令和4年第二回定例会にて一般質問を行いました。そのQ&Aをご報告します。 件名1 官民連携について 件名2  新町地区のまちづくりについて 件名3 財政運営について 件名4 環境衛生について

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令和4年第二回定例会、6月21日(火)に自身の一般質問を行いました。そのQ&Aをご報告します。
※一般質問とは、議員が行政全般にわたり、市長などの執行機関に対し、事務の執行状況や将来に対する方針などについて質問したり、あるいは報告、説明を求めたりすることをいいます。

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【目次】

件名1 官民連携について

要旨1 本市の官民連携について

細目1 本市が考える官民連携について
細目2 実施計画にある官民連携事業について
細目3 より良き官民連携になるための手法について

要旨2 新浦安駅前プラザマーレ次期事業検討事業について

細目1 PFI事業の評価について
細目2 運営の課題認識について
細目3 今後について

要旨3 指定管理保育所の公私連携型保育所について

細目1 運営及び財政効果の実績について
細目2 今後のスケジュールについて

件名2  新町地区のまちづくりについて

要旨1 新町地域の公共施設用地整備検討事業について

細目1 新町地区の行政需要についての見解について
細目2 今後の検討スケジュールについて

要旨2 順天堂大学浦安・日の出キャンパスについて

細目1 本市との連携の考えについて

件名3 財政運営について

要旨1 ガバメントクラウドファンディングについて

細目1 検討内容について
細目2 導入について

件名4 環境衛生について

要旨1 公園・公衆トイレの整備について

細目1 現状について
細目2 今後について

以下、Q&Aとなります。

件名1 官民連携について
要旨1 本市の官民連携について
細目1 本市が考える官民連携について

Q まちづくり条例(群)において、民間セクターとの共に創る官民連携について、本市として、どのように有効に作用すると考えているか伺います。

A 本市は、新型コロナウイルス感染症の影響などにより厳しい財政状況に直面している一方、感染症への継続した対策、老朽化した公共施設の更新など喫緊に取り組むべき課題が山積しています。
このような中、まちづくり基本条例をはじめとする行政 基本条例や行政評価条例などの条例の理念を踏まえ、多様な市民ニーズに的確に対応するとともに、より充実した効率的・効果的な行政サービスを提供するために、これまで以上に民間活力の活用は重要と考えております。
このようなことから、官民連携を推進することにより、持続可能で活力ある共創のまちづくり実現に向けた取り組みがさらに加速するものと考えております。

Q 官民連携推進課をなぜ今発足させたか、その経緯と必要性、目的を伺います。

A 本市では、官民連携の手法により、PFI事業や指定管理者制度を実施しておりますが、導入から10年以上が経過しており、制度導入の効果などを検証してきたところです。
その結果、市民ニーズや社会経済情勢の変化に対応する ため、官民の役割分担を再検証したうえで、より効果的な事業手法の導入が必要と考え、官民連携を総合的に検討、調整する組織として設置したところです。

細目2 実施計画にある官民連携事業について

Q 官民連携をより推進していくために、官民連携事業を始め具体的な推進 方法について、どのようなことを検討しているのか伺います。

A 本市では多様化複雑化する市民ニーズに対し、より効率的かつ効果的な行政サービスの提供を図るため、民間の活力を導入するための基本方針の策定を進めております。
この基本方針に基づき、様々な事業において、官民の役 割分担を再検証したうえで、民間手法の導入の可能性や有効性を検討するなど、官民連携事業の積極的な活用が図れるよう取り組んでいきたいと考えております。

細目3 より良き官民連携になるための手法について

Q 過去の答弁(令和元年9月)では、ワンストップ窓口について、他の自 治体を参考に設置の必要性など判断するとありましたが、今回の官民連 携推進課の新設によりどのような対応となるのか。

A 他市の事例では、民間事業者の方々から官民連携に関する相談や提案をいただく窓口を設け、事業担当課との橋渡し役や事業実現に向けた検討・調整を行うワンストップ窓口を採用している自治体などもあるところです。
また、官民連携の取り組みは、官と民が役割を明確にし つつ、お互いの連携構築が必要であり、このような窓口の一本化を行うことなどの役割も重要なものと考えています。
このようなことから、引き続き先行自治体の取組み状況 を調査研究するなど、官民連携が円滑に進められるよう体制の整備を図ってまいりたいと考えております。

Q 官民連携について、他市事例を参考にプロセスの透明性確保の仕組みを 構築してほしいが、その点についての考え方を伺う

A 官民連携におけるプロセスの透明性確保の仕組みにつきましては、国の基本方針でも公平性や透明性の原則が示されているとおり、非常に重要なものと考えており、先行自治体の取組み状況について調査研究し、よりよい仕組みづくりに取り組んでいきたいと考えております。

要旨2 新浦安駅前プラザマーレ次期事業検討事業について
細目1 PFI事業の評価について

Q 新浦安駅前プラザマーレにおけるPFI事業の事後評価について、どのようなことを考えているのかを伺います。特に経済的に効果があったかの検証を図ることの所見について伺います。

A 新浦安駅前プラザマーレのPFI事業への事後評価については、内閣府が示す各種ガイドラインやマニュアルをもとに、事業の実施状況、効果や課題・改善点、事業手法等の妥当性の検証を行い、次の事業手法を選択する際の参考にしたいと考えています。
また、経済的効果については、財政負担面及び公共サービスの水準等について、従来の手法による場合と比較をするなどの検証をしていきます。

Q 評価にあたっては、第三者からの評価などを行うことにより評価に客観性及び中立性を確保することが望ましいと考えますが、当局の見解を伺います。

A 内閣府が示すマニュアルでは、庁内でのノウハウを集約し、蓄積していくことが重要とされており、可能な限り内部で対応することを考えています。なお、必要に応じ、有識者の意見を聞くことも検討していきたいと考えています。

細目2 運営の課題認識について

Q 個別論点として、今後は施設の老朽化対策も必要になると考えますが、現時点でどのように考えているのか伺います。

A 現時点においては、新浦安駅前プラザマーレの施設の在り方や次の事業手法により、老朽化への対応が異なるものと考えており、基本方針策定時に老朽化対策について整理したいと考えております。

細目3 今後について

Q 細目1の評価に関連しますが、現時点で、事業終了時にPFI手法を導入したことによる効果、反省点、今後の教訓などを整理し、報告書にまとめるといったことは検討しているのか伺います。

A PFI事業の事後評価は、次の事業の方向性を定めるうえで、ノウハウを集約して蓄積していくことが重要と考えており、事業の実施状況、効果や課題・改善点、事業手法等の妥当性の検証などについて、報告書としてとりまとめていきたいと考えています。

Q 新浦安駅前プラザマーレ次期事業検討事業について、今後の2023年度に基本方針が策定され、事業者が募集される予定となっていますが、基本方針はどのようなことを念頭に作成するつもりか現時点での見解を伺います。

A 新浦安駅前プラザマーレは、市の行政サービスを提供する拠点として、様々な利活用が可能な施設と認識しています。
基本方針については、本市における行政課題や市民の要望を踏まえ、立地条件を生かし、経済的、かつ効率的に運用することを念頭に、官民連携も視野にいれながら最適な事業手法などについて検討していきたいと考えています。

要旨3 指定管理保育所の公私連携型保育所について
細目1 運営及び財政効果の実績について

Q 指定管理から公私連携へ移行した園の運営面での実績について伺います。

A 令和3年度に、指定管理者制度から公私連携型保育所に移行した3園につきましては、移行前からの事業者が引き続き運営をしていることから、運営形態に大きな変更もなく、良好な運営ができているものと認識しております。

Q 公私連携型を導入している保育園について、どの程度、財政効果があったといえるか、こちらの実績について歳入面及び歳出面から、金額をお示しください。

A 公私連携型保育所に移行した3園につきまして、令和3年度における公私連携型の実績額と、指定管理とした場合の試算額を比較したところ、歳出面では約2千万円の削減効果があり、歳入面では、公立園から私立園となったことで、国及び県からの補助等が受けられるようになったことから、2億1千万円の増収効果がある結果となりました。
このことから、歳入歳出合わせて約2億3千万円の財政負担が軽減できたものと考えられます。

細目2 今後のスケジュールについて

Q 今後、指定管理者制度を導入している保育所について、指定管理期間満了後、公私連携型保育所に移行すると想定されるが、どの園がいつより移行するのか、現在の所見と財政的効果をお聞きします。

A 今後、公私連携型保育所に移行を予定している園は、弁天保育園と浦安駅前保育園の2園となっております。
現在、運営事業者との協議などを進めており、弁天保育園につきましては令和5年度から、浦安駅前保育園につきましては令和6年度からの移行を予定しております。
なお、この2園合わせての財政負担軽減効果は、1億6千万円程度となると見込んでおります。

件名2  新町地区のまちづくりについて
要旨1 新町地域の公共施設用地整備検討事業について
細目1 新町地区の行政需要についての見解について

Q公共施設用地整備検討事業で検討する予定の対象地と新町地域で想定される行政需要について当局の見解を伺う。

A本事業につきましては、本市に残された貴重な土地である新町地域の未利用地が対象となっております。
浦安地区第二期住宅地基本計画において、この未利用地は、コミュニティセンターなどの社会教育施設用地や医療関連誘致施設用地などに位置づけられております。
未利用地の活用につきましては、浦安地区第二期住宅地基本計画を基本としながら、総合計画をはじめ、福祉や教育など様々な計画や公共施設の配置状況、人口データなどから課題の整理を行い、今後の行政需要も踏まえ施設整備の在り方について検討していきたいと考えております。

細目2 今後の検討スケジュールについて

Q今後、どのようなスケジュールで検討していく予定なのか、現時点での市の考えを伺う。

A令和4年度につきましては、総合計画や都市計画マスタープランなどの様々な計画と整合性を図りながら、人口推計などを参考に、市全体の施策や公共施設の現状の課題について整理・分析をおこない、その結果を踏まえて新町地域の未利用地における公共施設の基本的な方向性について検討してまいります。
次年度以降は、新町地域における公共施設の基本的な方向性を市民の皆様に提示し、ご意見を聞きながら施設整備の在り方について検討してまいります。

要旨2 順天堂大学浦安・日の出キャンパスについて
細目1 本市との連携の考えについて

Q 医療科学部の強みである検査による予防医療など地域での健康づくり推 進活動や浦安市との人的交流や専門家のアドバイザリー業務、災害時における施設使用等が考えられるが、このことについて、今後の市の考え方について伺う。

A 学校法人順天堂とは、平成27年11月17日付けで相互協力に関する協定を締結しており、これまで浦安キャンパスの医療看護学部と様々な事業で連携してきたところです。
今回、浦安・日の出キャンパスでも、この枠組みを活用 しながら、相互に協力し、人材の育成と地域社会の発展に寄与する、様々な分野での連携事業について検討していきたいと考えております。

件名3 財政運営について
要旨1 ガバメントクラウドファンディングについて
細目1 検討内容について

Q これまで、どの担当部署で、いつからどのような調査検討が行われていたのか伺う。

A クラウドファンディングにつきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、市税等収入が減少していく中、新たな財源の確保を図る一つの方策として有効な手段と考えております。
そのため、令和3年度より企画部と財務部が中心となり、他市事例の調査、事業選定に向けた職員研修の実施、事業導入に向けた検討を行ってまいりました。

Q 寄附金の使途を具体的にプロジェクト化することが求められると考えられるが、本市の今後の取り組みについて伺う。

A ガバメントクラウドファンディングは、本市が具体的な事業を提示して、不特定多数の個人からウェブサイトを通じて広く資金を募り事業資金を調達する仕組みであり、資金提供者が、寄付を通じて本市を身近に感じていただき、まちづくりに参加する機会が増え、ふるさと意識への醸成が期待される事業となります。
そのため、対象事業の目的や寄付金の使途などを明確にし、多くの方々から共感を得られるような事業を選定してまいります。

細目2 導入について

Q 今後、クラウドファンディングを導入するにあたり、どのような手法で周知を図っていく予定なのか市の考えを伺う。

A 一人でも多くの方に事業を知ってもらうために、市の魅力などを掲載するポータルサイトでの発信、SNSやユーチューブの活用、市ホームページなど様々な媒体を活用し、幅広く全国に向け情報発信に取り組んでいきたいと考えているところです。

件名4 環境衛生について
要旨1 公園・公衆トイレの整備について
細目1 現状について

Q 現在の公園・緑道のトイレの数、および建築後20年以上経過しているトイレはどれぐらいあるのか伺います。

A 公園のトイレにつきましては、30の公園に40箇所、また、緑道のトイレにつきましては、3つの緑道で6箇所となっており、公園と緑道でのトイレの合計は46箇所となります。
そのうち、現時点で建築後20年以上経過しているトイレは26箇所あり、全体の約57パーセントになっています。公園・緑道トイレ数をお答えします。

Q 公園・緑道トイレについて、利用の状況や利用者からの意見などの調査を行ったことはあるのか、また、市民要望としてどのような意見が寄せられているのか伺います。

A 公園や緑道のトイレに限定して、その利用状況や利用者からの意見徴収などの調査は、実施したことはございませんが、公園緑地の新設や改修の際は、地域や利用者の方々の意見聴取に努めております。
また、トイレへの市民要望としましては、施設の老朽化 や排水管の詰まり、便器の洋式化など、様々なご意見をいただいているところです。

細目2 今後について

Q 市民から寄せられている意見や要望を踏まえ、今後の整備や改修について、市の考えを伺います。

A 公園や緑道のトイレ維持管理につきましては、職員によるパトロールのほか、業務委託している業者からの報告や市民からの通報を受けて、速やかに対応しているところですが、老朽化による、建て替えや大規模改修につきましては、長寿命化や便器の洋式化、バリアフリー化なども併せて調査研究し、計画的な実施に努めていきたいと考えています。

2022年06月26日
柳 毅一郎

 

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