日本国内で成功例と言われるオーストラリアの移民政策について。 訝しい。
オーストラリアの移民政策を考えると、こういってはなんだが、現在の女性の社会進出とともに必要とされる?!日本人の家事労働を代替する移民政策は、羊頭を掲げて狗肉を売るといったものに見えてならない。某大学教授が教え子の働きたい女性が言った言葉をうのみにしていると言わざるを得ないことが、国家プロジェクトとして本当に俎上にのぼっている。
その教授は見かけ上はオーストラリアの移民政策の成功例で宣伝し、中身はEU諸国で大失敗した単純労働の移民政策を実行しようとしているのではないか。またそもそもその教授はオーストラリアと日本を同じ島国と並列して考えているが、安全保障環境や移民についての考え方が歴史的にまったく違う。なんだかんだいまだ日本は侵略されていない国で、移民の歴史が無い国なのだから。
それゆえ私は、しつこいがオーストラリアの移民政策を安易に成功例と見る向きの移民論者の話は、気を付けて聞いた方が良いのではないかと付言しておきたい。こじつけ理由つけた経済学の我田引水じゃないでしょうか?
また、「「移民」という言葉だといろいろイメージするものがあるので、「経済成長に必要な人材確保と人材交流については、官房長官の下で長期の議論をする場所を作ってほしい」」との竹中某氏(某教授の名前を言ってしまった)の言葉も注意して置かねばならない、「移民」ということばを使わないだけで、実質的には「移民」同様の扱いをする様なケースが想定されるからだ。
2014年06月13日
柳 毅一郎