浦安市の新型コロナウイルス感染症対策について(第3弾)

浦安市における新型コロナウイルス感染症に係る対策の第3弾が本日発表となりました。

第1弾、第2弾と合わせ、事業規模は市の単独分で約29億円となります。
なお、今回の財源については、財政調整基金(市の普通預金といったもの)により確保します。とのことでした。

自身としては、今回の予算については、新型コロナウイルスの第2波を念頭に置き、公衆衛生対策に力をいれた手堅い予算案と感じました。

新型コロナウイルスについて、第1波は外出自粛といった、今までに経験したことの無いやり方で制御しました。

緊急事態宣言があけて、新しい生活様式を住民の皆様にご協力いただくだけでは、今後の本市の公衆衛生上の対策として十分ではありません。
「新型コロナウイルスの対策の手を緩め再燃させない」ために行政としても、継続して公衆衛生に力を入れる必要があります。また無いことを願いますが、第2波が来た場合、後手にまわってしまいます。

今回の予算として特筆すべき点として、

感染者等子ども一時預かり事業(市単独)

避難所等における感染症対策(市単独)

宿泊療養施設関連事業(市単独)

PCR検査センターの設置(市単独)

医療従事者等退避宿泊支援補助金(市単独)

救急医療体制維持確保補助金(市単独)

(仮称)救急医療体制維持確保基金積立金(市単独)

といった事業があげられます。これらの施策は、繰り返しますが第2波を想定したものと考えられます。

勿論、第2波が杞憂(そう願います)であれば、それはそれで批判はあるかもしれません。その点については、事例として2009年の新型インフルエンザ(A/HINI)が発生した際の取り組みも参考になります。

新型インフルエンザ(A/HINI)対策を行った医師・行政関係者(国だけではなく都道府県レベルも)の報告書について読んでみましたが、当時もやり過ぎ批判(今回はないかも知れませんが)はあったとのことです。しかし、期間中の死亡者が米国で万単位であったところ、日本は200人弱だったとのことで、世界的な評価も極めて高かったそうです。(知りませんでしたが、今回と同じような結果になっています)

どこまでは楽観的でよく、どこまでは悲観的であるべきなのか結果論で検証はできますが、いずれにせよ現時点において、できる限り公衆衛生について対策を行う必要があります。またその際に第2波を念頭に置いた、情報発信・提供を適宜、適切に上手に行うことが本当に大事と思います。

以下は、予算案の詳細になります。

http://www.city.urayasu.lg.jp/fukushi/yobou/kansen/1028485/1029367.html

具体的な予算についてはこちらのPDFからご覧下さい。

事業の項目としては以下になります。

1.生活の支援

小・中学校給食費の無償化(市単独)

住居確保給付金支給事業(対象範囲の拡大)(国制度の活用)

2.感染症拡大予防に係る対策

認可外保育施設等の保育料の補助(市単独)

感染者等子ども一時預かり事業(市単独)

避難所等における感染症対策(市単独)

感染症対策用品の関係機関への配布

宿泊療養施設関連事業(市単独)

3.中小企業等への支援

中小企業資金融資事業(市単独)

4.医療関係機関への支援

PCR検査センターの設置(市単独)

医療従事者等退避宿泊支援補助金(市単独)

救急医療体制維持確保補助金(市単独)

(仮称)救急医療体制維持確保基金積立金(市単独)

5.感染症対策のための財源確保

特別給与の減額(市単独)

議員報酬の減額等(市単独)

2020年05月27日
柳 毅一郎

 

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