平成29年 12月 定例会(第4回)一般質問

平成29年 12月 定例会(第4回)一般質問

件名1公園について
要旨1 浦安市の公園政策について
細目1 浦安市の公園の現状について
細目2 公園施設の老朽化について
細目3 都市公園法改正について
細目4 特色ある公園施設について

件名2 糖尿病について
要旨1 浦安市の糖尿病に係わる政策について
細目1 糖尿病の対策の意義について
細目2 生活習慣の改善について 
細目3 ナッジを用いた健康政策について
細目4 先進自治体の呉市の事例について

△柳毅一郎君の一般質問

○副議長(宝新君) 通告順により、柳 毅一郎君。
     (柳 毅一郎君登壇)

◆(柳毅一郎君) それでは、よろしくお願いいたします。
 件名は2件でございます。順次質問させていただきます。
 まず、件名1の公園についてでございます。
 本市が管理する公園は149施設ございます。街区公園が109施設、近隣公園が11施設、地区公園が3施設、運動公園が1施設、総合公園が1施設、緑地・緑道が24施設となっております。改めてこの数字を見ますと、しっかりと考えるべきテーマではないかと私自身思います。それで、今回、都市的な課題に対応するために都市公園法が改正された、そういったタイミングや、あと、かねてより自身訴えております公共施設やインフラの老朽化対策、こういったことについて訴えさせていただいておりますが、公園施設についてもさらに前に進めるため、今回、幾ばくか質問させていただきたいと思いますので、よろしくご答弁をお願いいたします。
 それでは、要旨1、浦安市の公園政策について、細目1、浦安市の公園の現状について。
 まず、本市の公園政策の課題について概要を総括的にお聞きしたいので、その点お示ししていただきたく思います。よろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。
     (都市環境部長 露木智広君登壇)

◎都市環境部長(露木智広君) 柳 毅一郎議員の一般質問にお答えします。
 件名1、公園について、要旨1、公園政策について、公園政策の課題についてのお尋ねです。
 平成28年度末現在、本市には緑地などを含め151カ所の都市公園があります。地区ごとの状況といたしましては、中町・新町地区においては住宅開発に合わせ計画的に公園を配置しているところですが、中町地区におきましては地域により高齢化が進み、求められるニーズが変化していることから、利用者の年齢構成や利用形態などに対応する公園整備の検討が課題と考えています。
 また、元町地区につきましては、公園の数は多いもののそのほとんどが小規模で、施設が老朽化した公園も多くあると認識しており、それらが課題であると考えているところです。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 済みません、公園の数が少し私よりアップデートされていて、申しわけございませんでした。151公園ということで、そういった現況の、今、述べていただいたような課題をお持ちだということは理解いたしました。
 そこで、改めて、公園というのもいろいろ位置づけが変わってきておりまして、例えば児童公園というものがだんだんなくなってきているとか、名前自体がなくなってきてしまっているとか、人の利用状況が時代によって変わってきていると思います。そのため、まず、今の浦安市に求められる時代状況を踏まえて、公園利用者や都市として公園に求められるニーズ、そういったものはどのように考えられているのかお示ししていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 平成26年に改定した緑の基本計画で行ったアンケート調査結果では、将来の望ましい緑のあり方として災害に強い公園、緑豊かな散策路が多い、豊かな自然や樹木が残されているなどが求められているところです。公園整備に当たりましてはそれらの意見を踏まえながら、多くの方に利用していただくよう、地域や時代のニーズに合った整備を行っていきたいと考えております。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 それと、先ほど前者からも似たようなといいましょうか、同じような考え方なのかなと思うんですけれども、やはり住民の観点からどのように取り組んでいられるのかということが、私も気になるところです。やはり公園整備ですとか、整備といいましょうか管理等に関して、地元住民がどの程度積極的に取り組んでいらっしゃるのか、協力的であるのか否か、よくも悪くも本市の具体的な状況はどのようなものになっているのでしょうか、その点についてお聞かせください。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 公園の整備や改修の際には設計段階で近隣自治会などと調整を図り、周辺住民への周知及びアンケート調査またはワークショップを行い、市民に親しまれる公園として整備を行っているところです。
 また、公園の管理につきましても、自治会やボランティア団体など市民が組織する団体に公園や緑地の里親となっていただき、環境美化活動や環境学習活動のほか、施設の損傷などについての情報をいただいているところです。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) そこで、少し具体的な数字として、浦安市の1人当たりの公園面積はどのような数字になっているんでしょうか。そしてあと、可能であれば元町、中町、新町でどのような数字の差があるのか、その点示していただいた上で評価について述べていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 平成28年度末現在で、都市公園数は先ほど申し上げましたように151カ所、面積が115.1ヘクタールで、市民1人当たりの公園面積は6.9平方メートルとなっています。各地区ごとで申し上げますと、元町が0.69平方メートル、それから中町が8.33平方メートル、新町が15.73平方メートルとなってございます。
 評価としては、今、ご説明したとおり、元町が面積としては極めて低いという状況になってございます。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 そこで、本市政策の課題の概要ということをお聞きしましたが、改めて、自身としては今の数字を聞いた上で、元町、中町、新町それぞれの公園ニーズは違うと思いますが、実際、市としてはどのようにお考えになっているのか、その点お示ししていただきたいと思います。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 平成26年に改定した緑の基本計画で行ったアンケート調査結果では、地区に限らず、身近な公園の整備や管理の行き届いた公園、災害に強い公園などが望まれています。
 加えまして、元町地域では大規模な公園整備も望まれているところです。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 ここで関連づけてというわけではないんですけれども、先ほど中村議員からも浦安公園について、どのようなニーズとか必要性のもとつくられたのかということを質問しようと思いましたが、この点、中村議員の質問で私も理解いたしましたので、その点は割愛させていただきます。
 先ほど述べていただいたように、元町、中町、新町で相当1人当たりの公園の面積の差が大きいということで、非常にニーズが大きいですし、期待されている部分も多かろうと思います。しっかりと整備していただければなと思います。よろしくお願いいたします。
 続きまして、細目2に移らせていただきます。公園施設の老朽化についてでございます。
 こちらについても私も、浦安市公共施設等総合管理計画、こちらから主に聞かせていただきたいと思います。
 概要を述べますと、公園施設長寿命化計画を平成26年3月に策定し、老朽化に対して、予防保全型を導入した管理を実施するなど遊具を中心にいろいろ定期点検をやられていると思います。そこで、この中で、整備後40年を経過した公園が増加しているというコメントが書かれておりました。やはりなかなか、今後、施設の劣化や損傷等が顕在化するのではないかという、そういう懸念を私としては抱いたところでございます。
 その点、こういったコメントがある中、現在の公園の老朽化の状況説明、このことについてお示ししていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 公園施設の現状としましては、遊具などの塗装のはがれやネットフェンスの劣化など、利用に支障はないものの経年で老朽化している公園施設が元町、中町で多くなってきているところです。これら施設の破損などについて、緊急を要する場合は随時対応するとともに、公園施設長寿命化計画などを踏まえ、計画的に補修、改修、撤去などを行っているところです。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。緊急を要するものは迅速に対応していただくということで、理解いたしました。
 それと、少し似たような観点になってしまうかもしれないんですけれども、公園の安全の確保とか耐震化の実施方針から今後どのような課題があるのか、その点、お示ししていただきたいと思います。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 公園の安全確保につきましては、施設の破損などをいち早く把握し、使用禁止や補修など、迅速な対応を行うことが重要と考えています。
 また、耐震化につきましては公園施設については特に定めておりませんけれども、一時的な避難場所となる公園の管理事務所等の建築物については、昭和56年に改定されました建築基準法の新耐震基準に基づき建設しているところでございます。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 少しここで紹介ではないんですけれども、公園の老朽化ということでピンと来ないかもしれないので、例えばですけれども少し挙げさせていただきますと、園路広場とか舗装とか、アスファルト、ブロック舗装等がありましたり、修景施設でしたら池や噴水とか、休憩施設、ベンチ、椅子、野外卓、パーゴラとか、管理施設ですとさく、案内板、車どめ、くず箱とか時計台、擁壁、便益施設だとトイレ、施設が結構多いのでトイレも改修するとなると非常に大きいものではないかなと思います。あとは、運動施設ですと、想像しやすいですけれども、テニスコートですとかサッカーとか、あとはプール、球場とかそういったものがあります。その他、普通に使うような排水施設ですとか給水施設、電気施設、あとは公園特有の遊具、遊技施設ですね、滑り台とか砂場とかそういったものがあろうかと思います。これは本当に、何というんですかね、蓄積するとなかなかの金額になるのではないかとも思います。
 そこで、そのような観点から、ここも浦安市公共施設等総合管理計画に書かれているところなんですけれども、本市の管理する公園は、先ほどの繰り返しになってしまいますが、整備から長い年月が経過したものが多く、今後、進展する老朽化に対する施設の安全対策の強化及び改修・更新費用の平準化を図る必要があります。そのため利用頻度や公園規模、重要等を数値化し、健全度と併せて優先度を評価する必要があると考えるというような形に書かれておりました。
 そこで、財政的なところはまだできていないということなんですけれども、現状の検討の状況ですね、この文章に対してどのような検討がなされているのかお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 利用頻度など数値化という点では、なかなか難しいと考えておりますけれども、平成25年度に策定した公園施設長寿命化計画では、遊具の破損状況などの健全度やその遊具の重要度から優先度を定め、さらに耐用年数を加味してこの改修計画を策定しているところでございます。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 遊具は今、やられているということで理解いたしました。ただ、最後の要望というのは、まだちょっと聞きたいところがあるので最後にいたしますが、遊具だけではなくて、やはり多面的にいろいろもうちょっと見ていく必要があるのではないかというのが今回の趣旨でございます。
 そこで、済みません、本論に戻しまして、都市公園ですね。平成26年3月ですね、こちらもしつこいですけれども、公園長寿命化計画を参考に設定されておるところで、その中で、長寿命化計画は平成27年度から10年間の計画であるが、その毎年の平均費用(1.35億円)が本計画期間の40年継続するものを想定、そういう計画がなされております。文章で書かれているところであり、詳細についてどのようなものになっているのか、もう少し肉付けをして説明していただきたいのでよろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) ただいまの点につきましてはヒアリングの際にお伺いしていなかったので、資料がございませんので、お答えできません。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 済みません、行き違いだったかもしれません。申しわけございません。
 それでは、あと具体的な名前が出ていたところで、しおかぜ緑道の公衆トイレですね、こちらが富士見一丁目と、あとしおかぜ緑道の公衆トイレ、堀江一丁目ということが建築後30年以上経過している、そういうような記載がありました。この点について、具体的になんですけれども、今後の方針についてはどのようなものになっているのでしょうか。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) しおかぜ緑道につきましては現在、改修工事を計画しておりますので、その中でトイレの改修も予定しているところです。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 要望としては、今回答弁もちょっと厳しいということだと思いますので見送りましたが、やはり今後の更新費用がどの程度見込まれるのかということと、その更新費用の数値をつくるのにどのぐらいかかるのか、あと、やはり財政負担の観点ですね、これをどういうふうに考えるのかということは、ぜひ検討していただきたいと思います。長寿命化という、遊具については今、現状やられているということで理解しておりますが、先ほど私が具体例を述べたところですけれども、いろいろ附属設備も、考えてみると確かにいろいろあるなと自身で調べた中で思った次第です。ぜひともそういったところもカバーしていただければなと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、細目3に移らせていただきます。都市公園法改正についてでございます。
 こちらについては2017年6月15日に施行されました。ここで、ご存じの方も多いと思いますけれども、注目されるポイントとしては、いろいろ変わっておるところなんですけれども、都市公園内で保育所などの設置が可能になったことではないかなと思います。これまでは、関連施設以外で公園内に設置が認められるのは災害用倉庫とかそういったものが、ごく一部に限られていたものを、改正後は、地方公共団体など公園管理者の許可を受けた上で、保育所、保育園、認定こども園、学童クラブ、そういった設置も認められることになりました。これ以外にも論点があり、いろいろ聞きたいこともあるんですけれども、絞って聞きたいと思います。
 本当に、この都市が直面する大きな問題、どうやって自治体の取り組みを促進していくのか、そういったことが求められるような法改正ではないかと自身では思っているところでございます。
 そこで、まず概要ですね。都市公園法の改正について、概要についてお聞かせ願いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 都市公園法の主な改正内容としましては、都市公園で保育所等の社会福祉施設の占用が可能になったこと、カフェ、レストランなど民間事業者による収益施設の公募設置管理制度の創設、公園の整備・活性化を図るための協議会制度の創設、また、都市公園の維持管理基準が創設されたものです。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 そこで、先ほど私が述べて今、述べていただいたように、この国家戦略特区法について、平成27年に先行的に解禁されていました、この都市公園内の保育所の設置も解禁したわけなんですけれども、まあまだ始まったばかりなのでどう運用していくのかというのは、始まったばかりというところなのですが、この点について浦安市が何か検討されていることはあるのでしょうか、その点、お聞かせ願いたいと思います。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 都市公園内での保育園等の設置についての改正は、保育園等の需要の増加に対応するためと考えておりますけれども、現状で、私どものほうで保育園等の設置のお話は伺ってございません。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 どういうふうにするのかというのは、私も少し、まずは聞いてみようというような発想で今回、聞かせていただいたところですが、本当に今後、今の政権運営等を見ても、本当に保育需要が増加するのかなと思ったりもしますので、その点、メニューが少し増えているのではないか、そういったことも踏まえて、もし使えるようであれば考えていくという観点を持っていただければなと思います。
 いろいろ、事例がそんなに多いわけではないので大変な面もあろうかと思いますけれども、少しメニューが増えたのではないか、その点ちょっと触れさせていただきたいと思います。
 次に、管理者の財政負担増加への対応と私は思っているんですけれども、公募設置管理制度の新設、こちらが挙げられていると思いますが、こちらの検討状況はいかがでしょうか、お聞かせ願いたいと思います。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 公募設置管理制度につきましては、公園整備や管理に係る財政負担が軽減されることや、市民サービスの向上につながるメリットもあると考えますけれども、地域のニーズや事業者としての採算性の問題があることから、他自治体の事例などを参考にしながら、今後、研究していきたいというふうに考えてございます。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。今のところは、というところでしょうけれども。
 あとその他、先ほど概要を述べていただきましたが、今回の改正について浦安市に影響といいましょうか、何か検討したようなことはあるんでしょうか。先ほど論点として挙げたのは、私はその2点なんですけれども、そのあたり、ほかに何か検討されたことはあるのか、その点確認させてください。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 今回改正された都市公園法の中には、新たに公園の点検や維持管理などの技術的基準が規定されたところです。市では、これまでも新たな基準と同様の遊具の点検等を既に実施しておりますので、引き続き、基準に沿った点検や維持管理に努めていきたいと考えているところです。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 それでは、細目4に移らせていただきます。特色ある公園施設についてでございます。
 これも概要になりますが、概要といいましょうか、担当課としてどのようなことを考えてこられたのかなと思いまして、改めて聞かせていただきたいと思います。
 特色のある公園施設、いろいろ皆様の頭の中に思い浮かぶと思います。何が特色があるかというのは非常に難しいところなんですけれども、やはり市民の人が非常に、何というんですかね、誇らしく思えるというのも1つ私は、あとはやはり利用度が高くなるというのが非常に重要なのではないかなと個人的には思っているところでございます。
 そこで、浦安市の公園について、特色があり市民ニーズに合った公園をつくるため、担当課としてはどのようなことを考えて実行されてきたのか、その点教えてください。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 公園の整備や改修につきましては、これは先ほどもご説明申し上げましたように、近隣住民や自治会などと調整を図り、周辺住民へのアンケート調査やワークショップ等を行い、できる限り市民のニーズに沿った公園整備を行っているところでございます。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 そういうことをやられてきたと思うんですけれども、そこで、もう少し踏み込んだというわけではないんですけれども、公園利用者のニーズ反映の、何といいますかね、プロセスをしっかりと政策形成に組み込めないかなと思っておるところでございます。もちろんアンケートをやられて、そんな踏み込んでいないということを言っているわけではないんですけれども、例えば地域のステークホルダーから成る協議会の設置とか、そういうことも少し考えてもいいのではないかと思っているところなんですけれども、この点についてどのようなお考えをお持ちでしょうか、お聞かせください。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) 協議会の設置につきましては、公園の活性化などを目的として組織されるものと考えておりますけれども、それにつきましては今後、必要性も含めて研究していきたいというふうに考えてございます。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 本当に、結構この公園というのは憩いの場でもありますし、いろいろな利用の仕方があるのではないかなと思いますし、先ほどの質問もありましたし、やはり市民の関心も本当に高いものではないかなと思いますので、研究ということがございましたけれども、よりよく活用が図れるようにしっかりと研究していただいて、よきものにしていただければなと思います。
 それでは、最後になりますが、今回の改正のところで非常に、何というんですかね、PFI事業による設置管理許可の期間の延伸とか、そういったことも改正で変わったところなんですけれども、自身としては、民間事業者を活用し、特色を付与していくことも一つの手ではないかなと考えておるところでございます。
 ただ、これもいろいろな方から批評があったと思うんですけれども、なかなかそれは難しい部分もあるということは十分理解しております。例えばカフェを設置するとか、さまざま出ていると思います。ただ、形としては、どちらかというと財政負担とかそういった面を見ても、できるのではないか、そういうところ、市民の利用満足度もあるんですけれども、公園の管理とかそういう財政負担のところからもぜひ、できるのであればアプローチしてもいいのかなと個人的に思っております。
 市民利用のために、余り市がお金を出して整備するよりも、民間でうまく収入を得た上でというのが、公園を財政的にも管理していくというのが非常に重要なのではないかなと私は思っているところなんですけれども、そこで、済みません、本論に戻しますと、結局やはり民間はシビアでございますので、集客力等で、立地的なところがやはり大きな参入要素だと私としては考えているところです。やはり人が来なければそういった使用料収入を、市としては欲しい部分もあるんですけれども、なかなか民間もシビアに経営されていると思うのでその辺が折り合わなければいけないと思います。
 そこで、この実態として、先ほどちょっと聞いた質問に類似してしまうんですけれども、より細かい点で、集客力に欠かせない立地、あるいは人数とかそういったことについて、どの程度来るのかとか、そういったことについて市として調査されたことはあるのかなと思いますので、その点を踏まえて、今後の民間事業者活用の考え方についてお考えをお示ししていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 都市環境部長。

◎都市環境部長(露木智広君) これまでどれくらい来るのかといった調査をされたことがあるのかといった点ですけれども、基本的には、私どもで調査をしたことはございません。
 議員も言われていましたように、民間企業ですので、ある程度の売り上げがないことには参入はしないのではないかというふうに考えてございますけれども、いずれにいたしましても、まだ新たに法改正されて施行されたばかりですので、今後、さまざまな観点から研究はしていきたいというふうに考えてございます。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。公園政策については以上にいたします。
 ぜひしっかりと、特に私が訴えたいのは老朽化のところ、このあたりはしっかりと、先ほど要望させていただきましたけれども、いろいろ更新の費用ですとか、遊具以外にもいろいろしっかりと調査をかけていただければなと要望いたします。よろしくお願いいたします。
 それでは、件名2の糖尿病について質問させていただきます。
 ちょっと、糖尿病についてというわけではないんですけれども、改めて私も調べてみましたが、日本のみならず、やはり糖尿病というのは今や世界の成人人口の8.8%で4億1,500万人が抱える病気だそうです。世界では年間500万人以上の人が糖尿病の引き起こす合併症などで死亡しており、6秒に1人という、統計のとり方というか言い方にちょっとあるんですけれども、6秒に1人が糖尿病に関連する病で命を奪われているとのことです。
 ただ、非常に大変な病気なんですけれども、国際糖尿病連合という組織があって、2型については発症予防により世界中の医療費支出が11%削減可能という前向きな統計もあります。2型糖尿病のことについては、生活習慣の見直しを行って健康な食生活を維持することによって、本当に相当発症を抑制したり、おくらせたりすることが可能ではないかなと思っておるところでございます。
 あと、日本のほうを見てみますと、2016年に実施された糖尿病実施調査によりますと、約1,000万人が糖尿病が強く疑われる人となっており、さらに糖尿病の可能性を否定できない人も約1,000万人おり、合計で総人口の15%を超える2,000万人の糖尿病患者及び予備軍がいると推定されております。本当にこれは、人数比からしてもかなり早期に取り組まなければいけない課題ではないかなと、私自身も受けております。
 その他、重病化すると本当に大変な病気であると思いますし、早期発見、早期治療をいかにしていくかというのが非常に求められることではないかと思います。自覚症状がすごく少ないことから受診率等も低かったりする、そういうことが本当に重症化される要因ではないかなと自身も考えております。
 済みません、ちょっと前置きが長くなってしまいましたが、こういった、やはり日本の中の人口も非常に多い中で自治体対策としてどうやって本気で取り組めばいいのかということを少し、私としても考えておるところでございます。当然浦安市としてもやられているところではないかと思いますが、改めて、浦安市の糖尿病にかかわる政策について聞かせていただきたいと思います。
 それでは、済みません、細目1の糖尿病対策の意義について、まずそこから聞かせていただきたいと思います。
 厚労省は2013年度から、第2次健康日本21で糖尿病患者数を平成22年度に1,000万人抑制するという計画を策定されております。これを受けて、浦安市で糖尿病に関して策定された計画はあったのでしょうか、その点お答えください。
 また、あるとしたら、どのようなものになっているのかお示しください。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 糖尿病患者に特化した計画はありませんが、本市においても平成26年度に、国や県の計画を踏まえた健康うらやす21(第2次)を10カ年計画で策定をしております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) 糖尿病に特化したものはないというところだと思いますが、その策定した計画があるということで、ちょっと今、答弁を聞いた中で理解したところなんですけれども、そういった中で、糖尿病に特化したものではないということなんですけれども、入れ込まれたものとして、何か達成されたものですとか中間報告、そういう計画策定したものについて何かあったんでしょうか。済みません、特化したものではないということなんでしょうけれども、踏まえられていたものでも結構なので、何があったのかお示しください。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 健康うらやす21は、平成26年度から35年度まで10カ年の計画ですが、来年度、中間評価及び計画の中間見直しを行うというふうになっております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。今のところで答弁、来年度見直しをするということで、しっかりとそういう、この糖尿病についても位置づけていただきたいと思います。具体的なところはちょっと、済みません、今わからないんですけれども、次に移らせていただきます。
 糖尿病ということで通告をしておりますが、本当に今の日本の時代状況をかんがみて、高齢者の皆様が健康寿命を延伸していただくということ、これが日本の今の至上命題だと思いますし、自治体政策でもかなり大きな意味を持つと思います。
 そこで、糖尿病で通告しておりますので糖尿病と絡めて聞きたいのですけれども、糖尿病と健康寿命について、この点について浦安市が考えていることはどういったことなんでしょうか、お願いいたします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 健康うらやす21の基本理念にあるウェルネスライフを推進する上で、重要な指標が健康寿命の延伸と捉えております。この健康寿命を延伸するためには、正しい生活習慣を基盤としながらも、病気の早期発見・早期治療及び重症化予防が重要と考えており、中でも糖尿病は重症化し、合併症を引き起こすことによって生活の質を著しく低下させる病気であることから、重点的に取り組む必要があるというふうに考えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 そこで、本市の、冒頭に日本とか世界の状況について少し前置きをさせていただきましたが、本市の糖尿病にかかわる医療費については、平成26年度に約4億4,000万円、平成27年度は4億6,000万円、平成28年度は4億4,000万円、そして透析についても触れさせていただきますが、人工透析患者にかかわる医療費については平成26年度は約5億1,000万円、平成27年度は4億8,000万円、平成28年度は4億7,000万円となっております。この数字についてどのような評価をされているんでしょうか。浦安市の中で、浦安市、他市との比較とかそういったことでも低いというのは承知しているんですけれども、改めて、この人数構成というか、いろいろな比較があろうかと思うんですけれども、市としてこの数字についてどのような評価をなされているのかお答えください。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 市民経済部長。

◎市民経済部長(岩島真也君) 本市の糖尿病等に係る医療費の推移に対する評価というお尋ねです。
 本市の国民健康保険被保険者の糖尿病に係る医療費の状況で申し上げますと、議員からご説明がありました平成26年度から28年度の3カ年におきましては、大きな変化はない状況となっております。
 また、同様に、人工透析患者に係る医療費につきましては減額となっておりますが、これは1人当たりの医療費が減少していることなどによるものというふうに考えております。
 医療費や患者数の推移などによる短期的な評価は難しいと考えていますが、引き続き糖尿病の重症化予防に向けた取り組みを推進し、さらに医療費の抑制を図ってまいりたいと考えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 おおむね横ばいと私も考えておるところなんですけれども、これはどういうものかというのをしっかりと、今後も考えていただきたいなと思います。浦安市が若い年齢構成を持っているからか、そういったことなのか、それとも努力でおさまっているのかとか、そういったことも踏まえてしっかりと分析していかなければいけない数字だと、個人としては思っております。ぜひよろしくお願いいたします。
 そこで、改めて聞く、重要であると言わないことはないと思うんですけれども、確認のため聞かせていただきます。
 浦安市はやはり、先ほど言っているようにこの数字、私もほかのところを調べても、やはりまだ低位、少ないと思っております。ただ、やはり早期に対応していくという、少ないからやらなくていいということでは決してないと思います。ずっと少なくしていくということが肝要だと思います。本当に、この医療費についてもそうですし、あるいは本人にとっても、やはり重病化していくのは非常に辛いことではないかと思います。
 済みません、質問に入りますが、やはり浦安市は年齢構成から、1人当たり医療費について、透析の実数も、まだこの数字を見ても低位であると思います。ですが、やはり早くから、数字が少ないから、他市と比べてまだまだ少ないといっても、早くから糖尿病対策をするということは意義が私はあると思いますが、その点確認させてください。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 糖尿病は、病気が重度化することで糖尿病性腎症から人工透析導入や、糖尿病性網膜症からの失明、また糖尿病性神経障害からの歩行障がいなど、さまざまな合併症が要因となって要介護状況を招くことも多く、その方の生活の質を著しく低下させてしまいます。また、浦安市国民健康保険被保険者の医療費を見ましても、1人当たり医療費が高額となる人工透析患者の約6割に糖尿病性腎症があることから、取り組みの意義は高いものと認識しています。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。改めてその意義について述べていただきました。
 本当に、私も改めて調べてみて、非常に早期に取り組む必要がある病気であり、課題ではないかなと思っているところでございます。ぜひよろしくお願いいたします。
 それでは、細目2に移らせていただきます。生活習慣の改善についてです。
 こちらについて、これまで浦安市として糖尿病に関係して、生活習慣の改善、そういったことについて行ってきた事業はあるのか、あるとしたらばどのようなものか示していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) これまでの事業の中では、糖尿病だけに焦点を当てた事業ではなく、糖尿病の予備軍となるメタボリックシンドロームを改善する教室や高血圧予防のための減塩に関連する教室などを実施するほか、さまざまな健康に関する相談事業など、生活習慣病の予防に向けた事業を行っています。
 また、今年度より、浦安市国民健康保険被保険者の特定健康診査の結果データを活用し、糖尿病性腎症重症化予防の保健指導を管理栄養士や保健師が中心となって実施をしているところです。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。概要について述べていただきました。生活習慣の改善というところで述べていただきました。
 そこで、少し具体的に何点か質問させていただきたいと思います。
 具体的に言うと、糖尿病の中でもどちらかというと、どちらかというか、生活習慣に関係が深い2型糖尿病ですね、こちらについて、やはりカロリーのとり過ぎですとか運動不足が原因と言われております。この点について市はどのように対策を考えているのか、お示ししていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 2型糖尿病は、生活習慣によるリスクが複数重なった後に発症することが多いことから、まずは食事や身体活動、運動など健康的な生活習慣を普及啓発する一次予防が重要と考えており、健康推進員などの活動を通じて情報発信をしています。
 その次に、二次予防となる生活習慣病の早期発見・早期治療としては、浦安市国民健康保険被保険者においては特定健診を実施し、その中で、生活習慣病の発症する危険性が高い方には特定保健指導を実施しています。
 さらに三次予防として、特定健診受診時のデータを活用し、糖尿病性腎症重症化予防として管理栄養士や保健師による個別の保健指導を行っています。
 このように、糖尿病を発症する前からのアプローチと、発症してしまったとしても重症化を予防するなどの一連の取り組みを行うことが重要というふうに捉えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。一次予防から二次予防、三次予防ということで、多様なメニューということでやられていると思います。
 本当にこの予防対策としては、これから多分ますます需要が出てくるのではないかなと思いますので、日々事業の調査をして、ブラッシュアップをしていただければと思います。
 続きまして、市として、これは昨日少し聞いて理解しているところなんですけれども、子どものみならず、やはり健康寿命を延伸するために大人の食育、どういう言い方が適切なのかはわからないんですけれども、やはり食べ物が非常に重要なファクターではないかと思います、この糖尿病については。ファクターというかキーワードというか--だと思います。そこで、大人の食育についてどのような考えをお持ちでしょうか。なかなか、子どもだと学校という場があるんですけれども、大人についてはなかなか、どういうことをやられているのか。一気にやるというのはなかなか難しいかもしれないんですけれども、その点、どのようなお考えをお持ちかお示ししていただきたいと思います。
 よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 大人の食育への考えについてのお尋ねです。
 食育は、生活習慣病の予防や健康寿命の延伸をする際、とても重要な要素であると考えています。特に、肥満が生活習慣病の発症に大きな影響があることから、野菜摂取や減塩、そして食事をゆっくりかんで食べることなど、食育の中でも食習慣の改善が重要であるというふうに考えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。やはり大事だということを認識していただいたと思うんですけれども、あとはもう、どうやってそれをやるかといったところが重要になってくると思います。
 そこで、これは私も少し、答えがないまま聞いてしまって恐縮なんですけれども、生活習慣病の、何というんですかね、発症予防として、やはり運動もありますが、食として、先ほど来、管理栄養士さんの話も出てこられていると思うんですけれども、管理栄養士の方々の有効活用、そういったことも--有効活用という言い方が適切なのか、助けていただくというか、何と言ったらいいんでしょうかね、市のために何かできることがさらにないかと思うんですけれども、管理栄養士さんのさらなる活躍についてどのようなお考えをお持ちでしょうか、お示しください。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 生活習慣病の発症予防や重症化予防において、食事や栄養面からのアプローチは欠かせないものと認識をしており、現状においても健康施策のあらゆる場面で栄養士や管理栄養士がかかわっております。今後も保健師や歯科衛生士、その他の専門職と連携し、施策を推進していきたいと考えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ぜひお願いいたします。
 本当に、食の分野というのが今後、糖尿病ということで通告しましたが、本当に健康寿命の観点からすると重要だと思いますので、しっかりと浦安市としても食の分野から、大人も子どもも支えていただきたく思います。その他、周辺いろいろな、どうやって健康政策を推進していくのかということも、よろしくお願いいたします。
 続きまして細目3、ナッジを用いた健康づくりということで、ナッジということはちょっと聞き慣れないかもしれないんですけれども、例えばですけれども、コンビニのレジの前に足跡が最近ついていると思うんですけれども、そこで並ぶように誘導するとか、ちょっとしたきっかけを与えることによって行動を促す手法のことをナッジといいます。こういう、何というんですかね、簡単に、簡単と言ったら語弊があるんですけれども、少し考えて誘導する、そういうことは、やはり浦安市としてもぜひとも仕組みとして考えてほしいなと思います。
 そもそもになるんですけれども、どちらかというと従来、行政施策について、健康づくりについては、私個人としては啓蒙とか啓発、例えばチラシをつくってこういう食事を食べましょうとか、そういったことがやはり主体であったのではないかなと個人的には思っているんです。そこで、やはり健康への意識を変えてもらうよりも、意識を変えようが変えまいが自然に健康になれる仕組みづくりというのがこれから重要ではないかなと思います。こういった考えは、本市としてはどのように思っているんでしょうか。
 どちらかというと、自然と健康になってしまうという、啓発・啓蒙して変わってもらうよりも行政施策として推進した上で自然と健康になってもらう、そういった考え方はどのようなものとなっているんでしょうか、お願いいたします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 健康施策に関しましては、病気を発病したり、または重症化するリスクの高い方に対して行う個別支援と、多くの市民を対象とする支援の2通りがございます。ナッジの手法は、多くの人が自然と健康な行動をとってしまうことを意図して環境を仕掛ける重要であり、重要な視点であると考えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。本当に私も重要だと思います。
 質問はもういたしませんが、なぜかというと昨日、芦田議員からも同様な質問がありましたので質問はいたしませんが、やはり足立区のベジタベライフ事業ですか、こちらについて私も質問を、ヒアリングの際にさせていただこうと思ったんですけれども、芦田議員からも質問がありました。
 これはきのう説明があったところで、重ねてになってしまうんですけれども、あだちベジタベライフですか、区内約600店の飲食店と協賛して野菜たっぷりのメニューを普及させております。例えば、区内で外食すれば自然と野菜を多くとってしまうような環境を、区としてつくっているということでございます。きのう説明があったと思いますが、ベジファースト、例えば野菜と炭水化物の摂取と血糖値の変化についても、そこまで気を配るような自治体で政策をしております。具体的に言うと、焼鳥店では肉の串焼きと野菜の串焼きを同時に頼まれた場合、野菜の串焼きを先に出すとか、あるいはスーパーのお惣菜ではフライなどに野菜を多目に出すとか、気づかないうちに食生活が改善されているというような、非常に自治体が頑張っているというか、職員が頑張っているなというのが、本当にすごいなと思った次第です。
 きのうもありましたけれども、補助金がかかっているかというと、足立区では、やはり食の面から健康施策に取り組む企業として区のホームページ上に掲載していることをインセンティブにしているので、特段補助金等、そういったものが与えられているわけではないです。そういったところについて、この足立区を全てまねるというわけではないんですけれども、こういう健康政策に取り組む手法というのは少し考慮に入れていただければなと思います。これは要望にいたします。
 そこで、次にさらに、足立区、こちらも足立区になって恐縮なんですけれども、特定健診の受診が糖尿病改善には必要です。健診を全ての人が受けるわけではない、それは重々承知しているんですけれども、やはり簡単に受けられるというところが非常に重要なキーワードではないですけれども、すぐやって、簡素にやってしまうというのが重要ではないかなと私は思っております。
 足立区では薬剤師協会の協力を得て、ヘモグロビンA1cの検査を区内10カ所で、薬剤師と協力してやられています。これはワンコインの500円で簡易的に検査を受けられるということですが、こういったことは浦安市としてはどのようにお考えになっているのか、その点お示ししていただきたいと思います。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 足立区薬剤師会の取り組みは、足立区の糖尿病重症化予防対策の一環として、糖尿病の診断を受けていない方が薬局でヘモグロビンA1cの簡易検査をし、その値によって薬局が医療機関への受診勧奨をするものと認識しています。
 行政、薬剤師会が連携し、市民に身近な薬局という場においても糖尿病の危険性が高い市民を早期に医療機関につなぐ取り組みであると考えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 非常に有効な取り組みであるかと思いますので、しっかりと検討するなり研究していただくなりしていただきたいと思います。やはり簡単に検査を受けられるということが非常に重要ではないかと、重ね重ね申し上げます。よろしくお願いいたします。
 それでは細目4、糖尿病性腎症についてでございます。
 先般、11月21日に第1回市川浦安糖尿性腎症フォーラムが開かれております。順天堂大学の准教授などとともに浦安行政の取り組みを、健康増進課の成人保健係の職員が講師を務めるなどして積極な活動を展開していることは存じております。
 そこで、改めて確認の意味を込めて質問させていただきます。
 吉村議員もさきの議会で聞かれていたと思いますが、改めて確認のため、この糖尿病について本当に怖いのは、私は、先ほどから言っているように合併症であると思います。改めて、この糖尿病性腎症について市のお考えを聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 糖尿病性腎症が重度化した末期的状況が人工透析の導入であり、その方の生活の質を低下させてしまうことからも、糖尿病性腎症重症化予防の取り組みは必要性が高いものというふうに認識をしております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。本当に重要な問題ではないかなと思っております。認識を共有させていただきました。
 続きまして、こちらも吉村議員が9月議会で聞かれていましたが、この糖尿病性腎症等重症化予防事業についてでございますが、まず、候補者の抽出を行うことが大切、これは皆様ご存じのとおり、やはりデータを持っているのは一次的には、行政の側以外できない事業でありますので、そこが抽出を行うことが大切でございます。
 そこで、浦安市でも特定健康診査で糖尿病の重症化が予測される対象者に対して、保健師と栄養士が電話で家庭訪問を行っていると聞いております。そこで、その反応ですとか取り組み、あるいは利用者の感想や利用状況について具体的にご説明していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○副議長(宝新君) 市民経済部長。

◎市民経済部長(岩島真也君) 糖尿病重症化予防に向けた取り組み状況等についてのお尋ねです。
 本市の国民健康保険被保険者に対する糖尿病性腎症等重症化予防の取り組み状況ですが、平成28年度の健診の結果をもとに、重症化が予想される対象者に対し、生活習慣の改善が必要であることをまず文書でお知らせをしております。また、今、議員ご指摘のように、今年度より管理栄養士及び保健師が電話や面接、家庭訪問を通して保健指導を実施しているところでございます。
 平成29年度当初の時点で予防が必要と思われる対象者は427人となっており、この11月末現在ですが、141人の対象者本人、またはその家族の方との相談区を実施しておるところでございます。
 また、仕事等で連絡がとれない対象者には、改めて相談を勧奨する文書とともに糖尿病の予防、改善に向けたパンフレットを送付をしております。
 対象者の中には健康に不安があり、相談したかったという声もありますが、保健指導を受ける必要性を感じていない方もいることから、かかりつけ医との連携を図りながら、引き続き保健指導に取り組んでまいりたいと考えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 そこで、確認の意味を込めてでございますが、厚生労働省がやはりこの糖尿病性腎症等重症化予防事業を推進していると思います。この点について、国が自治体に指針を出しているものはどのようなものか、ご説明していただきたいと思います。よろしくお願いします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 国においても糖尿病患者数の増加が課題となっており、糖尿病性腎症の重症化予防について行政と医療機関とが協力・連携体制を構築し、その取り組みを全国的に展開していくことを目的に、平成28年4月20日に糖尿病性腎症重症化予防プログラムが策定されています。内容としましては、医療保険者が保有する健診データなどを活用し、行政だけでなく地域のかかりつけ医や糖尿病、腎臓の専門医らが連携して、糖尿病性腎症の重症化を食いとめるためのネットワーク構築を目的としたプログラムとなっております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) わかりました。
 これは平成28年9月30日付の厚労省の予防健康づくりの取り組みの推進といった資料の中では、やはり自治体としてはその時点で659自治体で、今後の自治体は362自治体、その時点ではそういった数字が出ておりました。
 あとその他、保険者、インセンティブの検討、そういったことについてもやはり、糖尿病等の治療中断者への働きかけですとか、治療中の加入者に対して医療機関等と連携して重病化を予防するための保健指導を実施する取り組みも厚労省は出しているところでございます。
 改めてですけれども、そういう今後の自治体政策として、いろいろ先行事例、参考事例もあると思います。本市としてのこの事業の考え方といいましょうか、しっかりと指導するというか、やられていると思うんですけれども、今後の推移についても含めて、少し教えていただければと思います。
 時間がないんですが、申しわけないです、お願いします。

○副議長(宝新君) 健康福祉部長。

◎健康福祉部長(大塚慶太君) 本市としましては、国や県が進める糖尿病性腎症の重症化予防に重点を置いて取り組むことを考えております。
 以上です。

○副議長(宝新君) 柳 毅一郎君。

◆(柳毅一郎君) しっかりとお願いいたします。よろしくお願いします。
 ありがとうございます。

2018年02月19日
柳 毅一郎

 

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