令和2年12月議会 一般質問について、件名1 コロナ下での市民参加事業について、件名2 コロナ下での行政運営について(デジタル改革について)

令和2年12月議会 一般質問について、件名1 コロナ下での市民参加事業について、件名2 コロナ下での行政運営

内容は以下となりますのでご報告致します。

件名1 コロナ下での市民参加事業について

要旨1 本市の取り組みについて

細目1 本市の考え方や状況について

細目2 課題認識及び今後の方向性について

件名2 コロナ下での行政運営について

要旨1 庁舎に市民が足を運ばなくても市のサービスを享受できる、来たとしても短時間ですむ仕組みについて

細目1 現在の取り組み状況について

細目2 課題認識及び今後の方向性について

細目3 押印についての見解(対外向け)

細目4 コスト面について

要旨2 浦安市役所対内のデジタル化について

細目1 テレワークについて

細目2 BYODについて
※BYOD (Bring your own device、ビーワイオーディ)は、従業員が個人保有の携帯用機器を職場に持ち込み、それを業務に使用することを示す。
細目3 押印についての見解(対内向け)

細目4ペーパーレスについて

○議長(宝新君) 通告順により、柳 毅一郎君。
     (柳 毅一郎君登壇)

◆(柳毅一郎君) それでは、質問をさせていただきます。
 コロナ禍によって社会は激変し、本市の事業についても大きな影響を及ぼしております。その中で、目に見える形で影響の大きかった事業としては、3密が生じやすいシンポジウムやフォーラム、ワークショップ等のイベントではなかったかと思います。様々な企画を立ててきた職員及び関係者としても、コロナでしようがないと思いつつ、事業が中止になったものについては内心じくじたる思いがあったのではないかと推察いたします。
 一方で、これまでイベント等の市民が参加する事業といったものは、人と人と物理的に会うことが前提となっておりましたが、コロナ禍による緊急対応により、オンラインなどのこれまでになかった開催手法での開催が可能となりました。オンラインで本質的な人間関係を構築できるのかといった根源的な問いのようなご意見もあろうかと思いますが、市のイベント等事業についても、とりわけ公益性が高いものについては不急であっても不要ではなく、オンライン等で事業を継続する必要があり、この置かれたタイミングをいかに生かせるかは本市の対応のありようにかかっているのではないかと思います。
 今回は、コロナのイベント等、市民参加事業について検証や総括的な意味合いで聞かせていただき、その上で、今後の方向性についてもご答弁願えればと存じます。
 件名1、コロナ禍での市民参加事業について、要旨1、本市の取り組みについて、細目1、本市の考え方や状況についてでございます。
 まず、コロナ禍において本市として、イベント等、市民が参加される市民参加事業についてはどのような姿勢や対応方針で臨んでいるのか伺わせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 市長、内田悦嗣君。
     (市長 内田悦嗣君登壇)

◎市長(内田悦嗣君) 柳 毅一郎議員の一般質問にお答えいたします。
 件名1、コロナ禍での市民参加事業について、コロナ禍において本市として市民参加事業をどのように考えているかというお尋ねでございますが、市民が参加するイベントの開催につきましては、緊急事態宣言時においては国・県の通知に基づき中止としておりましたが、それ以降は感染状況を見据えながら、個々のイベントに応じた感染対策を講じ、徐々に開催できる範囲を広げて、可能な限り開催できるような方法を工夫してきております。
 今後もコロナ禍の中、ご指摘にありましたオンラインの活用なども含めて、できる限り実施できるという方法を工夫して対応してまいりたいと考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 市長からのご答弁、ありがとうございます。
 次に、先ほど総括的というか、検証的な意味合いで聞かせていただくということを述べさせていただきましたが、コロナ禍で中止、延期、ウェブ開催となったイベントや講演会といった市民が参加されるイベント等ですね、市民参加事業についてはその数を把握されているのか、また、その状況を確認をさせていただければと思います。2問目とさせていただきます。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(岡部浩君) 市主催のイベントなどにつきましては、おおむね100人以上集まる市主催のイベントで申し上げますと、11月末までに中止したものが42件、延期が2件、ウェブ開催もしくは併用としたものが5件となっております。
 なお、感染が拡大しておりました春から夏に開催を予定していたイベントのほか、秋に予定していたイベントにつきましても、準備などの関係からやむを得ず中止としたものもございますが、春祭りで開催を予定していたイベントを延期し、秋の市民まつりでの開催とさせていただくなど、開催に向けた対応を行っているところです。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 人数の少ないものについてはもっとあったのかなというふうに推察いたします。なかなかカウントするのも大変だと思うんですけれども、ありがとうございます。
 次に、細目2、課題認識及び今後の方向性に移ります。
 こちらについて、先ほどちょっと数字についても挙げていただいたんですけれども、検証という意味合いで、市民参加事業について、ウェブ上といったもので開催になったものについて聞きたいと思うんですけれども、例えばこの開催について、総括的に、全てがどういうふうにというのはなかなか難しいのかなと思うんですけれども、私としては、1としては、むしろ効率化が図れたなとか、2番目としては、特にウェブ開催に移行しても問題なかった、もう一つとしては、可能なら対面式でやったほうがいいものとか、そのような形で峻別できるかなというふうに、簡単ではございますけれども、思ったところでございます。
 この分類に分ける必要はないんですけれども、事業について、移行したものについて効果検証等を行っているのか伺いたいと思います。
 そして、このウェブ開催の課題認識についても併せてお聞かせ願います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(岡部浩君) ウェブ開催した事業の効果といたしましては、コロナ禍で多くの人が集まることが困難な状況におきまして、密になるのを防止するとともに、より多くの方に視聴で参加いただく機会を提供できたことから、一定の効果があったものと認識しております。
 また、課題といたしましては、市民相互の交流や体験としては一体感を得づらいこともあることから、今後も開催方法を工夫してまいりたいと考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。ありがとうございます。
 次に、これも一概的に切って、何というんですかね、全てそのようなルールがあるわけではないと思うんですけれども、対面式でやっていいのかオンライン上で事業を行っていいのか、どのように市は決定しているのでしょうか。
 また、コロナの影響により事業の中止や変更等について、市職員の負担についての認識を伺わせていただきます。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(岡部浩君) コロナ禍におきまして市民が参加するイベントの開催方法を決定する際には、国・県のガイドラインを踏まえながら、現在は、多くの方が安心して参加できるように個々のイベント内容によって工夫をしながら決定しております。
 また、市職員の負担につきましては、コロナウイルスの影響により事業内容を見直して、オンラインで開催したイベントでは動画配信の準備が必要となったこともありますが、事業規模自体を縮小していることから、総合的に見ますと大きな負担はなかったものと認識しております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 市職員の負担が、大規模なものからオンライン化するというところでということは理解いたしました。そういったところについて、あとは突然中止になるとかという判断がなるべくないほうが職員の負担にならないのかなというふうに思った次第でございますので、そのあたりは全庁的に配慮してあげたほうがいいのかなというふうに思った次第でございます。
 それでは、最後になりますけれども、一定程度市長からご答弁あったと認識しておるところなんですけれども、改めて、開催が困難である不特定かつ多数が集まる市民参加事業について、今後、市の見解について、どのような方策を考えているのか伺わせていただきたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 健康こども部長。

◎健康こども部長(岡部浩君) 今後のイベントの開催に当たりましては、新しい生活様式や3密を防ぐなど対策を講じながら、また、ウェブでの開催も含めまして、市民の皆様が安心して参加できる工夫を行ってまいります。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 既にもう始めているということなんですけれども、改めて検証の意味合いで聞かせていただいたところが大きいのですけれども、結構この状況が長く続くと思いますので、事業等でウェブ化したとか、そういったものについてはしっかりと検証を図っていただいて、よりブラッシュアップしていただければなというふうに思っている次第でございます。
 この件につきましては、私としては以上となりますので、次の件名に移らせていただきます。
 件名2、コロナ禍での行政運営についてでございます。
 こちらについては、まず、新型コロナウイルスの感染拡大により、消極的な意味合いかもしれませんが、人が集まることを極力避けることが望ましい時代となったと私は認識しております。これまで人を集めること、人が集まることに価値を置いてきておりまして、かなり社会の大きな価値観の転換を図られていると思います。本市としても、行政サービスがメインとなっておりますけれども、来庁している形で、なるべく私としては市庁舎に行かなくていい、待たなくていいという利便性向上に取り組む必要があるのではないかなというふうに思っているところでございます。
 そこで、今回は、主に行政手続のオンライン化の課題について伺ってまいりたいと思います。
 要旨1、庁舎に市民が足を運ばなくても市のサービスを享受できる、来たとしても短時間で済む仕組みについてでございます。
 細目1、現在の取り組み状況についてでございます。
 まず、状況確認として、オンラインや郵送等により市役所へ行かずともできる手続について主なものをお示しいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 市では、公民館やスポーツ施設などの公共施設予約や図書館の図書貸出予約、入札についてオンライン化しているほか、ちば電子申請システムを共同利用し、粗大ごみ収集やイベントの申込み、また各申請書の様式ダウンロードを可能にしています。
 そのほか、コロナ禍で自宅からできる手続として郵送による各種申請や届出なども一部可能としており、市のホームページで周知してきたところです。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) それでは次に、窓口の滞在時間をできる限り短くする取り組みについて、どのようなことがあるのかお答えしていただければと思います。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 市民経済部長。

◎市民経済部長(杉山正毅君) 市民課の窓口につきましては、マイナンバーカードの受取りの際、土曜日、日曜日及び平日の夜間に臨時交付窓口を開設しており、事前に予約をしていただくことで待ち時間を軽減しております。
 また、証明発行の手続につきましては、マイナンバーカードを活用することにより市役所に足を運ぶことなく、コンビニエンスストアで住民票の写しなどの証明を取得することができます。加えて、マイナンバーカードの取得者が窓口を利用した際、画面操作で申請できる端末機を利用することで、証明発行までの迅速化が図られ、窓口の混雑緩和になるものと考えております。
 さらに各種証明書の手数料の支払いについて、交通系電子マネー決済を導入したことで時間の短縮につながっているというふうに考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) マイナンバーの時短の取り組みですとか、すごく評価できるものではないかなと、とりわけ思っているところでございます。非常に、適宜予約してすぐ取れるということで、いいものではないかと理解しておるところでございます。ありがとうございます。
 それでは、細目2に移ります。課題認識及び今後の方向性についてでございます。
 自身としては行政手続については、昨今の時流といいましょうか、そういった流れから、オンライン化ができればと考えておるところなんですけれども、現在、市の行政手続で電子申請システムを活用している手続は何件あるのでしょうか。また、その母数、つまり市においても様々行政手続はあろうかと思いますが、市全体としてどの程度の行政手続があるのか伺わせていただきます。
 併せて、電子申請が可能となっている手続の比率をお示しください。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 電子申請が可能な手続については、令和元年度では常時受付しているものが25、また、イベント申込みなど期間限定で受付するものは302となっています。
 行政手続の件数としては、平成29年度に、手続のオンライン化推進の基礎資料とするため条例及び規則等に基づく行政手続について調査しており、市民からの申請や届出等の様式の数は1,010件となっています。手続の対象が異なりますので、現時点での比較はできませんが、今後、押印の見直しと併せて行政手続の様式も調査する予定です。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 それでは次に、現在の答弁といいましょうか、課題認識について伺わせていただきます。
 総論として、本市の行政手続のオンライン化への課題点、その点について伺わせていただきます。よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 行政手続については、申請の際に窓口でアセスメントなど状況確認が必要な場合や、対面による本人確認が必要な場合、また各種申請等に押印が必要な場合などがあり、それらがオンライン化の課題と考えています。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 それでは、ここで要旨1についてそのまま聞かせていただきたいと思うんですけれども、このコロナ禍や今後の業務の改善の面から、なるべく市役所に来なくとも行政手続等のサービスが受けられるというコンセプトについて、本市はどのように考えているか伺わせていただきます。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) オンラインや郵送による行政手続は、市役所に来庁する手間が省けるほか、コロナ禍において対面での受付が避けられるなど、有効な手段であると考えています。
 現在、国ではデジタル庁の創設に当たり、国、自治体のシステム統一、標準化を行うとともに、マイナンバーカードの普及やスマホによる行政手続のオンライン化に取り組むとしています。市では国の動向などを調査・研究するなど、限られた資源を効果的、効率的に活用し、市民サービスの向上に向け取り組んでいきたいと考えています。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。前向きな答弁だと認識しております。よろしくお願いいたします。
 それでは、細目3、押印についての見解でございます。
 こちらについては住民等の対外向けというふうに、後段でまた別の観点から質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 自身が調査したところ、行政手続がオンライン化できない理由として多かったものは、申請届出に際して別の書類の原本確認ですとか、自著・押印が必要である、あるいは収入印紙の貼付けですとか多くの添付書類を要するとか、あと法令等の制約もあるというふうに理解しておるところでございます。
 そこで、今回は、オンライン申請を行うに当たって押印が課題となっているかについて伺わせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 行政手続のオンライン申請に当たっての押印の課題については、押印に代わる電子証明などが必要になることや、マイナンバーを利用する場合にはより一層の普及が必要であることなどと考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 その課題認識の下、改めてになるかもしれないんですけれども、今、民間からの行政手続、約1万5,000種類について、行政規制改革担当相が99%以上の手続で押印を廃止することを明らかにしております。
 ここで、改めてになるかもしれないんですけれども、本市において今後、判こについて、押印について、少なくしていくというような取り組みについて伺いますので、ご答弁をお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 押印廃止の取り組みについては、市民等の負担軽減と事務執行の合理化等を図るため、平成3年度及び平成12年度において実施し、また、引き続き取り組んでいるところです。
 今後は国から示される予定のマニュアルを参考に、押印の見直しに向け、遺漏のないよう取り組んでいきたいと考えています。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。ぜひよろしくお願いいたします。
 要旨1につきましては最後になりますが、コスト面についてでございます。
 オンライン導入の懸念としては、システムの構築費用全体がそもそも極めて高額であるケースですとか、あと、そもそも窓口を含めたサービスの利用の絶対数が少な過ぎるため、オンライン利用率が高くても高コストになってしまいかねないケースがあると認識しておりますが、そこで、質問としては、行政手続のオンライン化を進めることについて、本市の状況を総合的に勘案した場合、今後、費用対効果としてどのようなものが有効と考えているのか伺いたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 行政手続のオンライン化を進めるに当たっては、できるだけ汎用的なシステムを利用することが費用対効果として有効と考えており、本市では、千葉県及び県内自治体で共同運営するちば電子申請サービスや、国が運営するぴったりサービスを利用しているところです。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。この点につきましては、また自分自身でも調査してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、要旨2に移ります。
 要旨1では対外向け、住民等ですね、庁外といいましょうか、住民等の対外向けというふうな観点で聞かせていただきましたが、今度は庁内の、職員向けのデジタル改革についての見解を伺います。
 要旨2、浦安市市役所庁内のデジタル化について、細目1、テレワークについてでございます。
 緊急事態宣言下において、職員が自宅勤務を行うといった形になりましたが、課題整理について検証を行っているのでしょうか。課題認識とともに見解をお示しいただければと思います。
 よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 在宅勤務について、職員からは「業務に集中でき、資料等の作成に有効である」との意見はありましたが、市役所の業務は市民に対するソーシャルワーカーとしての役割が重要であり、出勤者が限られることで相談窓口業務等に支障が出る懸念があること、また、職場同様のパソコン環境が必要となることや、個人情報の取扱いなどの課題があると考えています。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 そこで、次に、かなり身近な話というか、職員の人にとっては特に身近なのかなと思うんですけれども、今回のコロナ禍で、市役所内の情報行政の設計思想といいましょうか、そういったものについて大きく転換したのではないかなというふうに思っております。何というんですかね、職員といいましょうか、議会のほうでもすごくオンラインを活用するといったところで諸々議論しているところなんですけれども、その中で、やはりいろいろあるんだなというふうに思ったところなんですけれども、そこで、現在、職員のパソコンがデスクトップ型で、カメラ機能もついていないというような状況だと思います。これは今までの情報セキュリティの観点から、あえてそうしていたということは重々承知しておるところなんですけれども、今後の考え方としてどうなのかなというふうに認識したところなんですけれども、あえてこういう聞き方をしますけれども、職員のPCがデスクトップ型でカメラ機能もついていないということに不便はないのか、今後のあり方も含めて見解を伺わせていただきたいと思います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 職員が業務で使用するパソコンについては、情報セキュリティ対策として、機能が限定されているシンクライアント端末及びネットワークを使用しており、現在はデスクトップ型を採用していますが、今後、機器更新の際には会議室等に持ち運べるノート型を検討しています。
 なお、ウェブ会議等を行う場合には、別途、通常のノート型パソコンと通信機器を用意して対応しているところです。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 こちらについては、パソコンは持ち運びできて、今後の時代、いろいろなところで会議ができたほうが便利なような気がするので、すぐにはちょっと、いろいろあるかもしれないんですけれども、だんだん古くなってきたときというような入替えのときに、利便性等を検証した上で導入を図っていただければなというふうに思いました。どうぞよろしくお願いいたします。
 そこで、次の話題に移りますけれども、LGWAN、総合行政ネットワークを活用して自治体テレワークが進んでいるという話を聞き及んでおります。こちらについて、本市における自治体テレワークの認識についてお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 市では国・県の機関や出先施設に配属された職員が庁内ネットワークに接続する仕組みを構築しており、在宅勤務の際にはこれを活用したところです。
 LGWANを活用した自治体テレワークについては、令和2年10月に国が公募した、職員の自宅からLGWANで庁内ネットワークに接続する自治体テレワーク推進実証実験に本市も参加し、今後、市のネットワーク環境での動作検証をしながら課題等を整理していきたいと考えています。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 まだ先駆的なところだと思いますので、様々検証しながら進めていっていただければと思います。
 次に、細目2、BYODについてでございます。
 ちょっと英語になって恐縮なんですけれども、こちらについては自宅にある個人の端末機、自宅に限らずなんですけれども、今回は自宅にある個人の端末機を用いて職場の端末機と同様の操作が可能な、いわゆるBYOD-ブリング・ユア・オウン・デバイスの活用が進めば、在宅勤務や庁外での作業について可能性も広がるのではないかと思いますけれども、本市のこの件についての見解をお伺いしたいと思います。
 よろしくお願いします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 本市では、在宅勤務の際に、職員が個人所有のパソコンを使用して自宅で業務を行ったところです。使用に当たっては、インターネットを経由して庁内ネットワークに参加する際にセキュリティ対策など一定の要件を満たすことを条件として、職員からの申請に基づき、個人所有のパソコン利用を許可いたしました。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。理解しました。
 それでは、細目3に移ります。押印についての見解でございます。
 先ほどは住民等の対外向けというような解釈でございますけれども、今回は、職員の庁内向けというようなことでございます。
 さきに対外についての見解は聞きましたが、職員向けの押印の状況ですね、本市の決裁文書の手続上における印鑑の使用状況について、実情を含めてご説明いただければなというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 本市の決裁文書については、これまでも緊急性が高い文書や複数の添付資料を同時に比較検討する場合などを除き、文書管理システムを活用した電子による決裁を推進してきたところです。
 また、決裁文書における印鑑の使用状況について、令和元年度では全体で約5万9,000件のうち約3万8,000件が押印による決裁となっており、その割合は約6割となっております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 そちらについて、どういう解釈があるのかなというふうに思いますので、庁内決裁における印鑑の運用について、本市として改善の余地はあるのか伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 押印による決裁の主な理由については、添付資料に個人情報が記載されている場合や図面などの大きなサイズの資料をPDF化できない場合などが要因となっており、現状では改善は困難と考えます。
 一方、職員の年次有給休暇申請簿や時間外等勤務命令簿など、人事関係の決裁についてはシステム化されておらず、全て押印による決裁となっており、今後、押印の見直しについて検討していきたいと考えております。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 分かりました。
 私も今、聞いてということなので、総合的な判断から見直しを図っていただければと思います。よろしくお願いいたします。
 それでは、最後になりますが、細目4、ペーパーレスについてでございます。
 こちらについては、紙での会議についての本市の見解を伺いたいと思います。分かりやすいように、ちょっとイメージつきやすいように言いますと、資料を事前に印刷して会議室に集まったり、会議用に資料をファイリングする作業時間であったり、資料探しや紛失する安全面のリスクから、もう少し何とかできることもあったりするのかなと思いますし、全てができるというふうには私も思っていないんですけれども、例えば誤字があった場合等に全部印刷し直すとか、そういったところは改善できるのかなというふうに、一例ではありますけれども、思っているところでございます。
 そういったことを含めて、本市の、そうですね、本市といいましょうか、庁内内部のペーパーレスの状況や認識、そして今後の取り組みについて伺いたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(宝新君) 総務部長。

◎総務部長(橋野まり子君) 会議資料の印刷にかかる時間や印刷コスト等の削減は取り組むべき課題と認識しておりますが、複数の資料を同時に比較検討する場合や図面などの大きなサイズの資料を使用する場合など、パソコンの画面だけでは確認が困難な会議もあると考えております。
 現在は、取り組み可能な一部の会議において試行的に、紙の資料を用意せずにノート型パソコンで資料を確認しながら会議を行っており、効率的、効果的なパソコンの活用方法など研究しているところです。

○議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 引き続き、取り組んでいらっしゃるということで、進めていただければと思います。
 改めてになりますけれども、このコロナという社会背景を基にですね、やはりかなり我々の生活様式も変わってくると思いますので、件名2の要旨1のタイトルにもつけさせていただきましたけれども、庁舎に市民が足を運ばなくても市のサービスを享受できる、来たとしても短時間で済む仕組みについて今後も推進をしていただければと思いますので、再度の要望といたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
 皆様、どうもご清聴ありがとうございました。

2021年02月11日
柳 毅一郎

 

新着日記

「やなぎ日記」の一覧

新着活動報告

「議会報告」一覧

浦安レポート

「浦安レポート」一覧

公式Facebook

連絡先

279-0013
浦安市日の出1-3 海風の街3-1203
050-3630-8791

お問い合わせはこちら