小中学生のスマートフォンの利用について

 愛知県刈谷市の小中学校で4月から、子供のスマートフォン(高機能携帯電話)の夜間使用を制限する試みが始まっているそうです。

 自身もスマートフォンを利用しておりますが、便利でたしかに使いすぎてしまうという点は否めません。

 勉強をする時期にはルールや規制をかけたほうが良いです。
またスマホの光を見続けると、眠れなくなるそうです。夜更かしして学校で寝ているなどと言ったら本末転倒ですし、健康のためにも利用を制限したほうがメリットが大きいと思います。
 

(以下転載) 産経新聞の5月2日
スマホ夜間制限1カ月 親も子も歓迎「勉強時間増えた」「指導しやすい」

愛知県刈谷市の小中学校で4月から、子供のスマートフォン(高機能携帯電話)の夜間使用を制限する試みが始まって1カ月がたった。「勉強時間が増えた」「トラブルを防げる」。保護者や子供たちからは、生活改善につながったと歓迎する声が早くも上がっている。刈谷市には各地から問い合わせが相次いでおり、子供の過度なスマホ使用を防ごうという意識が全国的にも広がっているようだ。(篠原那美)

 ◆寝るまでやりとり

 「時間だから切るね」。刈谷市立中学3年の女子生徒(14)は午後9時を過ぎると、スマホの無料通話アプリ「LINE」(ライン)でメッセージのやりとりをしている友達にそう呼びかけて、電源を切る。

 ルールが周知された3月、女子生徒は両親と話し合い「4月から9時以降は使わない」と約束した。

 女子生徒は以前、寝るまでラインに没頭していたが、「今は予習復習をする時間が増えた」。別の中3の女子生徒(14)も「時間に構わず使うと相手に迷惑をかけるし、トラブルも起きやすい。いいルールだと思う」と語った。

 だが、全員がルールを守っているわけではないようだ。「朝起きたら100件以上、メッセージが入っていることもある。メンバーが20人くらいいるグループでやりとりが盛り上がると、すぐに100件、200件になる」と、冒頭の女子生徒は打ち明ける。

 ◆保護者の自覚促す

 刈谷市で4月から始まったルールは、(1)必要のない携帯電話やスマホを子供に持たせない(2)契約時には親子で約束を結び、有害サイトの閲覧を制限する「フィルタリングサービス」を受ける(3)午後9時以降は親が預かる-という内容だ。

 市教委や学校がトップダウンで決めたのではなく、刈谷市内の小中高校、警察署などでつくる「刈谷市児童生徒愛護会」が発案し、PTAと学校の連名で、保護者に協力を呼びかけた。

 市教委関係者によれば、市内の中学校では以前、ラインで知り合った大人を頼りに家出をしたり、生徒同士で裸の画像を送り合ったりするなど、犯罪につながりかねない事態も起きていたという。

 ルール作りに関わった市立雁(かり)が音(ね)中学校の大橋普支俊(ふしとし)校長は「最大の問題は、子供がスマホで何をしているのかを把握していない保護者が多いことだ」と指摘する。

 保護者にとっても、スマホ制限は“渡りに船”のようだ。中1の娘(12)がいる同市の自営業の男性(40)は「地域共通のルールがあれば、親が子供に指導する際、大義名分になる」と話す。

 ◆他自治体から注目

 内閣府の調査によると、スマホを所持する中学生は平成23年度は5・4%だったが、24年度は25・3%、25年度は49・6%と爆発的に増加。高校生は83・4%、小学生でも16・3%が所有している。

 こうした中、刈谷市の取り組みに全国の自治体が注目。同市教委によると、広島県廿日市(はつかいち)市や岐阜県可児(かに)市、茨城県など5つの自治体から、保護者への要請方法などについて問い合わせが寄せられた。愛知県碧南(へきなん)市では6月以降、PTAなどが刈谷市と同じルールを作り、保護者に呼びかけるとしている。

 携帯電話の子供への影響を調査しているNPO法人「青少年メディア研究協会」の下田太一理事長(35)は「地域と学校、家庭が連携したルール作りは評価できる。課題は、全員に浸透するかどうかだ。ルールを守れない子供の家庭状況を把握するなど地域が根本的な問題解決に乗り出すことも必要」と話している。

2014年05月05日
柳 毅一郎

 

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