、PCR検査の確定日を基に直近7日間平均の値を市としてまた調べたところ、8月18日をピークに9月に向け減少している状況でございます。
 次に、議案第3号、電子契約の導入経費についてのうち、事業内容及び効果について、また今後のスケジュールについてというお尋ねですが、まとめてお答えさせていただきますが、電子契約につきましては、従来の契約書に代わりインターネット上で契約を締結する契約方法の一つでございます。
 その中で、本市では立会人型電子契約の導入を今後予定しておりまして、クラウドを活用し、電子署名やタイムスタンプを付与した電子ファイルにより契約手続を行ってまいりたいと考えております。
 その効果につきましては、市といたしましては、契約書の印刷・製本や郵送などに要するコスト削減や契約締結までの期間短縮など業務の効率化が期待されているところでございます。
 また、事業者の皆様にとりましては、印紙税が不要になるなど経費負担の軽減がメリットと考えております。
 今後につきましては、この議決をいただきました後、速やかに事業者に選定を行い、令和4年の3月までに契約事務規則等を見直し、事務処理マニュアルの作成や職員及び事業者向けの説明会を行い、令和4年4月からの運用を開始してまいりたいと考えております。
 そして、議案第8号、条例を改正する経緯、目的についてということでございますが、肢体不自由児や強度行動障害のある児童の保護者の皆様などから、周囲の方々に迷惑をかけるなどの理由によりまして、歯科診療受診自体を諦めているとの声が私の元に多く届いておりました。また、障害のある方で市外の大学病院等を受診している方々からは、市内で何とか診療を受けたいという切実な声が市に寄せられておりました。こうした要望を受けまして、障害のある方の受診状況や利用ニーズ等の調査、診療体制の確保や大学病院等との連携など障害者歯科診療所の開設に向け、浦安市歯科医師会とこれまで協議を進めてきたところでございます。
 今回の改正は、これまでその障害特性から市内の歯科診療所での受診が困難であった障害のある方々が浦安市内において安心して歯科診療が受けられることを目的に条例の改正を行うものでございます。
 他につきましては、担当よりお答えいたします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(岡部浩君) 私からは、議案第3号の中から4件お答えします。
 はじめに、要旨2、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業について、補正理由と積算根拠についてのお尋ねです。
 補正理由につきましては、国から9月末までの経費がこれまでに示されておりましたが、引き続き接種事業を11月末まで実施する旨の通知を令和3年7月27日付で受けたことから、追加経費を9月補正で計上させていただくものです。
 積算根拠につきましては、国庫補助金交付要綱に基づきまして、コールセンター業務、集団接種会場運営業務、そのほかに予診票整理業務などの追加経費となっております。
 次に、要旨3、新型コロナウイルスワクチン接種運営事業について、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業と分けて計上している理由についてのお尋ねです。
 新型コロナウイルスワクチン接種の事業を分けて計上している理由につきましては、国からの財源が2つに分かれていることから、それぞれの事業名としたものです。
 主な事業の内容といたしましては、接種体制確保事業につきましては、システム改修費、コールセンター業務及び集団接種会場の設置や運営業務等の接種体制に必要な経費となります。
 運営事業費につきましては、医師・看護師の人件費や接種等における必要な経費となります。
 次に、要旨4、災害時医療体制整備事業について、予算化に至った経緯と内容についてのお尋ねです。
 経緯につきましては、市では災害時に医療救護活動が円滑に実施できるよう、浦安市地域防災計画におきまして、トリアージや応急処置等を行うための救護所の設置を位置づけております。
 このたび、救護所に必要な資機材等を格納するための備蓄倉庫の用地提供につきまして、順天堂大学医学部附属浦安病院との間で調整が整ったことから補正予算にて対応するものです。
 備蓄倉庫の内容につきましては、救護所開設の初動時に必要となりますテントや簡易ベッド等を格納する予定となっております。
 次に、要旨5、PCR検査装置設置費臨時補助金につきまして、市の考え方についてのお尋ねです。
 PCR検査装置設置費臨時補助金につきましては、新型コロナウイルス感染症が急拡大する中、迅速な検査体制を確保するため、PCR検査装置を設置した医療機関に補助金を交付することで救急医療体制をはじめとする地域の医療提供体制の維持・確保に努めるものです。
 今回の補正内容につきましては、今後の新型コロナウイルス感染症の感染状況を見据え、時期を逸することなく医療機関へ補助金の交付ができるように予算を計上するものです。
 私からは以上です。

○議長(宝新君) 都市政策部長。

◎都市政策部長(高橋亮一君) 私からは議案第3号、要旨6、まちづくり事務所について、2点お答えいたします。
 1点目ですが、事務所に関する減額及び増額補正の理由についてのお尋ねでございます。
 まちづくり事務所につきましては、猫実A地区土地区画整理事業の進捗に伴い、現在の事務所の場所を権利者の換地先や道路として整備するため、事務所移転に必要な費用を令和2年度に債務負担行為を設定しました。
 しかしながら、事務所移転の発注準備を進めている令和2年10月、これまで事業の代替地として土地の取得交渉を行っていた権利者から、建物付きを条件に土地の売却の意向が示されたため、建物の取得について検討したところ、新たなまちづくり事務所として予算額より安価に活用できることから、建物を含めた取得に向け交渉を進めることとしました。
 交渉により令和3年3月には、土地及び建物の取得について権利者との合意に至ったことから、契約締結に向けた事務手続を進めていたところ、契約締結直前の令和3年5月、当該土地・建物の売買を仲介した方より、当該土地・建物の売買契約を行ったとの連絡を受け、当該土地・建物の取得が不可能になったことを確認したものです。
 このことから、改めて事務所の機能やコスト縮減など、総合的に当初の移転計画の見直しを行い、計上されていた債務負担行為分賃借料を減額し、整備に必要な費用を計上することとしたものです。
 2点目ですが、今回の件を受けて市の用地取得に対する認識、また今後の用地取得に対する考え方についてのお尋ねです。
 事業認可など、事業手法の位置づけが確定する以前に行う土地の取得、いわゆる先行取得については、価格等の購入条件で他の方と競うこととなる場合、用地取得は非常に難しいものであると認識しております。しかしながら、まちづくりを進めていく上で事業の具体化を図るためには、先行取得は重要かつ不可欠であると考えていることから、今後についても用地取得に当たっては、市が用地を取得することの意義や必要性に合わせ、譲渡に伴う様々な制度や手続などについて丁寧に説明を重ね、権利者に理解や協力を求めていきたいと考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 福祉部長。

◎福祉部長(河林邦朗君) 私から1件お答えいたします。議案第8号、要旨2、利用条件についてのお尋ねです。
 障がい者等歯科診療所を利用する方は、身体障害者手帳1級または2級を所持している方、療育手帳を所持している方を予定しています。
 また、これらの手帳を取得していない場合であっても、児童発達支援や放課後等デイサービスを利用している方など、市内の歯科診療所で受診が困難な方も対象として考えています。
 障がい者等歯科診療所の開設時間については、祝日や年末年始を除いた毎週土曜日の9時から17時を予定しています。

○議長(宝新君) 環境部長。

◎環境部長(橋野浩君) 私からは4点お答えさせていただきます。
 議案第9号、要旨1、事業の経緯と効果についてのお尋ねです。
 本市斎場は、冬季などの葬儀が重なる時期には、式場とともに霊安室の予約が集中し、葬儀に至るまでに数日間お待ちいただく場合があります。
 一方、昨今の葬儀形態は変化し、平成30年度実績では、会葬者が50人未満の葬儀や直葬が全体の70%を占めるなど葬儀の小規模化が進んできている状況になっています。
 このような近年の小規模葬や直葬に対応するため、30人規模の式場と6体用の遺体保冷庫を配する霊安室等を増設することとしたものです。
 これにより葬儀の多様化への対応はもとより、葬儀日数の短縮が図れるほか、施設規模の拡大により利用者の選択枠が広がる効果があると考えております。
 続いて、議案第10号に関して、要旨1、今回の契約に至るまでの経緯についてのお尋ねです。
 一般的に焼却炉等の寿命は約20年と言われていますが、本市のごみ処理施設・再資源化施設も竣工から20年以上を経過したことによりまして老朽化が進み、施設の更新時期を迎えておりました。
 このような中、国はプラント性能の劣化を理由に、まだ利用可能な建物も含め20年程度で施設全体を廃止していることは、経済的観念から改善の余地が大きいとの見解を示しています。
 本市といたしましては、この国の方針を踏まえ、将来にわたり安定したごみ処理を行うための方策として、施設の建替えではなく、竣工から50年の稼働を目指して基幹的設備改良工事を行うこととし、今回の契約に至ったものでございます。
 続いて、要旨2、契約の方法についてのお尋ねです。
 国は、廃棄物処理施設建設工事の発注・選定方式として、公共工事の品質確保の促進に関する法律に基づき、価格だけではなく、提案内容と価格を総合的に評価する方式により行うことが望ましいとの見解を示しています。
 これを踏まえ、市では総合評価一般競争入札方式と、公募型プロポーザル方式の比較検討を行った結果、事業者から技術力を生かした積極的な提案が期待できること、また優先交渉権者決定後に詳細な契約内容を決定できること等のメリットを考慮し、公募型プロポーザル方式としたものでございます。
 続いて、要旨3、財政負担軽減についてのお尋ねです。
 本工事では、多額の事業費を要することから、可能な限り国の補助金や交付金を活用するとともに、起債の活用により、財政負担の平準化や軽減を図ることとしています。
 なお、国からの補助金・交付金といたしましては、約105億円の工事費に対しまして、全体で約36億円を見込んでいるところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 財務部長。

◎財務部長(山崎勝己君) 私からは、認定第1号から1点お答えさせていただきます。
 要旨1、令和2年度決算の総括的な認識についての中、令和2年度決算の総括的な認識と経常収支比率が上昇していることへの見解についてのお尋ねです。
 令和2年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により市税収入が大きく減少するなど、財政面で大きな影響を受けながらも、予算執行を適正に行うとともに、市民生活に直ちに影響を及ぼさない事業の先送りや国・県の補助金の確保に加え、地方債の活用などにより財源の確保を図り、財政収支への影響を極力抑えることで引き続き健全財政を維持できたものと考えております。
 また、経常収支比率については、経常一般財源である市税の減収などにより、前年と比べて2.7ポイントの増加となっております。
 今後についても、社会保障などの義務的経費が増加傾向で推移するものと考えておりますことから、経常収支比率など各種財政指標に留意しながら財政運営を行っていく必要があると考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 会計管理者。

◎会計管理者(河野良江君) 私からは認定第1号から1点お答えいたします。
 要旨2、令和2年度の資金計画について、令和2年度はどのような課題認識の下、対応したのかとのお尋ねです。
 日々の支払いに充てる歳計現金の支払資金は、各所属に収支資金計画の提出を求め、これを元に支払準備金の需要予測を立てています。
 令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により市税の収入が大きく減少したことから、9月以降、年度末まで常に支払資金に不足が生じる状況となり、資金需要に対応するための円滑な資金調達が課題となりました。
 このため、収支資金計画の把握に努め、財政調整基金等から最大57億円の繰替運用を行うとともに、12月の財政調整基金からの繰入金10億円と合わせ資金需要に対応したところです。
 以上です。

○議長(宝新君) 都市整備部長。

◎都市整備部長(知久岳史君) 私からは認定第1号から1点についてお答えいたします。
 要旨3、決算審査意見書についての中、下水道事業の決算審査意見書を受けての現在の経営課題と今後の考えについてのお尋ねです。
 下水道事業につきましては、コロナ禍における下水道使用料の大幅な減収への対応のほか、公営企業会計に移行して間もないことから、安定した経営基盤の強化を図ることが課題と考えております。
 今後につきましては、決算審査意見書の指摘を踏まえ、令和3年3月に策定した浦安市下水道事業経営戦略に基づき、投資、維持管理の合理化などに努めていきたいと考えております。
 以上です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) それでは、ご答弁いただきましてありがとうございました。
 以降の質疑につきましては、続く会派代表総括質疑及び各常任委員会の質疑に委ねたいと思います。
 当局の皆様におかれましては、引き続き大変難しいかじ取りが続くと思います。様々な要素を勘案しつつ、浦安市の全ての市民のために総合的に考えて判断を行っていただければと存じます。
 以上、会派自由民主党・無所属クラブを代表しての総括質疑を終わらせていただきます。皆様ありがとうございました。

2022年01月20日
柳 毅一郎

 

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