浦安の公共施設について
公共投資と言うと、なんだか無駄使いかといわれるかもしれませんが、ひとつ大きな問題があります。今回の市政報告にも書かせていただきましたが、それは既存の公共施設やインフラの更新投資です。
やはり、古くなった建物やインフラはなんとかしなければいけません。
減る予算の中で、どうやってこの投資金額を賄うかを考えねばならないと思います。3月11日の震災のニュースで、地震により九段会館のホールの天井が崩落したことは記憶に残っていると思います。
民主党政権で「コンクリートから人へ」というスローガンがありましたが、確かに物理的なモノを作る公共事業による経済効果より、直接現金給付した方が良い場合もありますので、一概にこの言葉を否定するわけではありませんが、コンクリートの質も考えねばなりません。
やはり古くなったものは、更新しなければと思います。しかし、すべて建て直すことは、財政上不可能なので、何とか大規模修繕等で費用を抑える形で行いたいものです。
また今後は、公共施設の費用対効果を考え、施設を必要なものと不要なものを仕分けていかなければなりません。特段、震災後財政状況が悪化することを踏まえると、浦安市でも議論を深めることが急がれます。
今度、視察に行く予定ですが、藤沢市では公共施設マネンジメント白書を作り、公共施設の費用分析を行い、今後どう経営していくかという方針を示しています。
藤沢市の公共施設マネンジメント白書に記述で藤沢市の公民館運営コスト(トータルコスト)が年間8.9億円に対し、公民館利用収入は0.3億円という記述があります。つまり、トータルコストの4%しか払っていないことになります。つまり利用料だけでは、全然賄えていません。
浦安市も公共施設の利用状況や運営費用等の数字情報の実態を把握し、公表して、そこから議論を進めることが重要になってくるのではないでしょうか。じゃないと議論ができません。
仮に、数字情報が無い状況で「公民館は必要か否か」の議論を行ったとすると、利用者は必要と言い、利用しない人は無関係と感じ反対も何もしないはずです。
しかし、有る程度、数字情報が提示されることで様相は変わってくるのではないでしょうか。これは何も公民館だけでなく、すべての公共施設を考える上で必要になってきます。
2011年07月21日
柳 毅一郎