浦安市新総合計画について 会派20年度の街づくりの提案についてのご報告

現在、市では10年、20年後のまちの将来像や検討課題を記した「新総合計画」を策定しています。この新総合計画は市の最上位計画ですべての計画の基礎となり大変重要な意義をもちます。
 市議会としても特別委員会を設置し、新総合計画(基本構想・基本計画)に関する調査・検討を行いました。 特別委員会では、9月6日、12日、20日と3日間にわたり新総合計画の素案に対して、市長をはじめ関係部長との質疑や意見要望、それに対する答弁を介して、市当局の今後のまちづくりに対する想いや考えを聞かせていただきました。
これらの過程を踏まえて、議会として も10 月 1 日に議員間討議を行い、 10 年後、20 年後の市の姿を描きながら精力的に議論し、新総合計画に関わる要望を取りまとめました。  
その際、要望の効力を高めるため、市議会では、議員間討議の後、全議員が賛同した要望についてのみを議会要望として市長に提出することとしました。(各議員も議会全体としてではなく個別に市当局に要望を行っています)
今回、今泉浩一議員と結成した会派「20年後の街づくりの会」として、将来も安定したごみ処理体制を確立すべく、「ごみ焼却施設については、延命化だけでなく、将来に備えて建て替えに向けた取り組みを計画に記載していただくこと」を要望いたしました。この意見は全議員からご賛同をいただき市長に提出すべき意見となりました。議員の皆様におかれましてはご賛同いただけたことに感謝申し上げるとともに、浦安市としては記載されている事項に対して是非とも寛大なご配慮をいただきたいと思います。

建て替えに向けての取り組みを要望した理由について
 
浦安市のゴミ処理の中核を担う施設であるクリーンセンターは1995年の竣工から既に24年が経過している状況です。主要な設備の老朽化(焼却炉等の機械部分では耐用年数が約20年)が進行しており、今回は建て替えではなく、長寿命化を行う施設延命化整備事業(令和4年度からの工事着工予定)が現在すすめられています。自身としても200億円~300億円程度かかるとも言われる建て替えではなく、現在、市がすすめている施設の延命化といった方向性で異論はありません。しかし、将来的には、さすがに施設の老朽化に対する大規模改修等を続けることも限界がくることや、循環型社会形成のための新たな分別・処理方法等への対応が困難になることが予想され、新たなごみ処理施設の整備に向けて検討を進めていく必要があるのではないかと思います。安全面の他にも建て替えには財政的に多額の費用がかかることで全国自治体は予算不足に悩まされており、総合的に考える必要がある課題ではないかと思い要望させていただきました。 
今後は毎年度、長期的にコツコツとゴミ処理施設の建設費用、改修事業のための資金を積み立てるための基金を設置するなどがまず対応として考えられるのではないかと思います。 
ゴミ処理施設は公共施設の中でも極めて重要かつ必要不可欠な施設であり、スムーズに建て替えが出来るよう計画性をもった長期的な視点で考えて行く必要があります。

2019年10月07日
柳 毅一郎

 

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