総務常任委員会行政視察② 大阪府 堺市役所 行財政改革の取り組みについて
二日目は大阪府堺市に視察に行って参りました。
1.視 察 期 間 令和元 年10月 10 日(木)
2.視察場所・項目 大阪府 堺市役所 行財政改革について
3.視察内容及び感想
堺市では、「堺市マスタープラン」の計画期間である平成23年度から平成32年度を通じて、「行財政改革プログラム」「第2期行財政改革プログラム」「第3期行財政プログラム」に基づき、行財政改革を進めています。
平成30年度から平成32年度(令和2年)を計画期間とする「第3期行財政改革プログラム」では、歳出の削減や歳入の確保を目的とした従来の量の改革に加え、市民サービスの向上 や組織機能の強化など質の改革の両面から、公共サービス改革、行政運営改革及び財政運営改 革に取り組むとともに、本プログラム全体の進捗を把握するために、複数のKPI(重要業績評価指標)を設定し、行財政改革の成果を多面的に測定することとしています。この点は非常に大切な視点ではないかと感じました。
行政改革の取り組み内容について計数管理では堺市は本市と比べると、もう一歩踏み込んでいるとの印象を受けました。行政改革の効果を「可視化」しており、わかりやすい説明を行っていました。
4.本市に取り入れる視点について
・KPIの設定について
全体の進捗を確認するため、KPI(重要業績評価指標)を設定している点については見習う必要があります。KPIは、目的を達成するまでのプロセスにおける「利用者満足度の向上度合」「生産性の向上度合」「新たな財源の確保度合」「個別取組の進捗度合」の4つの観点から、その指標と目標値を示しており、本市としても数字で行政改革の結果を示す必要があります。
・行政改革の効果を金額で現している点。
金額を示すことは、市民に対し行政改革の効果をわかりやすく説明していると考えられます。いかに費用面で効果を現すかについては、今後、本市でも検討の余地があるのではないかと思いました。
堺市役所のご担当者の皆様におかれましては、浦安市総務常任委員会の視察について受入を行っていただき、委員長として感謝申し上げます。
2019年10月21日
柳 毅一郎