受験生の皆様へ

センター試験も終わり最後の追い込みをかけているところでしょう。勉強は裏切りませんので頑張ってくださいということが私の結論です。勉強とは「強いて、勉めること」ということばが語源です。言い換えるなら、嫌なんだけど、やりなさい、ということです。しかしいやいやでもやっているときっと道は開けるはずです。いつか楽しくなってきます。そして私もいまだ勉強の過程です。
 苦学の人、高木惣吉という方を紹介したいと思います。彼は帝国海軍の軍人でした。家庭の事情か、高等小学校を卒業したものの中学へ進学できず、ある出版社の通信教育で優秀な成績を取ったら米国留学できると言うので、頑張って通信教育をやり優秀な成績をとり、合格。上京して出版社に出向いたが、それは誇大広告で米国留学は嘘だったそうです。それで夢がしぼんで、郷里で中学の数学教師にでもなろうかと思っていました。だが、縁があって東京天文台長の森村寿博士の書生になり、ちょうどその頃、この森村博士の母堂が、学資を要せず、立派な教育を授かり、実力次第で立身出世できる軍人への道を高木に奨めました。その後、彼は海軍大学校を首席で卒業されました。
 
 その後、情報将校としてさまざまな勉強会を主催します。

 思想懇談会
安倍能成(第一高等学校長、のち文部大臣)、冨塚清、服部静夫、藤田嗣雄、和辻哲郎(東京帝国大学教授)、岸田国士(劇作家)、関口 泰(朝日新聞社)、仁科芳雄(理化学研究所)、木下杢太郎(作家)、幹事 谷川徹三(法政大学教授、のち総長)

  外交懇談会
伊藤正徳(時事新報)、稲畑勝治(外交評論家)、神川彦松、高木八尺(東京帝国大学教授)、田村幸策(中央大学教授)、松下正寿(立教大学教授)、鶴見祐輔(著述評論家)、 幹事 三枝茂智(明治大学教授)

 政治懇談会
岸本誠二郎(京都帝国大学教授)、佐々弘雄、緒方竹虎、田中慎次郎(朝日新聞社)、杉原荒太(外務省、のち防衛庁長官)、湯川盛夫(外務省、駐英大使)、田中二郎(東京帝国大学助教授)、細川護貞(近衛文麿秘書)、幹事 矢部貞治(東京帝国大学教授)

  総合研究会
板垣与一(東京商科大学)、大河内一男(東京帝国大学助教授)、三枝茂智、高山岩男(京都帝国大学教授)、谷川徹三、武村忠雄、永田清(慶應義塾大学教授)、矢部貞治(東京帝国大学教授)、松下正寿、幹事なし

 経済研究会
板垣与一、大河内一男、武村忠雄、松下正寿、永田 清
太平洋研究会
松下英麿、畑中繁雄(中央公論社)、大森直道(改造社)、加田哲二、平野義太郎等

 戦時生産研究会
松前重義(逓信省工務局長)が主宰し各省中堅事務当局者
 
 対米研究会
都留重人(経済学者)、野田岩次郎(実業家)、松下正寿

法律政策研究会
田中耕太郎、石井照久(東京帝国大学教授)、田中二郎

 京都学派
高山岩男、高坂正顕、西田幾太郎、田辺元、西谷啓治(京都帝国大学教授)

  嘱託
天川 勇(慶應義塾大学)、江沢謙治、溜島武雄、田中精一、谷口良彦、中山伊知郎(東京商科大学)、大熊信行(高岡高等商業学校)、大患代夫、加田哲二(慶應義塾大学)、清水澄(東京帝国大学)、清水幾太郎、杉村章三郎(京都帝国大学)、高木友三郎(明治大学)、本位田祥男、穂積重遠、蝋山政道(東京帝国大学)
  海軍省顧問
井上庚二郎、岡田文秀、竹内可吉、藤原銀次郎、藤山愛一郎、松江春次、山崎巌、東竜太郎、湯川盛夫

これだけの方たちと渡り合うだけの知識はすごいものです。さすが情報将校です。
何が言いたいかというと簡単に言うと、高木惣吉も頑張って勉強したということです。だから意思があるなら頑張ってくださいということです。

 しつこいですが、勉強をする意思さえあれば道は開けてくるのではないかと思います。今も思い出されるのは、母校、早稲田大学で知り合った方も少ないですが逆境に負けず入学してきた者もいました。予備校関係者には迷惑な存在ですが、お金が無いので予備校にもぐりこみ、テキストを忘れたと嘘をつき、休み時間、となりの受講生に貸してといい、すべてコピーを取ってタダで受講し受験に備えたそうです(誤解なきようこのようなやり方をすすめるわけではありません。要はそのくらいのハングリーさを持たなければならないという例です)。また参考書を買うお金が無いので本屋で参考書を立って読んで勉強していたそうです。そういう人もいるのです。私はその意味で受験時代ずいぶんと親に甘えていた気がします。両親に申し訳ありません。

2013年01月27日
柳 毅一郎

 

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