平成29年第2回定例会(6月議会) 一般質問

柳 毅一郎
件名1.浦安市の特性を活かした街づくりについて
要旨1.水辺の整備について

件名2.新町地区の街づくりについて
要旨1.イトーヨーカドーの閉店について

件名3.国民健康保険について
要旨1.国民健康保険の広域化について

△柳毅一郎君の一般質問
○議長(西川嘉純君) 通告順により、柳 毅一郎君。
     (柳 毅一郎君登壇)
◆(柳毅一郎君) それでは、始めさせていただきたいと思います。
 通告は3件でございまして、順次質問させていただきたいと思います。
 一問一答でやりたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願いします。
 まず、件名1について、浦安市の特性を活かした街づくりについてでございます。
 改めて言うことでもないかもしれませんけれども、少しこの質問をした意義について申し述べたいと思います。
 浦安市では、昭和63年度にまとめた「浦安市における水際線の活用に関する調査報告書」や平成15年度に策定した「三番瀬の保全・再生及び水辺の活用に関する基本方針」等に基づき、千葉県をはじめ関係機関と連携しながら市内の水際線整備や活用に取り組んできました。それらを発展した形で、浦安市は三方を海と河川に囲まれた水際の都市である特徴を生かし、生活が豊かな水際線を再認識し、身近に感じることができるような整備、活用の方向性を、平成21年度に浦安市水際線整備構想として策定してきました。
 その後、平成23年に東日本大震災が起こるなど、策定した浦安市水際線整備構想も、計画変更せざるを得ない状況になったものもあったかと思います。また、ハード面から見ると、3.11以後の、東日本大震災以後の防災意識の高まりや浦安市への影響を評価することが必要ではないかと思っております。そして、海岸保全施設が老朽化の時代に入ってきていることが大きな課題になります。今後は水際線の維持・管理にきちんと取り組んでいくことが海のまち浦安にとって課題ではないかと、私自身、考えております。
 護岸や水門といった社会インフラをどう維持・補修し整備していくのかといった、どちらかというと専門家で、かつ玄人向けの話も必要となっている一方、ソフト面で言うと、水際線を活用したまちづくりといった市民ニーズの高まりなど、浦安市の水際線を取り巻く環境は変わりつつあるのではないかと自身、考えておるところでございます。
 そういったハード面の整備とソフト面のアイデアまたは市民のニーズをベストな形で折衷し、統合した形で運用ができたとするならば、浦安市のまちは安定的に成長し、今後も住民の満足度が高いまちになるのではないかと思います。
 以上のような認識のもと、また、さらに市長が交代し新市長になった時期的なこともあり、ぜひともこの点について聞かせていただきたいと思います。
 要旨1、水辺の整備について、細目1、市長の考える水辺の整備について、まず市長選挙のマニフェストにありました、市長の公約集にございました文言、「水辺を活かした憩いの場」とありますが、具体的にはどのようなものを考えているのかお答えしていただきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(西川嘉純君) 市長、内田悦嗣君。
     (市長 内田悦嗣君登壇)
◎市長(内田悦嗣君) 柳 毅一郎議員の一般質問にお答えいたします。
 件名1、浦安市の特性を活かした街づくりについて、要旨1、水辺の整備について、細項目で「水辺を活かした憩いの場」はどのようなものかということですが、議員ご指摘のとおり、浦安市は水辺のまちで、これまで私も、職員時代をはじめ水際線の整備構想の取りまとめ等にもかかわってきました。
 そういった中で、やはり三方を海と河川に囲まれた浦安市にとりましては水辺は唯一の自然資源でありまして、また貴重なオープンスペースであると、当然のように私も考えております。私といたしましては、本市が水辺の自然と調和した環境にやさしいまち、また市民が憩いの場として集うことのできる水辺空間、潤い、安らぎを感じられる水辺空間、こういったものを積極的に創出し、水辺を活用してまいりたいと考えております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) どうもありがとうございます。
 まだ就任したばかりだと思いますので、今後とも具体的な構想ですとかスケジュールとか、そういったものが出てこられるのかなと思いますので、またその点については教えていただきたいと思います。
 そこで2点目、こちらは少し具体的なことが出てきていると思うんですけれども、海岸・三番瀬の開放、こういったものはどういうイメージで考えていらっしゃるのか、その点についてもお答えしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(西川嘉純君) 内田市長。
◎市長(内田悦嗣君) 海岸・三番瀬の開放というご質問ですけれども、高洲海浜公園の前面では、高洲海岸整備事業として、海をより身近に感じられるよう護岸も整備されて、また、護岸の開放に合わせ公園と一体となった修景整備が行われております。また、旧江戸川の舞浜地区では、盛り土による緩傾斜護岸を整備することで、護岸を強化しながら水辺のゆとりある空間を創出しております。
 これらのように、日の出・明海地区の海岸あるいは三番瀬沿いにつきましても、市民の皆さんが水辺に親しめる環境の整備に関係機関と協力しながら努めてまいりたいと考えております。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 次に、少しこちらについて、何というんでしょうかね、やはりまだどちらかというとソフト面、先ほど私が述べさせてもらったところなんですけれども、いろいろ親水性とか、せっかく海に囲まれていてもっと利用できないか。最近行われたものですと、カフェテラスin境川とかそういうことはやられていると思うんですけれども、もっと、何というんですかね、親水性の観点から、浦安市は地域資源を持っているので、もっと活用できないかなと。もうちょっと具体的に言うと、活用し切れていないのではないかというような意見が私に来ました。
 こういった点について少し、具体的な質問ではなくて、どこの地域がどう活用できていないかという質問ではないんですけれども、こういう意見というのは多分、市役所のほうにも来ているのではないかと私は考えておるところなんですけれども、この点についてどうご認識されているのかお答えしていただきたいと思いますので、よろしくご答弁いただきたいと思います。
 よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 企画部長。
◎企画部長(石川豪三君) 親水性の観点から、課題ということでございますけれども、日の出・明海地区の護岸につきましては、これは構造上、一定の親水性を持ってはおりますけれども、安全管理上の問題から管理者である千葉県が立入りを制限しており、このため十分な活用が図れていないといったような認識を持っております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 多分、多いと思うんですね。何でまたと、何といいますかね、何でそういうことができないんだとか、そういうところを周知していくとか、可能なこと、できることとできないことというのも意外と共有できていないのではないかなと私は個人的に思っているところです。
 そこで、細目2に移らせていただきたいと思うんですけれども、細かいことをよく書かれている浦安市水際線整備構想ですね、こちらにきょう、議員の図書室から持ってきたんですけれども、私も今回の質問をするに当たって、概要ですけれども読ませていただきました。
 そこで、実態としてこういう、何か直球で聞くのも何なんですけれども、現在、平成22年3月に策定されたこの浦安市水際線整備構想はどのような扱いになっていらっしゃるのかなと思いまして、いや、結構、しつこいですけれども、震災があったりですとかそういうことを経て、どういう計画上の扱いになっているのか、その点ちょっと確認したいので、教えていただきたいと思います。
 よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 企画部長。
◎企画部長(石川豪三君) この水際線整備構想につきましては、三方を海や河川に囲まれた本市の特性を生かしたまちづくりを進めるために、水際線の望ましい整備、活用のあり方について検討したものであります。現状では、この構想に沿って関係機関との協議・調整や整備が進められてきているところでございます。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 この構想がまだしっかりと活用されているということは今の答弁で理解したところなんですけれども、実際この計画、どのような、通告のときに成果や評価というような聞き方にしてしまったんですけれども、どういう成果や評価という、いつまでとかいうのはちょっとよくわからない部分があったので、具体的なものでいいので、現時点でこの計画に沿って達成されたものと、いまだ課題として残っているものを踏まえて、成果や評価について説明していただきたいので、その点よろしくお願いいたします。
○議長(西川嘉純君) 企画部長。
◎企画部長(石川豪三君) これまでも、この水際線整備構想に基づきまして、舞浜海岸や旧江戸川の高潮対策事業、あるいは三番瀬沿いの緑道整備、さらには境川の親水テラス、高洲地区の海浜公園前の護岸開放などが既に実施されてきているところです。
 また、日の出・明海地区の海岸護岸あるいは三番瀬の開放などにつきましては、関係機関との協議を現在、行っているというような状況でございます。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 なかなか、結構厚い構想ですので簡単に説明されるのは難しいとは思いますが、そこで、細目3に移らせていただきまして、この計画とはまた別としてでも、現状、市が考えている優先度の高い水辺の整備といったことで、一体何かなと思いますので、その点、まず聞かせてください。
 よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 企画部長。
◎企画部長(石川豪三君) 優先度の高い水辺の整備ということでございますけれども、日の出地区に面する三番瀬、これは東京湾奥部に残された貴重な浅海域であり、一部干潟もありますので、三番瀬環境観察施設の整備に合わせ、市民がより水辺に親しめるよう、早期の開放に向け積極的に推進してまいりたいというふうに考えております。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) 承知しました。
 それで、ちょっとこれは自分の提案ですし、いきなり言ったことなのでどういう返答になるかということは考えているんですけれども、冒頭述べさせていただいたとおりなんですけれども、今回のこの水際線、平成21年度に策定した水際線整備構想、震災を経たことですとか、あるいは海岸法が改正されたとか、少し前になってしまいますけれども、いろいろ時代と社会状況が変化してきているのはあるのではないかなと思います。そのほか護岸整備ですとかインフラの老朽化とか、本当にいろいろ詰め込まなければいけないことというのがある一方で、やはりよく、今回も多分、他の議員もこの点について質問されるのではないかと思うんですけれども、水辺の楽しさやおもしろさという、そういう親水性のニーズというのもやはり地域資源を見直す上では高まるし、根強く皆さん、もっとやってくださいというふうに言われ続けるのではないかなと思いますので、ずばりなんですけれども、いま一度、浦安市のこの浦安市水際線整備構想をリバイバルとか、いいものだと思いますので、もう一回ちょっとブラッシュアップしていく、ぜひそういったものを検討してもいいのではないかなと私は個人的には思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(西川嘉純君) 企画部長。
◎企画部長(石川豪三君) この水際線整備構想につきましては、中長期的な本市の水際線のあり方について検討したものですけれども、現在検討を行っております新しい総合計画、これの検討を踏まえて、今後、必要に応じて修正を加えてまいりたいというふうに考えております。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 やはり、しつこいですけれども、東日本大震災をしっかり踏まえたそういう水辺の整備ですとか、あるいは社会環境、ニーズの変化ですね、そういったものに対応できるように、総合的な水際線の保全ですとか利活用について考えていただければなと思います。新たに市長になった内田市長も非常に強いとお聞きしていますので、そういった水辺の整備について。期待しておるところでございますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、件名2に移らせていただきます。新町地区の街づくりですね。
 前回、平成28年第3回定例会で質問させていただきまして、2回目の質問となります。
 ちょっと概要を申し上げますと、前回ですと、きょうオープンして、何というんですかね、細目で閉店に係る浦安市の取り組みについてということで、何かちょっと時期的に、きょうオープンなのに閉店の話かと思われてしまうかもしれないんですけれども、どういう経緯があったのかということを改めて確認するために、聞かせていただきたいと思います。
 前回、抜粋になりますが、当局の答弁を申し上げますと、イトーヨーカドー新浦安店の閉店に当たりましては、市民の意見聴取などは行っておりませんけれども--この時点ででしょうけれども--これは意見を聞くまでもなく、日の出・明海地区唯一の総合的なスーパーマーケット、これが閉店することになりますので、市としても、特に日の出・明海地区の住民にとって日常生活に相当な影響を及ぼすというふうに考えております。イトーヨーカドー新浦安店の売り上げなど、具体的な利用状況あるいは周辺住民のニーズについては把握しておりませんけれども、先ほど来、申し上げておりますように、この地域唯一のスーパーマーケットが閉店するということですので、特に近隣住民の日常生活に大きくかかわっている商業施設であるという認識は私どもとしてもございます。イトーヨーカドー新浦安店の閉店は、近隣にお住まいの方、特に車などの移動手段のない方にとって、日常的な食料品や日用品の購入などに相当な影響が生じるというふうに考えております。市といたしましては森トラスト・アセットマネジメント株式会社に対して、これまでの本市におけるまちづくりの経緯等を引き続き留意していただき、市民生活、日常生活の利便性を配慮していただくよう要望したところでございます。今後につきましても、森トラスト・アセットマネジメントとは情報交換を行っていきたいと、このように考えております。
 このような答弁で、それから森トラストさんから所有権者が変わりましたので、随分、もう1年弱、間が空いていますので話が変わってきているところなんですけれども、そこで、ちょっとそういうところまで来たところで要旨1、イトーヨーカドーの閉店について、細目1、閉店に係る浦安市の取り組みについてということで、ここでいろいろ、きょうオープンするに当たって市側の、すごく努力があったのではないかと思いますので、そのあたりどういう経緯、何というんですかね、きょうに至ったのか少し知りたいので、その点、まず質問させていただきます。
 本件、当時所有者だった森トラスト・アセットマネジメントさんに浦安市から、2016年8月及び2017年4月に要望を行っておりますが、具体的にはどのような申入れを行っていたのか説明していただきたいと思います。
 済みません、長くなってしまいまして。よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(小檜山天君) 森トラスト・アセットマネジメントに対する要望についてのご質問です。
 森トラスト・アセットマネジメント株式会社への要望についてですが、イトーヨーカドー跡地は本市の土地利用計画で、新町地域の住民の日常生活や賑わいのある地区の拠点となるタウンセンターと位置づけていることから、平成28年8月26日に要望に加えて、平成29年4月24日に再度、跡地開発においては、市民の日常生活の利便性に供する商業施設の立地について要望してきたところです。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) それで今回、4月21日に跡地開発について要望を出していただいた結果、今回のような形になっていると思うんですけれども、2点目なんですけれども、細項目の中で、今回イトーヨーカドーの食品館、本日オープンして盛況とのことなんですけれども、実際、バスを走らせるとかそういう経緯があってまずニュースになったと思うんですけれども、それからいきなり、いきなりというわけではないかもしれないんですけれども、交渉されていたのかもしれないんですけれども、バスを運行するとかまず宣言をした後に、すぐオープンして、今度はちょっとバスについてはやめるという、そういう経緯があったと思うんですけれども、そのあたりはどういう交渉経緯があってやられたのかなと思いますので、ちょっと時系列的に何があったのか教えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(小檜山天君) 今回、イトーヨーカドー食品館新浦安店のオープンに至った経緯でございますけれども、先ほど申しましたように、イトーヨーカドーの閉店というのは非常に市民生活に大きな影響があるということでしたので、取得予定者であるスターツデベロップメント株式会社に、市民生活への影響をできるだけ軽減するための措置として暫定店舗の営業について、それを強く要請してきたところです。
 ただ、非常にこの協議は難航しておりまして、今回こういうような形でオープンできましたけれども、非常に危ういところがございました。その次善の策というわけではないんですけれども、お買い物バスという、そういうバスも併せて走らせる必要性はあるだろうということで、買い物バスとこの協議というのは同時並行的に進めてきたというところです。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 交渉が非常に大変だったということで、よくきょうにこぎつけていただいたなと思います。その点は率直にすばらしいと思いますので、ありがとうございます。
 それと、きょうオープンしてみてということか、知り合いにちょっと行ってもらってどのような状況かというのは聞いているんですけれども、食品館の店舗としては従前の食品売場と理解していいのかというふうなことだったんですけれども、きょうオープンして、そういった形だったんですけれども、それは通告時点でわからなかったので少し聞かせていただいたんですけれども、それのほかにちょっと、その他のスペースについて暫定利用というか、2階、3階とかそういったことはないのかどうかということも通告させていただいておりますので、食品館以外の場所というのはどういう利用になるのか、本当に利用されないでそのまま寝かせておくというか、何も使用しないというような状況なんでしょうか、その点ちょっと確認させてください。
 何か話し合いでそういうことが出ているのかどうか教えていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(小檜山天君) 今回の新浦安食品館の仮店舗といいますか、暫定店舗につきましては、先ほども申し上げましたように、市民生活への影響をできるだけ軽減するための措置ということが大原則です。そういう意味で申しますと、そのほかのフロアについての暫定利用ということは、これまでのスターツとの協議の中でも出てきておりませんし、市としてもそういう要請をしたことはございません。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 そこで、細目2に移らせていただきます。
 今後の予定についてなんですけれども、まず、ちょっとわからないかもしれないんですけれども、やはり皆さん気になっているので、その点聞かせていただきたいと思うんですけれども、やはりこのイトーヨーカドー食品館新浦安店は暫定利用である。その言葉のとおり暫定だと思います。一定期間の営業となっておりますが、おおむねどの程度まで営業を継続されるのか。やはり周辺の住民としても気になっているところだと思いますし、その点、わかっていれば事前に周知していただきたいと思いますし、どのような交渉過程になっているか、あるいはまだちょっと暫定的なんだと、そのあたりまず教えていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(西川嘉純君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(小檜山天君) 新浦安食品館の営業期間についてのご質問ですけれども、スターツデベロップメントは140億円も投資して購入しているということもありまして、次の開発計画に影響しない期間でご協力いただけるということで、今回の開店ということになったと思っております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 具体的な数字は出ないということで、140億円が投資されているということで、その開発期間だと。もちろんあちらのほうが優位な交渉になろうかとは思うんですけれども、やはり一言つけ加えさせていただくと、とりあえずきょう一安心というところで、ただし、いつまで続くのかというのが結構悩まれて、悩まれているというか心配されているのではないかなと思いますので、その点少し、わかれば早目に周知していただきたいなと要望させていただきます。
 続きまして、こちらも少し突っ込んで答えが出ないかもしれませんけれども、森トラスト・アセットマネジメントさんから土地を買った譲渡先ということで、商業施設を含む住宅施設の複合開発を提案した東証一部上場企業傘下のディベロッパー、これは森トラスト・アセットマネジメントさんの有価証券報告書を見て書いてあったんですけれども、それで具体的にはスターツデベロップメント株式会社さんということでお聞きしたんですけれども、具体的にここで、何というんですかね、有価証券報告書を読むと、商業施設を含む住宅施設の複合開発を提案したというふうに森トラスト・アセットマネジメントさんの有価証券報告書に書いてありまして、具体的にこういうふうに示されているわけなんですけれども、跡地利用としてはどういう形になるんでしょうか。もう少し、もし聞いていればどのような形になるのか示していただきたいと思いますので、お答えください。
○議長(西川嘉純君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(小檜山天君) イトーヨーカドー閉店後の跡地利用といいますか、土地開発についてですが、現時点では具体的な計画というのは、まだ示されておりません。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 では、これで聞くと、その後の質問がなかなか、そこで具体的には示されていないということになってしまうのでなかなか聞きづらいんですけれども、あえて1回聞かせていただきますと、「商業施設を含む住宅施設の複合開発」とあるんですけれども、そういう、今回は食品ということでご協力をいただいて、イトーヨーカドー食品館というものがオープンしたんですけれども、そういった、食品といった住民からのニーズが高いものについてはスターツデベロップメント株式会社さんはご協力の意思があるのかどうか、そのあたり、何か協議事項があれば、言えるのであれば少し教えていただきたいなと思いますので、よろしくご答弁お願いいたします。
○議長(西川嘉純君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(小檜山天君) 先ほど議員もおっしゃっていましたように、森トラスト・アセットマネジメントの有価証券報告書の中に、今回の開発に当たっては商業施設と複合機能の住宅施設ということで、それを条件に開発事業者を募集したというふうになっております。
 その商業施設というのは、浦安市のほうから、ここの開発に当たっては市民の日常生活に供する商業施設ということを強く要望していった、その成果としてこういうふうになったのではないかというふうに考えております。
 引き続き、市としましても商業施設、特に市民の日常生活の利便に供するような商業施設については、今後ともスターツと協議していきたいというふうに考えております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 あと、跡地の開発のスケジュールはおおむねどのようなものかということだったんですが、この辺は、今のところまだわからないということで理解しました。
 続きまして、これは仮の話ではあるんですけれども、やはり跡地が、今現状、イトーヨーカドーの建物が残っているからそういう、いわゆるきょうイトーヨーカドー食品館がオープンしたわけですけれども、実際それが壊されたり等した場合には、やはりイトーヨーカドー食品館というのは当然、ほかの場所で営業してくれるかどうかというのはまだわからないですし、それもわからないですけれども、確率が多分、営業しなくて周辺住民にとっても非常に、束の間にちょっと安心した、オープンしていた束の間の期間がなくなってしまうという、そういうおそれがあります。
 私も最初は、バスを走らせると聞いたときはすごくいいアイデアですし、住民からも多分言われていたのではないかなと私は思っているところなんですけれども、それで少し、ちょっとこれは先の話ですけれども、考えていかなければいけない論点として、もしイトーヨーカドー食品館というものが開発のために休止というか、閉店になってしまった場合、また今回やったように、その期間はバスの運行をしてほかのスーパーに行ってもらえるように、今回やったルートでもいろいろいいと思うんですけれども、そのルートで走らせていただけるのかどうか、そのあたり、やはり考えていらっしゃる住民もいるので教えていただきたいと思います。
○議長(西川嘉純君) 都市整備部長。
◎都市整備部長(小檜山天君) 食品館の営業期間と前回走らせています連絡バスとの兼ね合いというところですけれども、食品館の営業期間とおさんぽバス3号路線、それとの運行開始時期との兼ね合いというところもあるのかなというふうに考えております。
 必要に応じて運行は検討していきたいというふうに考えております。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。ありがとうございます。
 今回、私、2回目で質問させていただきましたが、きょうオープンに当たっても大変市としても頑張っていただいたと思いまして、ありがたいなと思います。
 ただ、すごくありがたい一方で、やはり期限付のものになってしまうので、その後の対策というものもやはり順次考えていただきたいと思いますし、スターツデベロップメント株式会社様にもしっかり協議して、地域のために一肌脱いでください、そういうような交渉をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、件名3に移らせていただきます。国民健康保険についてでございます。
 要旨1の国民健康保険の広域化について、こちらは皆さんはもうご存じだと思いますし、改めて言うことではないんですけれども、持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が平成27年5月に成立いたしまして、来年度、平成30年度から、国民健康保険の財政運営の責任主体が市町村から都道府県に変わります。こちらについて、浦安市にとっても大きな変化が私はあるのではないかなと思いまして、現時点でまだ定まっていないところも多分にあると思うんですけれども、現時点でどのような考えを持たれているのか少し確認して、順次、平成30年度を迎えていく必要があるのではないかなと思います。
 制度改正の要点としては、基本的に都道府県が市町村とともに国保の運営に新たに参画することと、都道府県が財政運営の責任主体となって安定的な財政運営や効率的な事業運営の確保等、国保運営の中心的な役割を担うということ、そしてあとは都道府県の統一的な運営方針として国保運営方針を示し、市町村が担う事務の効率化、標準化、広域化を推進するという、本当に簡単に言ってしまうとここで、ただ、保険料の計算式等はすごく大変なものであると思うので、今は多分、県の運営方針を出すところがしっちゃかめっちゃかになっているのではないかなと思っているところなんですけれども、まず概要として、細目1に移らせていただきますが、広域化に係る変更点について、ちょっと自分が先に申し述べてしまって申しわけないんですけれども、改めて確認なんですけれども、広域化することで市の役割と業務は具体的にはどのように変化するのか、その点まずお答えください。
 よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 件名3、国民健康保険について、要旨1、国民健康保険の広域化についての中、広域化することで市の役割と業務はというお尋ねです。
 現在の国民健康保険制度は市町村単位で運営しておりますが、運営のあり方が見直され、平成30年度から運営が都道府県単位に広域化されます。広域化後における市の業務ですけれども、資格管理、保険給付、保険税率の決定、賦課、徴収、保健事業など現行と同様の業務を行うことになります。
 なお、広域化に伴う主な変更点といたしましては、県が財政運営の責任主体となり県全体の保険税必要額を算出し、これを市町村に案分し、市町村はこれに基づき、国保事業費納付金として県に納付することになります。これによって各市町村で保険給付に必要な費用は全額、千葉県から市町村に交付されることになります。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 そこで、本当にすごく具体的というか、範囲の広い質問になってしまうんですけれども、県がどういう、運営方針として金額等を提示してくると思うんですけれども、保険税率というのは全体を積算するので、いろいろ細かい計算式があろうかと思うんですけれども、大枠でどういう要件によって決定されるのかどうか、そのあたり、保険税率の算定の、本来非常に細かいんでしょうけれども、大枠の考え方としてはどのような理念のもとやられるのか、その点ちょっとお聞きしたいと思いますので、保険税率はどのように算定されるのか、その点お答えください。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) ただいまの、恐らく標準保険税率のことであるかなと思いますけれども、標準保険税率につきましては、各市町村の被保険者数あるいは所得水準、さらには医療費水準、こういったものを踏まえまして、各市町村に課される国保事業費納付金というものがまず算出されます。さらに、この納付金を賄うために必要な率として各市町村ごとに標準保険税率が決定され、示されるということになります。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 そこで、少し突っ込むんですけれども、今後、県が保険料なりそういった標準保険料率といったものを提示してくると思います。これは現時点で提示されていないということは存じているんですけれども、こちらについて、あくまでそういう賦課決定権というんですか、そういったものは浦安市にあると理解しているんですけれども、浦安市としては、あくまで千葉県が策定する標準保険料率を使って賦課し、徴収していく。現時点ではどういったお考えなのか、方針ですね、国保の。そのあたりだんだんと、数字を見てみないとわからないというところもあるんですけれども、現時点での方針としてはどのようなお考えなのかお答えしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 広域化に伴う平成30年度以降の本市の保険税率ということですけれども、今後、県から示されます標準保険税率等を踏まえまして、総合的に決定をしていきたいなというふうに考えております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 しつこいですけれども、まだ示されていないということで、総合的にということで、現状も示された数字がないのでということで理解しました。
 それと同じように、冒頭に申したとおり、やはり市町村が担う事務の標準化というところも1つ私は論点になってくるのではないかなと思います。その1つとして考えるのは、滞納者への事務対応ですね。その対応基準として具体的に他市と同水準というように、どんどんそういう滞納するに当たって厳しく、どちらかというと浦安市は対応政策ということは、過去はそうだったと聞いておるところなんですけれども、標準化されていくのでしょうか。そのあたりどういうふうになっているのか、担当課で考えられる、想定していることがありましたらお答えしていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) ただいま広域化に伴う滞納者への対応、統一基準というようなお話でしたけれども、先ほどもご説明させていただきましたが、被保険者証等の発行など資格管理、それと保険税の賦課・徴収事務、引き続き市の業務として行うことになりますけれども、滞納者への対応についてもこれまでと同様に各市町村が行っていく。今、お話のございました統一的な基準といったものは、現状においては示されておりません。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 前後してしまうかもしれないんですけれども、この統一的な基準がないというところなんですけれども、参考までに、近隣市の短期証と資格証と差押えの数がどのようになっているのか少し教えていただきたいと思います。統一的な基準がないとか標準化がないということかもしれないんですけれども、いろいろ制度が今後、運用がまだかなり固まっていない状況なのでわからないところもあります。その点で、少しデータとして把握させていただきたいので、その点ちょっとお答えしていただきたいなと思います。具体的数字をお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 平成28年4月1日現在の件数で申し上げますと、本市の短期証交付件数が1,815件、資格証は11件、差押え件数が122件となっております。
 また、近隣市の状況といたしまして、市川市、船橋市、鎌ヶ谷市の状況で申し上げます。市川市は短期証が4,439件、資格証は70件、差押え件数461件。次に、船橋市です。短期証交付件数7,686件、資格証交付件数294件、差押え件数451件。鎌ヶ谷市です。短期証交付件数2,124件、資格証交付件数2件、差押え件数125件と聞いております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 人口比がありますので、この数字をどう見るかというのはもう少し分析してみないとわからないんですが、具体的な数字として理解いたしました。今後の私の質問なり考えを述べる場で生かさせていただきたいと思います。
 続きまして、一般会計からの繰入れについて、どの程度市町村に権限が認められているのかということで、本来的に言うとわからないということなんですけれども、本当のことを言うとどの程度の計画があるのかなというのも聞きたいんですけれども、最初にまずこれ聞かせていただきたいと思います。繰入れについてどの程度市町村に権限が認められているんでしょうか、よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 一般会計からの繰入れについてのお尋ねです。
 当然、広域化に伴いましては保険税率の決定は市町村が行うことになりますことから、一般会計からの繰入れが必要となる場合においては市が予算計上を行っていくという、そういったことでございます。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 繰入れについても認められるということで、あとどの程度やるか等、そういったことは数字を見てからということで理解いたしました。
 細目2に移らせていただきたいと思います。浦安市への影響ですね。
 これもちょっと数字が出ないとということで、正確なところはわからないと思うんですけれども、概算というか、大まかで上がるのか下がるのかとかそのぐらいは言えると思いますので、まず、市町村から県に移行した場合、浦安市の保険税率はどのように変化すると想定されるのか、そのあたり、まずお答えしていただきたいと思います。
 よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 本市の保険税率ですけれども、先ほど来、説明させていただいていますとおり、県から示されます標準保険税率を踏まえて検討することになりますので、どの程度変わるかということにつきましては現状ではなかなかわからない、そういった状況でございます。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) それでは、今、千葉県が算定中だと思うんですけれども、いつごろその数字が出てくるのか、その点について予想される時期をお答えしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 標準保険税率がいつごろ示されるかというお尋ねです。
 国のスケジュールにおきましては、平成30年1月に県から各市町村に示される、そういった予定でございます。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) 担当課と少し議論させていただいたとき、本当にぎりぎりなんですと言っていたと思います。大変だと思うんですけれども、それから政策とか組み立てて、どのぐらいの予算にするとかそういったことも考えなければいけないのかなと私は考えるんですけれども、非常に、どの程度とか数字を見ないとわからないんですけれども、ある程度議論を重ねていったほうが私はよりよいものになるのではないかなと思いますので、数字が来ない限りは議論ができないのか、ある程度、いろいろ想定されることを考えておかれたほうがいいのかなと思います。
 そこで、なかなか難しいかもしれないですけれども、あえて2点聞かせてもらいたいと思います。
 まず1点として、浦安市が広域化するデメリットですね、こちらについてどのように、改めてかもしれないですけれども、認識されているのかお答えください。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 広域化に伴うデメリットということですけれども、今回のこの国保運営の広域化につきましては、国の財政支援の拡充等により財政上の問題の解決に向けた制度というふうに認識しておりますので、基本的には制度上、デメリットはないものというふうに考えております。
 なお、本市への影響という観点で申し上げますと、県内における本市の被保険者の所得水準から、本市の負担が増えることも考えられるところでございます。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) 本市の費用負担が発生するということが最後に述べられたと思うんですけれども、そういうこともあろうかと思います。ただ、何というんですかね、どの程度それを緩和していく等という議論もやはり今後、必要になってくるのではないかなと私は思います。
 それは最後にしたいと思いますので、逆にあえて聞くんですけれども、浦安市が広域化するメリットというのは何かあるんでしょうか。そのあたりがちょっと、制度変更についてわかりにくいかなと思うんですけれども、広域化することによって何か変わる、浦安市に得があるのかどうか、そのあたりどう思いますでしょうか、よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 先ほどの保険税率がどのくらいになるかということにもよると思いますけれども、浦安市ということではなく全市町村において、メリットとしましては、各市町村で医療費が急激に増えた場合、あるいは高額な医療費が発生した場合においても、保険給付に必要な費用については全額県から交付されるということになりますので、各市町村の国保会計上の安定化が図れるのではないかなというふうには考えております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 それと、確認といいましょうか、想定されることとして、あとは職員への事務負担等が何か変化があるのか、影響があるのでしょうか。その点お答えください。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 市の業務といたしましては、先ほどもご説明申し上げましたが、資格管理、それから保険給付、保険税率の決定、賦課、徴収など、基本的には現行と同様の業務を行うものです。また、県が財政運営の責任主体となるために、これまでの国などからの負担金あるいは交付金の事務手続方法が少し変わるものの、市の事務負担については大きな変化はないのかなというふうに考えております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 事務負担は特段大きな変化はないというご答弁でしたので、その点は安心いたしました。
 続きましてあともう一つ、影響についてはもう一つなんですけれども、この広域化について、平成35年度までに財政安定化基金の激変緩和措置、こちらがありますけれども、浦安市についてはどういった影響があると考えていらっしゃるのか、その点、確認させてください。
 よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 激変緩和措置についてのお尋ねです。
 激変緩和措置につきましては、広域化により被保険者の保険税負担が急激に増加することを回避するための措置になります。本市がこの激変緩和措置の適用を受けるかは、今後、県が示す標準保険税率等による市町村の状況を県が判断することになるため、現時点においてその影響についてはなかなか把握できない状況です。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) わかりました。
 しつこいんですけれども、なかなかその数字が出てこない状況で議論するというのはなかなか辛いものがあるんですけれども、理解しました。
 細目3に移らせていただきたいと思います。今後の課題についてですね。
 今までの質問も割と課題に対したものなんですが、より、何というんですかね、具体的なところでちょっと、要望も含め何点か質問させていただきたいと思います。
 やはり広域化に係る変更点について、金額が多分一番大きなものだと思うんですけれども、影響がある部分はやはりしっかりと市民に周知してほしいと思います。それと、何というんですかね、保険料がいきなり上がるとかそういうことになるとかなりびっくりして、何で上がったんだとかそういうことが、上がるとはまだ、どの程度やるかということは今後考えられるんでしょうけれども、変化が余りにも大きかったりとかする場合、多分問い合わせが相当数出ると思うので、そのあたりの合理的な説明をしていくことが私は必要なのではないかなと思います。
 そのあたり、市民に周知してほしいと私は考えております。いかがでしょうか。どうお考えかなと、市民周知をしっかりやられるんでしょうけれども、現状考えていらっしゃることがあればお答えしていただきたいと思います。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 周知への関係でございますけれども、今後、平成30年1月に県から運営方針、それとともに標準保険税率が示されますので、これを踏まえて本市の方針を決定した段階で、早目に市民の皆様にはホームページあるいは広報等でお知らせをしてまいりたいというふうに考えております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) どうぞよろしくお願いいたします。
 それと、細かいんですけれども、広域化にかかわるシステム改変費用とか、いつも大体システムが変わると変わってくるんですけれども、こういうものはどういう負担になるのか、その点、細かいんですけれども、ちょっと確認させてください。
 よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) どういった負担があるのかというところですが、昨年度、平成28年度と29年度におきましてシステム改修費用が生じてまいります。このシステム改修費用につきましては国民健康保険制度関係業務準備事業費補助金ということで、国から制度改正に対応するための費用が全額、財政支援が行われます。なお、平成28年度の本市のシステム改修費用につきましては既に交付を受けて、平成28年度分、実施してまいりました。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) ありがとうございました。
 それと、最後の質問になるんですけれども、結構この、私はないと思っているんですけれども、国保の広域化について、一部の市町村から県内の保険料水準の統一を目指すべきという意見というのが、これはたしか私、千葉県庁の何かで出している資料にあったので少し気になるんですけれども、この保険料、県内の保険料水準の統一を目指すべき、一部の市町村ということでどこ等は書いていなかったんですけれども、この点について浦安市の見解といいましょうか、どう思われているのか、その点について最後に確認させてください。
 よろしくお願いします。
○議長(西川嘉純君) 市民経済部長。
◎市民経済部長(岩島真也君) 統一化へのお尋ねですけれども、各市町村の国保会計の状況あるいは市町村間の格差など課題があるため、将来的な保険税率の統一については引き続き検討が必要であると市では考えております。
 また、千葉県からは基本的に、現状におきましては県内の保険税率の統一はせずに、市町村ごとに算定する方向で運用していく考えであると聞いております。
 以上です。
○議長(西川嘉純君) 柳 毅一郎君。
◆(柳毅一郎君) ありがとうございます。
 平成30年、早いようでもうすぐ来ると思います。あと、しつこいですけれども、さっき市民周知のところで述べさせていただきましたが、余りに金額が変更するとか、そうするとびっくりしてしまう部分もあると思います。それと、金額が実際に県から示された場合、それをどう判断してどの程度財政措置するなりとか、そういったことはいろいろすぐ議論していかなければならない状況になろうかと思いますので、本当に市民のために、市民が納得いく形でこの国保運営、広域化を迎えていただきたいと思います。
 時間をちょっと余らせてしまいましたが、私の一般質問を終わらせていただきます。
 どうもありがとうございました。

2017年09月09日
柳 毅一郎

 

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