令和元年6月議会一般質問まとめ④ とても大切なクリーンセンターの長寿命化について

クリーンセンター視察の際の一コマ

クリーンセンター視察の際の一コマ

 浦安市のゴミ処理施設であるクリーンセンターの主要な設備の老朽化が進行しており、大規模な改修・長寿命化が必要な時期が迫っています。浦安まちづくり3カ年計画においても、「ごみ処理施設について、経年劣化により増大する維持管理費を抑制しながら、今後も安定的かつ継続的にごみの適正処理が行えるよう、施設の延命化に取り組みます」とその事業計画の概要が記されています。我々の日常生活で欠くことが出来ないゴミ処理の中核を担う施設であるクリーンセンターのごみ処理施設延命化整備事業について、事業を行う背景や課題点について説明を願いました。
担当の環境部長より『一般的に鉄筋コンクリートの建物の寿命は約50年、また、焼却炉等の機械部分では約20年といわれています。本市のクリーンセンターは長期包括責任業務委託により、適切にメンテナンスを行っており、現在も問題なく稼動しておりますが、平成7年の竣工から既に24年が経過している状況です。他方、国からは建物の耐用年数が50年となっているにもかかわらず、プラントの性能劣化を理由に、まだ利用可能な建物も含め20年程度で、施設全体を廃止していることは、経済的観念から改善の余地が大きいとの見解が示されております。
本市としても、国の方針を踏まえて、将来にわたり安定したごみ処理を行うための方策として、施設の建替えではなく、設備改修による延命化を図る方針としたものです。
この事業につきましては、多額の費用が必要となることから、様々な財源を活用し、市の財政負担の縮減を図って参ります。』
との回答を得ました。

そして、整備計画にあたり、予算規模はどの程度か。また、国・県からの補助金についてはどのようなものか質問したところ『ごみ処理施設の延命化工事につきましては、現在のところ、概算で約86億円と見込んでいます。なお、この工事や計画にあたり、国の二酸化炭素排出抑制対策事業費交付金を活用して進めていく予定です。』との目安となる予算規模の数字を示しました。
 自身としても、※200億円~300億円程度かかると言われる立替えではなく、長寿命化における整備といった方向性で異論はありません。是非とも、市民生活に直結するゴミ処理問題に担当者を中心に是非とも、工夫を凝らし多様な財源確保を行い、最小の費用で最大の効果を生み出すべく業務に邁進してほしいと思います。なお施設の延命化につきましては、令和4年度からの工事着工を予定し、仮に全ての炉を更新した場合は、平成7年の竣工から50年間の稼働が可能になるものとのことです。

※焼却炉1トン当たりの新規建設費は7千万円~1億円が相場とのことです。浦安市のクリーンセンターの焼却炉は270トンなので、新規建設した場合、概ねこの位の金額がかかると推定。

2019年07月24日
柳 毅一郎

 

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