令和五年の念頭にあたり 浦安市議会議員 柳 毅一郎
皆様におかれましては、令和五年の初春をお迎えのことと、お慶び申し上げます。
旧年中は、浦安市民の皆様をはじめ、多くの方々よりお世話になりましたことをまずもって御礼申し上げます。
さて、新型コロナウイルスの影響が少しずつ緩和されておりますが、まだ懸念がないとは言えない状況にあります。一方で、コロナ対策をしながらも日常生活を取り戻すフェーズに来ているとも考えられます。
現在の浦安市には、コロナ禍で痛んだ主要産業たる観光業の回復を図ることや、少子高齢化に伴う人口構造の変化に対応できる持続可能なまちづくりを進めていくことが求められています。
限られた財源の中で、多様化する市民ニーズや行政課題に対応し、行政サービスを低下させることなく提供し続けていくためには、 公共施設マネジメントの考え方等、計画的な財政運営とともに、社会情勢の変化に柔軟に対応することができる組織づくりや人財育成が大切です。そのため、将来を見据えた長期的かつ戦略的な視点を持ちながら各種計画や方針を定める必要があります。
その上で、官民連携の推進や国や他自治体等との連携を図るほか、適切かつ分かりやすい行政評価等により常に現状と課題を振り返ることで、効率的かつ効果的に施策・事務事業を実施する必要があります。
また、浦安市の埋め立て地の開発余力が無くなる中で、市民との共創したまちづくりを行うことを基調として、長期的な財政見通しを持ちつつ、様々な工夫を凝らしながら財政基盤の強化に努めるとともに、情報通信技術（ICT）や人工知能（AI）等の技術革新を積極的に取り入れながら、「持続可能な自治体経営」を目指します。
市民の皆様へは、今とそして次世代へと浦安への愛着と誇りもっていただけるような政策を実施できたらと考えております。自治体経営については、コロナ禍の時代の変化に対応できる経営感覚を持つことが求められております。市議会議員もそうですが職員一人ひとりが能力・やる気を十分に活かせる組織づくりの強化を図ることで、市民に信頼される市役所づくりができるように促して参ります。そして何より、多様化する市民ニーズに迅速かつ的確に対応し、市民サービスの向上を図るため、市民に親しまれる市役所づくりを進めていくことが大事と考えます。
浦安市を今も未来も、内外に誇れる持続可能なまちにすることを目指し、微力ながら本年も頑張って参ります。
2023年01月01日
柳 毅一郎
