議会報告 令和3年6月議会における一般質問のQ&A  令和3年6月議会 一般質問通告の答弁概要について。件名1.デジタルファブリケーションについて 件名2.文化芸術について 件名3.子育て政策について 件名4.女性が働きやすい地域づくりについて 

令和3年6月議会における一般質問のQ&Aについてまとめましたので、どうぞよろしくお願いいたします。

動画はこちらから

今回は一番目だったので動画が開始して、市長挨拶ののちすぐ私の一般質問が始まります。

(目次)
件名1.デジタルファブリケーションについて
要旨1.導入の考え方について
細目1.背景と目的について
細目2.今後の検討内容について

件名2.文化芸術について
要旨1.大学との連携による文化芸術の推進について
細目1.経緯と目的について
細目2.他市の動向について
細目3.今後の検討内容について

件名3.子育て政策について
要旨1.コロナ禍での子育て情報のあり方について
細目1.保育施設情報について

件名4.女性が働きやすい地域づくりについて
要旨1.本市の女性の労働環境について
細目1.本市の状況と考え方について
細目2.女性活躍推進法に基づく一般事業主の行動計画について

件名1.デジタルファブリケーションについて

*デジタルファブリケーションとは、デジタルデータをもとにして、ものづくりをする技術のことです。 3Dプリンターやレーザーカッターなどのデジタル工作機械を使い、自分で作ったデジタルデータを、木材やアクリルなどのさまざまな素材から切り出して成形することができます。

要旨1.導入の考え方について

細目1.背景と目的について

Q 市長公約のデジタルファブリケーションによる「ものづくり環境」の整備について、市で導入の検討が必要なきっかけと目的を伺います。

A デジタルファブリケーションによるものづくりに取り組むきっかけにつきましては、平成29年度に開館した愛知県安城市の図書館への視察に行った際、3Dプリンターを活用した市民による「ものづくり」が行われているのを拝見し、図書館を核とした賑わいの創出に着目しておりました。
その後、令和2年2月に訪れたオーランド市のメルローズセンターでは、「本」を中心とした図書館機能に加え、映像機器などを使い、起業化に向けたクリエイティブな高度なスキルの習得に主眼が置かれていることに注目しました。
本市には図書館などの生涯学習施設は充実しており、また、鉄鋼団地をはじめ特色ある企業や人材も豊富です。こうした本市の特色ある資源を「ものづくり」をキーワードに結びつけ、年齢や世代を超えた人々の交流や個人レベルでの新たなものづくりを促進していくなかで、この浦安で新しい価値を創造していきたいと考えております。

細目2.今後の検討内容について

Q 現時点で、デジタルファブリケーションの活用をどのような方向で進めていくのか。

A デジタルファブリケーションは、新たなコミュニティの創出や学校教育、生涯学習、さらには産業振興など様々な分野において活用の可能性があると考えています。
そこで、近年のデジタルファブリケーションに関する様々な取組事例や本市の地域資源などの調査、研究を通して、本市に相応しいデジタルファブリケーションの活用のあり方について検討していく考えです。

Q 実行するために、どのようなパートナーとの連携を想定しているのか伺います。

A 国内には様々なデジタルファブリケーションに関する施設の事例があります。
たとえば、起業化支援を目的とした施設や市民利用を主体とした実験的な工房のような施設、あるいは図書館に併設し生涯学習を目的とした施設など、目的によって運営主体もその規模も様々あります。
また、いくつかの施設をヒヤリングしましたが、施設のコンセプトが非常に重要であると考えております。
そのため、本市にふさわしいデジタルファブリケーションの活用の方向性、コンセプトを見出していくことが今は重要であり、このコンセプトを具体化するなかで運用方法や運用主体などを検討していきたいと考えております。

Q デジタルファブリケーションを導入した場合の市の効果について伺います。

A デジタルファブリケーションの活用は、様々な効果を生み出す可能性があると考えます。
たとえば、「ものづくり」をキーワードとしてつながる新たなコミュニティの創出、またそこから派生するこれまでにない「ものづくりのイノベーション」など、この浦安おいて新たな価値を創造されることが考えられます。

件名2.文化芸術について
要旨1.大学との連携による文化芸術の推進について

細目1.経緯と目的について

→他の質問者に同様の趣旨で質問が行われたため、一般質問本番では割愛。同様の趣旨であり、その内容について掲載させていただきます。

Q 東京藝術大学と連携した文化芸術振興について(経緯と思い)

A 東京藝術大学との連携につきましては、浦安ビエンナーレ公募展の実施に向け、検討を進めるなか、複数の芸術系大学へ連携について打診しましたところ、東京藝術大学から前向きな回答をいただき、これまでに美術学部長の日比野克彦先生と何度か、お話させていただきました。
そのなかで、浦安のまちを舞台に、多くの分野にわたるSDGsの基本目標の実現に近づくために、「芸術」というフィルターを通して活用、展開していくことで、社会的課題を市民により身近な問題として感じてもらうための設えを設定できればと考えました。芸術は、市民生活に潤いを与え、まちの活性化や活力、そして市民のふるさと意識醸成にも繋がるものでもあります。
国内最高峰の芸術大学である東京藝術大学との連携は、本市にとって最良の機会であり、連携に向けた具体的な検討を進めてまいります。

細目2.他市の動向について

Q 東京藝大と他市が連携して、美術やデザインを生かしてまちづくりを行った事例はあるのでしょうか。

A 東京芸術大学と連携している自治体としては、キャンパスのある東京都台東区、足立区、神奈川県横浜市、茨城県取手市、キャンパスはありませんが山梨県北杜市等と連携事業を実施していると聞いております。
 その代表的なもののひとつに、藝大と市民と行政が共同で行う「取手アートプロジェクト」がありますが、食を通して様々な人が集い、創造や遊びの場となる「藝大食堂」や、若手アーティストの制作や発表の場を提供するとともに、地域住民とお祭りやマルシェを行う「高須ハウス」など、アーティストの活動支援や市民の芸術体験・創造活動の仕組みづくりを行いながら、アートを媒介に地域の活性化に取り組んでいます。

細目3.今後の検討内容について

Q 東京藝大とどのようなことを行うのか、現段階の検討内容をお示しください。

A 今後、美術学部長の日比野先生をはじめ、東京藝術大学の皆さんに市内視察などを行っていただき、浦安の特徴や課題などへの理解を深めていただきながら、SDGsの基本目標の実現に近づくため、本市の文化、教育、福祉などの分野における連携事業の具体的な内容について、検討、協議を進めてまいります。

Q 総合計画で示された浦安ビエンナーレ公募展と上手く連動できればいいと考えますが、この関係についてどのように考えているのか伺います。

A 総合計画に掲げる、浦安を舞台にアーティストが自己表現や創作発表を行い、市民が文化芸術に触れる機会となる「浦安ビエンナーレ公募展」については、文化芸術に精通する専門家の協力やアーティストの参加が不可欠です。
東京藝術大学との連携を進めていくなかで、ビエンナーレの開催について、検討していきたいと考えております。

件名3.子育て政策について

要旨1.コロナ禍での子育て情報のあり方について
細目1.保育施設情報について

Q 新型コロナウイルスの影響で、園内見学の中止や制限があり、いわゆる保活に対する支障があると聞きます。市としてはどのように認識をしているのか伺います。

A コロナ禍における市内保育施設の園内見学につきましては、感染防止の観点から、やむを得ず中止や人数制限などを設けている状況です。
そのため、保護者によっては、希望する園の十分な情報を得る機会が制限されるなどの影響が生じているものと認識しております。

Q 映像や画像の発信やオンラインを活用して保活に励む親御さんの支援を行っている自治体もありますが、市の現状を伺います。

A 保育施設の情報発信状況としまして、私立園においては、ホームページなどで情報提供をしている園もありますが、公立園については、実施していない状況です。
なお、市では、園での生活を知っていただけるよう、市内全認可保育園の保育理念や保育方針、行事予定などをまとめ、冊子にした「認可保育施設の概要」を、市役所や各公立園で配付して、情報提供をしているところです。

Q 保育施設情報の課題認識について聞きましたが、今後の市の取り組みについて伺います。

A 保育施設の情報提供の今後につきましては、市ホームページにおいて、現在、冊子で紹介している「認可保育施設の概要」を掲載したうえで、保育室や園庭などの写真や動画により各園の情報提供ができるよう、取り組んでまいります。

件名4.女性が働きやすい地域づくりについて
要旨1.本市の女性の労働環境について

細目1.本市の状況と考え方について

Q 本市における、労働力人口の人数とその女性の就業数と就業率について伺います

*労働力人口とは、労働に適する15歳以上の人口のうち、労働力調査期間である毎月末の一週間に、収入を伴う仕事に多少でも従事した「就業者」(休業者を含む)と、求職中であった「完全失業者」の合計を指します。言い換えると、15歳以上の人口から、通学者、家事従事者、病弱者、高齢などで生産活動に従事しないなどの非労働力人口を差し引いた人口です。

A 本市における労働力人口の人数についてですが、平成27年の国勢調査の結果によりますと、81,846人となっています。
また、女性の就業者数については、労働力人口のうち34,741人となっており、就業率は、42.4%となります。

Q 女性就業者のうち、市内市外でどの程度勤務しているのか数字を示してください

A 女性就業者の勤務地の状況について、平成27年の国勢調査結果では、女性就業者のうち、市内で就業している方の割合は、全体の47.0%、市外で就業している方の割合は48.7%となっております。
なお、女性就業者全体の4.4%の方については、従業地が不詳となっており、把握ができていないところです。

Q 女性が働きやすい地域づくりについて、市の考え方はいかがか

A 市では、男女共同参画社会の実現に向け「うらやす男女共同参画プラン」を策定しております。プランの重点課題として、「女性の活躍に向けた取組みの強化」を位置づけており、「ワーク・ライフ・バランスの推進」及び「あらゆる分野に参画する機会の確保」を施策の柱に据え、保育事業の充実をはじめ、事業者への普及・啓発、女性への就業支援や地域活動における男女共同参画の促進など施策事業を実施しております。
今後も継続して、本市の男女共同参画プランに基づき、だれもが個性と能力を発揮し活躍できるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

細目2.女性活躍推進法に基づく一般事業主の行動計画について
Q 事業所への学習機会の提供や女性活躍推進に関する情報発信及び、「えるぼし認定」「くるみん認定」制度の周知について、本市の取り組み状況について伺います

A 女性活躍推進に関する企業向けの情報発信や学習機会の提供にあっては、国が主体となりセミナーや講演会などを開催し進めているところです。
市におきましては、市内中小事業者における女性活躍推進の観点から、「一般事業主行動計画」の策定や各認定制度などについて、広報うらやすや市ホームページを通じ、情報発信を行っています。また、担当課及び商工会議所の窓口にパンフレットを配架するなどして、取り組み促進に向けた普及・啓発に努めているところです。
なお、市では男女共同参画や子育て支援などに模範的な事業者には、優良企業として表彰を行っています。

2021年06月28日
柳 毅一郎

 

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